shin-1さんの日記

  ○新しい話の聞かせ方の勧め

  昨晩私は面白い講演の形式を発見しました。発見といえば仰々しいのですが、聴衆を前に司会者が講演をする私にコメントを投げかけ私がショートな話を小刻みに答えて行くという方法です。話が多少途切れる恨みもありますが中々どうして、とてもいい雰囲気で、時間こそ1時間弱と短かったものの聞く側にとってはとても新鮮で、参加した人の反応は上々だったようです。

 私のように鈍感な人間でも長年人を集めたり集会に参加していると、会場の雰囲気で「ああ今日の会合は反応がよくよかったなあ」なんて感じたり、「きょうはちょっと」と反省したりできるようになっています。今日の質問形式講演会は大成功の部類でしょう。

 私は昔からレジメを用意することや、事前に打ち合わせすること、さらにはリハーサルすることが大の苦手です。ですからテレビ番組出演のように時間を決めて同じことを二度繰り返すようなものは苦手中の苦手なのです。昨日は安藤さんという素敵なプロデュースする人がいて、シナリオはしっかりしていました。しかし事前の打ち合わせも雑談的雰囲気で、これまた才覚のある亀岡さんというベテラン女性が進行役として私に質問してくるのですが、始めてのチームとは思えないような絶妙なコンビぶりで、参加者から賞賛の声が上がっていました。そして白方さんという男性が会場の雰囲気を側でじっと観察し、参加者にアンケートをとる念の入れようです。ここまで完璧なチームワークはやはりキャップという会社の洗練された社員教育の賜物ではないかと、兜を脱ぎました。

 ひょんなことからこの会社の宮内社長さんと知り合い、ひょんなことで今日のお座敷と相成りましたが、女性中心の会社の目配り気配りの細やかさを改めて感じたのです。その後の食談にも参加させてもらい「上客は来ず、中客は日帰り、三日泊まりの下下の下の客」を実践するため、所用を理由にさっと引き上げてきました。 私は人が好きですから人に恵まれます。安藤さん、亀岡さん、白方さんというかけがえのない人に会ってまた新しくも深いご縁をいただきました。まさに「人は人によりて人となる」一日でした。

 でもこの手法は誰でも何処でもという風には行かないことを付け加えておきます。なぜなら演壇に立つ講演者が質問に的確に答えるだけの幾つもの引き出しを持ち、引き出しからいいネタを提供するだけの技量がなければなりません。私がその引き出しと技量があるとは思いませんが、たまたま安藤さんと亀岡さんがいい引き出しを気付かせてくれました。また誘導する亀岡さんの声のよさとマイクの使い方、そして何よりも的確な質問があったからこそのなせる技だったようです。

  「ディナーショーやっているよな講演で楽し語らいあっという間に」

  「女性しかできない仕事に感服し強くなったと靴下思う」

  「今がある前の努力が生きてますこれも格差というのでしょうか」

  「顔悪いせめて振る舞い格好よく生きてみたいと惜しまれるよに」 

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“shin-1さんの日記” への1件の返信

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    昨日ご一緒させていただきました亀岡です。shinー1さんの日記に書いていただき光栄、恐縮、感謝です。昨日は、私にとりましても新しい発見でした。本当にディナーショーのようなトークショーだったと思います。これも若松さんがお持ちの、実体験に裏付けられたたくさんの引き出しと技量の賜物です。私がどんな質問を投げかけてもきちんと受け止めてくださり、着地点は決してぶれることなく見事に決まりました。ユーモアもたっぷりの魅力溢れるお話に引き込まれ、進行役という立場を忘れてしまいそうでした。終わった後も楽しく清清しく、心の中に暖かい春の風が吹いたような余韻がいつまでも残っていました。またいつかコラボレーションできる日が巡ってことを願っております。昨日は乾杯してもお互いに飲めませんでしたが、もう一度、「すてきな出会いに乾杯!」ありがとうございました。

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