○静寂の夕食
今日の昼過ぎまで子供たちとその家族が年末年始を挟んでやって来て、かなり賑やかなわが家でしたが、まるで潮が引いたように帰って行って、今宵は久しぶりに妻と二人だけで静かな夕食を食べました。一昨日までは魚派、昨日からは肉派と分かれていたため、魚派の私にとっては有り難い年末年始の食卓でしたが、昨日からは肉料理でへきへきしていただけに、今晩は正月料理の残り物を、まるで厨房のまかない料理のような形で食べました。しかし毎日肉や魚を食べていたせいかシンプルで美味しく感じるのですから不思議なものです。
今晩の食卓は昼で帰る娘たち家族のために水炊きでした。夜はそのたんと出汁の出たスープで雑炊を作り食べましたがこれがまた絶品で、妻の作った手づくりの餃子と共に、今までにないご馳走でした。
妻も少々お疲れモードです。寝食を共にするということは布団の用意、掃除、食事の用意などなど、全て妻の背中に思い負担となるのですから大変なことだとしみじみ思いました。
二人で食事をしながら長男夫婦との同居のことが話題になりました。長男夫婦はいずれ我が家で同居する事を原に決めているようで、今年の正月休みには、二世代住宅としてどう何処を改造するか二人で話し合いました。長男の嫁もその気でいるらしくいよいよ時間の問題のようです。ただ同居となると妻の負担はそれ以上に大きく、手放しで喜べない部分もあるのです。祖母・母・父とこれまでも今も3人の老後を支えてきた妻に、これ以上の気苦労はさせたくないし、また長男の嫁にも気苦労はさせたくないのです。
孫を巻き込んでどうわが家の経営委譲するか、ここが思案のしどころです。幸い息子嫁も気立ての良い子で安心はしているのですが、毎日の暮しとなるとまt波風も立つものです。「親子はスープの冷めない距離」がいいと言われてきましたが、さてさて新たな出来事だけに、お互いが納得行く形で決着させたいものです。