人間牧場

○夕日の似合う男が何故か朝日に

 私は若い現職のころから、別名夕焼け課長、夕日教育長等と呼ばれ、そんな呼び名にむしろ愛着を感じていました。そんなこともあってか、夕日や夕焼けの話になると、必ず新聞や雑誌、テレビやラジオにこれでもかというほど登場し、マスコミの力を最大限に利用して、双海町の夕日や夕焼けをスターダムにのし上げようと努力してきたのです。新聞や雑誌はスクラップしまちづくりの資料として多いに活用して来ましたが、テレビの映像はVTRテープに、ラジオの音はカセットテープに録音していますが、いずれも時代遅れなものとなり、倉庫の片隅にうず高く積まれているのです。いつの日か整理をしたいと思いつつ、多分このままごみ化するのではないかと思うのです。
 マスコミは私や双海町にとって大恩人なので、後輩たちにはこれからもいい関係を保って欲しいと思っていますが、少なくとも私はもうマスコミに登場することはないだろうと、むしろ一線を画そうと思っていますが、今回も登場と相成りました。

 

 

 

 

  私や双海町が取り上げられた新聞記事は、地元紙愛媛新聞がダントツに多く、他の新聞は物の比ではありませんが、読売・毎日・朝日・経済・スポーツなどの中央紙にもかなりの頻度で出ています。中でも朝日新聞は最も多く、夕日の似合う男、夕日の双海町なのに、何故か朝日によく取り上げられているのです。
 平成24年8月28日(火)付けの朝日新聞夕刊に、今回も紙面一面の半分を割いて、「ひとえきがたり・下灘駅(愛媛県、JR予讃線)」というコーナーで紹介された記事を見て、東京練馬区に住む妻の同級生から、「あなたのご主人が新聞に出ている」と、驚いた様子で電話がかかってきました。ふるさと八幡浜を離れて異郷の地で暮らしている人にとって見れば、「愛媛県」とか「八幡浜」は勿論のこと、「双海町」や「若松進一」まで懐かしく感じ、とても嬉しかったと、妻とついつい電話で長話していたようです。

平成24年8月28日付朝日新聞夕刊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この朝日新聞夕刊は愛媛県双海町では出回っておらず、直ぐに新聞から切り取って手紙を添えて送ってくれました。相前後して取材をしてくれた朝日マリオン21の牧野さんから掲載紙が送られてきて、スキャナーで撮ってブログに掲載することにしました。何日か前、同じように読売新聞に掲載された記事もアップしていたので、同じ駅がテーマの記事でも新聞や書く人が違うと、切り口が違うことを実感した次第です。
 「沿線ぶらり」では夕焼けぴちぴち市や間近に迫った夕焼けプラットホームコンサート、しもなだフォト旅、「興味津々」では鱧について薀蓄を書いていて、間近に迫った下灘鱧まつりのことが紹介されていました。

  「新聞を 読んだと妻の 友人が 電話と手紙 はるばる江戸から」

  「都会では ふるさと全て 懐かしく まるで自分が 載ってるように」

  「物好きな 人もいるもの 新聞を 読んでわざわざ コンサート来る」

  「ありふれた 景観だけど 新聞に 載れば素敵と 思わず思う」

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