shin-1さんの日記

○新車購入

 先日三秋峠で突然エンストして大騒動となった妻の愛車が、車屋さんの見立てによるとどうも寿命だそうで、私の愛車一台では、家の仕事もままならぬことから、思い切って新車を購入する事になりました。寿命となった車は車屋さんをしていて二年前に廃業した姉の家からタダで貰ったものなので諦めもつきやすいのですが、年金暮らしの妻の財布からは少々出費がかさむようで、夫婦でどうしようかと思い悩んでの決断でした。

 今回買ったのはトラックです。元々わが家には農作業用に軽四トラックがありましたが、母の死後農業が出来なくなり、軽四乗用車にした経緯がありましたが私のわがままで始めた人間牧場用としてトラックが必要なためのモデルチェンジです。トラックは人間牧場に通じる急な坂道にも耐えられるようにお金は少々高いのですがワンランクアップの4WDです。妻は昔軽四トラックを運転した経験があるしミッションギアーでも大丈夫ということで、カーラジオつき冷房なしのシンプルで極力安いモデルを選びました。

 妻は何故か車を買う時は大安か先勝を選んで買います。そこまで気にする必要はないというのですが、子どもの車も全て御幣を担いで大安吉日を選んで買いました。そのためでしょうか子どもたちも私も妻も大した交通事故に会うこともなかったのですから、大蔵大臣の言うことは聞かなければならないのです。

 7月9日の大安に新車が到着しました。あいにく私は留守でしたので妻が受け取りましたが、嬉しいのか妻は早速乗り回しているようです。

 今日は日曜日で予定された仕事が台風で中止になったため、トラックで人間牧場へ見回りも兼ねて行きました。台風が通過して吹き戻しの北西の風がかなり強く吹いていましたが、人間牧場は災害もなかったようで一安心です。台風や梅雨の降雨で草丈も勢いよく伸びていたので草刈機を回して水平線の家の周辺やツリーハウス周辺の草を刈りました。帽子が吹き飛ばされるほどの強い風でしたが、その分暑くもなく蚊も出ず快適な草刈日和となり作業はお陰ではかどりました。自宅敷地内に設置している貯水槽の清掃をしていたため遅い出発となったため、弁当を持参する事を忘れ、腹が減ったので時計を見たら何と午後3時でした。昼ごはんも食べず熱中して草刈をしていたので、妻からまた小言のご注意を言われそうでしたが、妻は所用で外出しておりトラックをしまって何食わぬ顔です。

 それにしても近頃の軽四トラックは4WDへの切り替えが、ボタン一つで操作が出来るゆ改良されており驚きました。これだと私も妻も十分使いこなせるメカ装備なのです。新車なので汚したら悪いと思い何にも積まずに走りましたがエンジンの音も軽やかで、「妻と畳と車は新しい方がいい」といったら、妻が「妻は余分」と渋い顔をされました。人間の寿命はたかだか80年です。この車を10年乗るとしたら次の軽四トラックの購入はありえずもうこれが私の寿命では最後の買い物になるかもしれないと思うと、首相寂しい気もしますが、まあ大事に使いたいものです。

  「エンストの 代償新車に 変身し 妻さっそうと 風きり走る」

  「坂道も 四輪駆動で らーく楽 十万高い 値打ちはあるね」

  「年金の 身には少々 高いかも それでも十年 安い買い物」

  「台風が 去った牧場 爽やかな 風が吹きぬけ 仕事はかどる」  

 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○忘れかけていた当選番号

 昨日は高知県春野町での研修会が台風の影響で中止となり、久しぶりに一日中わが家の書斎で窓越しに絶え間なく降る雨を見ながら過ごしました。本を読んだり、ハガキを書いたり、締め切りの迫った舞たうんの原稿を書いたり、段ボール箱に溜った書類を整理したり、身の回りの整理整頓が少し出来て次へのステップアップが出来たようです。

 先日所用で近くの郵便局へ行ったら、郵便局のカウンターに年賀状の当選番号を書いたチラシが無造作に置かれていました。手にとって読んで見ると当選の引き換えは7月17日となっているのです。「えっ」と思いながらそのチラシをいただいて慌てて帰りましたが、残念ながらこの週間は日程が積んでいて調べる暇がなく、忘れないようにと書棚のガラス戸にその当選番号チラシをセロテープで貼り付けておきました。昨日何気なくそのチラシが目に付いたものですから、書棚にうず高く積まれた今年の年賀状を取り出して当選番号を調べてみました。最初は一枚一枚裏表を読んだりして相手の顔を思い出していましたが、そのうち番号だけに目が行くようになって約800枚の年賀状を片っ端から調べて見ました。結果的には残念ながら一等や二等などの当選はありませんでしたが、三等の切手シートが20枚ほど当たっていました。何年か前まで切手収集を趣味にしていた私にとって、一等や二等の当選番号より三等の切手シートの方がはるかに価値が高く嬉しい当選でした。

 昨日は郵便局の窓口もお休みでシャッターを下ろしていましたが、役場との間の通用門から顔を確認のうえ入れてもらい、顔見知りの局員さんに当選した郵便葉書を手渡しました。局員さんは時ならぬ時期の年賀状の話に最初は戸惑っておりましたが、三連休のこともあって締め切りが7月17日火曜日なのでしっかりと受け付けてくれました。役場も合併して支所となり郵便局も民営化すると、「こんな田舎らしいやり取りはなくなるのかなあ」と思いつつ、いつもながらの丁寧な対応に頭を下げながら郵便局を後にしました。

 私が郵便局へ行った留守に入れ替わりで、別の郵便局員さんが郵便物を届けてくれていましたが、驚いたことにその中に今年の年賀状を使った郵便物が入っておりました。読んでみると先日講演でお邪魔した熊本県あさぎり町の方からのお便りでした。何でも私の講演を聞かれた妹さんが「一日三枚ハガキを書いたら人生が楽しくなると言っていた」という話をこの方に話したそうです。この方は早速郵便番号簿で私の町の存在を調べて一枚のハガキ執筆となったのだそうです。当事者ならいざ知らず話を聞いた方から話を又聞きしてハガキをいただいた律儀者の存在に感動し、私は早速ハガキを書いたのです。ハガキを書きポストに投函して帰ってから、何気なく郵便局で貰った当選番号チラシを見ていたら、何とこれが切手シートの当選番号ではありませんか。驚いた驚いた、ハズレ腰で得た当選番号は、まるでサマージャンボ宝くじにでも当たったような嬉しさなのです。(サマージャンボ宝くじに当たったようなと表現しましたが、実は私はこれまで一度も宝くじなどを買ったことがないのです)

 私も妻もいたって平凡な人生でしょうか。妻がせっせと毎年買い求める宝くじも最高一万円、私に来る毎年800枚程度の年賀状も最高はレターセット、氏神様の福まきも亀の子たわしやティシュペーパー程度です。濡れ手に粟の大金が転がり込むことのなかった人生を振り返ると、だから幸せだったのかなあとも思います。でも二日後に締め切りの迫ったこの時期に切手シートが転がり込んだのですから、最高にハッピーな一日だったと思っています。

 人生色々なことがあります。泣いたり笑ったり喜んだりと、ささやかながらの日々に一喜一憂しながら老いという坂道を歩いている今日この頃です。

  「ささやかな 切手シートの 当たりくじ 期限間近に 気がつきセーフ」

  「台風が 来たから貰う 当たりくじ 台風来なけりゃ 当たるも気付かず」

  「雨降りて のんびり過ごす 一日も 俺には至福 いい日旅立ち」

  「年賀状 使って便り 出す人に 私も年賀の 残りハガキで」

  

 

[ この記事をシェアする ]