○覚え易い数字
私は余り数字に強くないタイプなののでしょうか、人の電話番号も車の番号も、自分の携帯電話の番号も自分の車のナンバーも未だに直ぐは出てきません。そこへいくとわが妻は実によく覚えていて、昨日も「○○さんから電話が入っていましたよ。電話番号は○○です。直ぐにかけてください」と覚えている番号をすらすらと言うのです。驚き桃の木といったところでしょうか。「人間は何か取り得があるもの」と褒めると、「その褒め方は余り嬉しくない」ととがめられました。妻曰く「あなたは人の名前をおぼえるのが得意、私にはとともとても真似ができません。人間には何か取り得ああるものです」とその褒め方が悪いと私を咎めておきながら、口の渇かないうちにこんな言葉を返されました。まあ担ったら一貫、夫婦足して2で割ったら丁度いい夫婦ってところでしょうか。
しかし、私のような数字を覚えられない人間でも、最近のように車のナンバープレートを語呂合わせで取っている車などはよく覚えることができます。役所のTさんは6666なんて数字を使ってますし、2525は私の息子の番号です。自分の車の番号も覚えずに、人の車の番号を覚えているのですからおかしな話です。
先日高知へ行って面白い話を聞きました。日本には3が何と12個も並ぶ緯度経度の地点があるというのです。東経133度33分33秒、北緯33度33分33秒という地点が高知市を流れる江の口川の河口付近に実在します。同じ数字が12個も並ぶ地点は日本でここだけだそうです。そこで思いつくのは村おこしやまちづくり、この奇妙な数字にあやかって高知ロータリークラブが南岸にモニュメントを建て、「地球33番地宣言」をしたそうですが、当時はテレビもそんなに普及していなかった昭和37年頃のことだったので有名にはならずに経過しました。その後高知市が平成3年に「地球33番地フェスティバルを3月3日に333万円の予算で333匹の鯉を地元小学校3年3組の33人の児童で放流するというユニークなイベントをやりました。
あやかりもここまで徹底するとマスコミが飛びつきますが、じゃあその経済効果はとなると疑問符がつくのです。いくらいいアイディアでも投資効果や地域への定着がなければ川に捨てるようなものです。もう一度その辺を考えて平成33年に向けて考えてみては如何でしょうか。愛媛県から高知県へ伸びる国道はご存知33号線です。高知は晴れの国燦燦と降り注ぐ太陽もサンサン(33)と呼べますし、3を九つ並べればサンキューともいいます。サン(3)フルーツだって、珊(3)瑚だって、3月3日生まれだって何だって3は縁起のよい数字ですから探せばゴロゴロ、面白いですね。
「携帯も車も番号覚えない数字に弱い俺の欠点」
「3言われ3のつく事思い出すここから始まる謎解き問答」
「世の中は面白楽しいことがある思い出しつつ思わずウフフ」
「うとうととしつつパソコン打ってたら同じ数字が画面いっぱい」