○オリジナルハガキ
一日三枚のハガキを書いて20年余りが経ちました。ハガキは官製ハガキから年賀状の残ったものまで色々使っていますが、これまで出したハガキの中で圧倒的に多いのは夕日をあしらった絵葉書でした。しかし役場でPR用に作っていた夕日の絵葉書も、役場を辞めてからはそうそう使うことも出来ず、加えて合併して予算が削られ今は印刷費もないようなので、私は思いきって2年前から自分のパソコンでハガキに半分に写真を入れた写真ハガキを製作し、愛用するようになりました。人間牧場の写真、夕日の写真など季節の話題をデジカメで撮影した数々のファイルの中から取り出し、見よう見まねで作っています。台紙のハガキは東京に行った折必ずといってよい位ヨドバシカメラのパソコン材料売り場を覗いて大量にまとめ買いして帰るのです。一度に1000枚単位で買うのにもう残りが少なくなり、今日から岩手県一ノ関へ行くので、途中の帰路仕入れて帰りたいと思っています。
(ロケ風呂に入浴している次男一生と孫朋樹の写真をあしらったハガキ)
最近よく使う写真は水平線の家での諸行事や人間牧場で子どもたちとやっているおもしろ教室の写真、それに今年の夏の暑中見舞いに採用したロケーション五右衛門風呂の入浴シーンなどですが、特に息子と孫が入浴している写真は好評で、沢山の方々から「涼しい話題だ」とか、「ロケーション風呂に入浴してみた」などと返信のお便りを頂きました。
また双海町の海に沈む自称日本一と自慢している夕日の写真も沢山送りました。私のパソコンフォトファイルにはこの2年間で様々な写真が集められ、使われないままパソコンのお蔵の中に眠っています。「いずれ暇でも出来たら」なんて軽い考えでいたため溜りに溜っていくのです。佐賀関の渡辺又計さんのような達人まではいかなくてもせめて自分流の処理の方法を見つけて要らなくなった物は捨てる覚悟で整理したいと思っています。
今月採用した私の絵葉書に載せた写真は子どもたちが5月に人間牧場の農場で芋植え作業をしたものを使っています。急峻な狭い芋畑なのに写真ではかなりいい具合に写っていますし、イノシシ対策に考案した網囲いや空き缶おどしもちゃんと表現できていいアングルです。
一日3枚のハガキですが毎日となると馬鹿にならない情報発信能力を発揮します。私が書いたハガキが友人に届き、その友人がその友人に見せて、交流の輪へと発展していますし、芋収穫やイノシシ撃退法などののアイディアが返信で続々届いています。たかが1枚50円のハガキですがされど一枚のハガキなのです。情報発信はこのようにこまめな作業の積み重ねだと、夕日をスターダムに押し上げた陰の功労者としてハガキと名刺の話をいつもしているのです。
(まるでブロマイドのような息子の嫁のロケ風呂での写真をあしらったハガキ)
さて明日から9月です。9月は何といっても双海町の自慢の夕日です。明日は恒例の夕焼けプラットホームコンサートが開かれます。私は岩手県へ出張する予定が一日早まったため残念ながら参加することが出来ません。自分がいないので仲間から既にブーイングが届いています。でも仕方がないこととして、担当している大谷さんの健闘を祈りたいと思っています。みなさん夕焼けプラットホームコンサートにお越しください。
「オリジナル ハガキ作って 日々に出す お陰で楽し 楽しみ増えて」
「息子孫 風呂に入った 写真入 暑中見舞いの 涼しさ送る」
「五十円 切手を貼って 投函す 明日は全国 旅から旅へ」
「何気なく 撮ったつもりが ブロマイド ランプに映えて 嫁はスターだ」