○三人一車天草の旅・ルポ③
食う・寝る・遊ぶは旅の三条件だといわれていますが、私たち大人から見れば何気ない旅先での出来事でも、子どもたちにとっては視点が違うのか大きな発見や驚きがあるようです。例えば旅馴れている私などはホテルに泊まることなど当たり前なのですが、孫にとってはホテルに泊まることそのものが非日常なので嬉しくて大はしゃぎでしたし、特に生きた動物と触れ合うことなど、動物園に行かない限り余りないので、講演会場となったホテルアレグリア天草の側にある天草イルカワールドなどは嬉しくて仕方がない様子でした。
ミニ水族館の入口にあるペンギン親子の像にすり寄って写真をせがむ姿はまるで自分がペンギンの子どもになったような錯覚さえしているようでした。
入場料のほかに300円出せばスナメリに餌をやったり握手をしたりする体験が出来るのですが、臆病な孫でさえ好奇心丸出しで挑戦していました。インストラクターの巧みな話術ですっかり打ち解け、言われるままにスナメリとのスキンシップが出来て感動の面持ちでした。
また、インストラクターの意のままに曲芸をするイルカショーも圧巻で、シーズンオフとあって私たち以外に観客も1組だけで、サービス独り占めって感じで楽しい一日となりました。
これは余談で天草とは関係ありませんが、帰りに孫へのサービスとして大分市高崎山の猿を見学に行きました。心配された雨もどうにか持って、穏やかな日和の中を猿見学をしました。
別大マラソンでお馴染みの交通量の多い国道をまたぐように高崎山までは長い陸橋が架かっており、すっかりリラックスした孫は橋の上でウルトラマンに変身したり、欄干に取り付けられた猿のモニュメントを真似て悪ふざけしたりしていましたが、さすがに高崎山へ一歩足を踏み入れると猿の大群にたじろいた様子で固まって声も出ないようでした。
運良く午後の餌やりの時間と出くわし、リヤカーに積んでばら撒くサツマイモを奪いあって取り合う弱肉強食の凄まじい姿に圧倒されてしまいました。
今度の旅行で私たち夫婦と孫の三人で撮った唯一の写真です。孫の嬉しそうな顔より私たち夫婦の方がもっと嬉しそうです。
「爺婆に 孫が同行 三人旅 目尻下げたる 幸せ者よ」
「手なずけて お客サービス するイルカ 拍手と餌が 何より大好き」
「お客なく イルカも芸当 せいがない 数人分まで 大きな拍手」
「猿の糞 踏んで運付く 運の尽き 妻の足跡 去る者追わず」
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孫は本当に可愛い(^O^)ものですよね、
ホテルに泊まり、私達にとっては何のことはないんだけれど、はしゃいでいます、子供は子供なりの楽しさがあると思います。・・・・・('-^*)/