人間牧場

○地元小学校の運動会に出かけました

 愛媛県内の各地では、秋の訪れとともに運動会が行なわれています。昔から遠足や運動会といった屋外の催し物には、何故か雨がつきもので、主催者や主役となる子どもたちを一喜一憂させるのです。昔は天気予報の精度が、今ほど正確的でなかったので、運動会の前の日になると日和見の確かな、漁師さんに聞きに行ったりしていましたが、今は雨雲の動きまで瞬時に携帯電話の画面で見えるので、昨日のように前夜かなりの量の雨が降っても、少し時間を遅らせて開催することが可能なのです。

由並小学校の運動会

 昨日は私が学校評議員をしている由並小学校から運動会の案内があり、午前中単車で出かけました。子どもの数が減ったといいながら由並小学校はまだ100人近くいて、子どもも先生もはつらつとして、どこか活力のようなものを感じました。周りのテントの中も家族が沢山見学にやって来ていて、今では滅多に会わない顔馴染みの人と、挨拶や立ち話をしたりしながら、テントの下の末席で出されたお茶をいただきながら見学させてもらいました。出演している子どもたちの中には、子ども体験塾に作家をしている顔馴染みもいて、手を振ったり声をかけたりしてくれました。

 少しずつ天気も上向きに回復し、初秋の青空に万国旗がはためく姿は、これぞ日本の運動会といったところです。運動会で思い出すのはテントの下の筵の上に座って、昼休みに食べた弁当の味でした。母ちゃんが朝早く起きて作ってくれた手作りの弁当の味は、今でも淡い思い出として残っているのです。最近はこの弁当事情にも異変が起こっていて、弁当を作る親が少なくなって、コンビニ弁当で済ませる親が増えているという話を聞きました。今は弁当も安く手に入る時代だし、子どもも大好きなファーストフードのようなものが入っている、バラエティーに富んだ弁当の方がリクエストが多いと聞きましたが、親の手抜きもいいとこです。

 ちょっと気になるのは校門の外に用意された喫煙場所でたむろしてタバコを吸う、お母さんの数の多さです。女性がタバコを吸ってはいけないという法律はどこにもありませんが、少し厚化粧した母親がネイルした指にタバコを絡ませて吸う姿から、母親の強さや優しさのようなものは感じませんでした。校門の外で見た母親の姿が家庭内にもあるのでしょうから、毎日接する子どもたちは大きくなって、母親のどんなイメージを思い出すのか、他人事ながら少し心配しましたが、これも現代の時の流れでしょうか。

翠小学校の運動会

 少しだけ見学して今度は翠小学校へ出かけました。翠小学校とは縁もゆかりもないのですが、毎年運動会の案内状を送ってくれていて、特に子どもたちの書いた心温まる案内メッセージが心を動かせました。翠小学校は20人にも満たない小さな学校ですが、地区民総出で準備した入場門とトラックの緑が、翠を連想してくれるのです。入場門もトラックラインも山から採集してきた杉の葉っぱが使われているのです。これがまた現役の木造校舎としては愛媛県で一番古い校舎とよく似合うのです。木造校舎と万国旗が醸す雰囲気は、恐らく愛媛県の中でも飛び切り上等な会場設営だと、他人事ながら胸を張るのです。

 行くと来賓の宝探しの演技が始まっていて、参加するよう勧められましたが、固辞してむしろデジカメで雰囲気を撮らせてもらいました。子どもの数は少ないものの先生も子どもも、父兄や地域住民も一体となった運動会で心が温まりましたが、赴任2年目の校長先生も学校の雰囲気にすっかり溶け込んで、頼もしく感じました。いじめが急増し学校のあり方や教育のあり方が社会問題として、クローズアップされていますが、大きいことはいいことだと肥大化路線をとり続け、学校を統廃合していることの反省もすべきではないかと思うのです。学力や部活を重視する中学校は別として、やはり小学校は歩いて行ける距離に置く事が一番、これが私の持論です。

  「運動会 何故か天気が 左右する 空を見上げて 一喜一憂」

  「ぬかるんだ 運動場も 思い出に なると思えば 短も見方か」

  「弁当は コンビニ済ます 親多い これも時代の 流れでしょうか」

  「ネイルした 若い母親 タバコ吸う これも時代の 流れでしょうか」

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