人間牧場

○愛媛県在宅介護研修センターの9月講座

9月講座の募集チラシ

 私への講演依頼で圧倒的に多いのはまちづくりや観光、教育や福祉、産業などの分野です。中には刑務所で話して欲しいとか、外国とテレビ回線で結んでの講演、国会議員の先生たちの前でのレクチャー等もあって、その都度浅学な私はない智恵を絞り、ある意味開き直ってお話をしてきました。実践家を自認する私は評論家にだけはなりたくないと、物の本や人の話を伝える理論よりも、自らの体験の中で学んだ論理を重視して話すようにしていますが、やはり門外なことは多く、インターネットという優れものの力を借りながら、幸い自由人となって少し時間的に余裕ができたため、事前準備をして出かけるのです。

 昨日は奥道後にある愛媛県在宅介護研修センターから依頼があって、9月の講座に講師として招かれ出かけました。松山から奥道後を通って水ヶ峠のトンネルを超えて今治に行く途中、奥道後の入り口に施設の存在を示す看板があるのを、いつも横目に見ながら走っていましたが、この施設へ行くのは昨年に引き続き今回が2度目なので、カーナビのお世話になることもなく予定通り30分前に会場に到着しました。
 昨年の講演がご縁で、県内の福祉に関する講演依頼のオファーが何ヶ所かあり広がりを見せたため、気を抜くことなくしっかりと話をしようと思いました。

 

講座受講の様子

 会場には介護職や看護職、ケアマネージャー、介護福祉士に加え一般の人もいましたが、概ね福祉に関係する人で、30人の定員一杯の盛況で、男性は2人、あとは全て女性でした。13時30分から15時30分までたっぷり2時間用意されていたので、途中10分のトイレ休憩を挟んで話をさせてもらいましたが、記録をしながら聞く態度も雰囲気も立派で、私も多いに盛り上がって話しました。
 募集のチラシに4つの願望と氷の実験の話を書いていたのを思い出し、その話を中心に生活設計の大切さを話しましたが、はてさて聞いた人の心の扉を叩いたり開いたりできたのでしょうか。

  「門外の 福祉の分野 分け入りて 思いつくまま 生活設計」

  「先生と 書かれたチラシ 恥ずかしい 人間牧場主 これでいいのに」

  「受講料 400円と 書いていた 金まで出して 参加するとは」

  「種蒔いた 後はどれだけ 芽吹くかな 楽しみながら 会場後に」

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