○久しぶりに県公連を訪ねる
かつて若い頃、双海町教育委員会に勤務して社会教育、とりわけ公民館活動に情熱を燃やしていた頃は、県公連(愛媛県公民館連合会の略称)なしに仕事ができないと思うほど夜も昼も県公連と深くかかわって生きていました。社会教育13年の勤務ん中で、6年間も県公連主事部会の会長としてその運営に当たっていたのです。その頃の県公連は最も華やいだ時期で、22郡市、条例設置公民館366館が加入するピラミッド型の強力な組織を持っていましたので、東の静岡、西の愛媛といわれるような活発な活動を展開していたのです。
しかしその組織も平成の大合併で市町村の数が70から20に激減し様相は一変、時代を反映してか公民館への市町村行政の反応は鈍く、職員も移動サイクルが速くなり、残念ながら昔のような勢いが感じられなくなってしまいました。それでも私h県公連を自分を育ててくれた恩人だと今も思っていて、公民館を去った今もOBで作る公友会のメンバーとして、また県公連専門委員として深く関わっているのです。
昨日は県公連の事務局がある生涯学習センターへ個展を見に行ったので、ついでに立ち寄りました。森局長さんは会議に出ていてあいにく留守でしたが、顔馴染みの下村女史がいて笑顔で対応してくれました。
実は県公連へ立ち寄ったのはもうひとつ理由がありました全公連(全国公民館連合会)が毎月発行している「月刊公民館」の8月号に私の書いた原稿が巻頭言「とびら」に載っているのです。8月に入って全国の公民館に携わる方々や月刊公民館の愛読者から感想を綴ったメールやお便りや電話をいただいていましたが、どういう訳か書いた本人には掲載紙が未だに届かず、どんな原稿を書いたのかさえも忘れてしまっているのです。
下村さんにそのことを話すと、有難いことに「県公連には毎月2冊づつ送られてくるので一冊差し上げましょう」といただきました。
私が在職中のようなモノクロではなく表紙はカラーのイラストでした。8月号にふさわしく朝顔のイラストです。残念ながらもう時期は逸していますが、それでも夏の名残りを思い出すこの時期だけに嬉しい贈り物となりました。早速ページをめくると、見慣れた私のイラストと書いた覚えのある文章が出てきました。
文章の締めくくりは今年の11月13日から愛媛県宇和島市を主会場に開催される「地域づくり団体全国研修交流大会」で、公民館と地域との関係を追い直す絶好の機会ととらえたいと訴えていました。私はその大会の実行委員長なのです。私が配ったPR用の名刺をもらった方は是非愛媛へ、そして真珠のふるさと宇和島伊達の城下町へお越しください。
下村さんはこのこの記事を読んで、同じフロアーで仕事をしている東野さんを誘いお二人で分科会に参加すべく申し込んでくれたというのです。せっかくだからと前夜祭や全体会への参加を熱心に働きかけ、二人をゲットすることに成功しました。私は早速大会事務局の谷本さんに電話を入れ申込みの変更を依頼しました。
(左が東野さん、右は下村さんです。こんな素敵なお二人が参加するのです。参加者の皆さん楽しみにして愛媛へお越しください)
それにしても若い女性たちと話していると心が浮き浮きします。その分年齢格差を思うのですが、それでも楽しいおしゃべりをして充実したひと時を過ごしました。
「雑誌載る 見たよ読んだよ いうけれど 手元届かず 何を書いたか」
「念願の 雑誌一冊 貰い受け 雨に濡らさず 小走り車」
「お二人の 若い女性と お喋りを 心浮き浮き 今日は男時(おどき)」
「公民館 去りし今なお 気になって 恩人ゆえに 後押し誓う」