人間牧場

投稿者: | 2012年6月4日

○雨の中でのほたる祭り

ほたる祭り会場翠小学校の賑わい

 先日、友人の岡田博助さんから「ほたるが沢山飛んでいるので見に来ないか」とお誘いがあり、妻を誘ってほんの目と鼻の先にある上灘川へ行きました。暗闇の中を進んで行くと、あちらこちらに幻想的なほたるが沢山飛び交っていました。岡田さんの声を頼りに合流しましたが、この場所は先月ほたるの幼虫が上陸した様子を、やはり岡田さんの案内で見ているので、ことさら感慨深げでした。
 私は在職中に双海町のまちづくりを担当してほたるの保護活動に深く関わりましたが、どちらかというとほたるの保護活動は他の人に任せ、私はもっぱらほたる祭りのイベントを担当して、心血を注いできました。ほたるの保護活動が縁で今ではすっかりシンボリックな場所となっている翠小学校を会場に、ほたる祭りを開くイベントも30年近くの時の流れで、今では多くの地元の人が関わり、また多くの人がやって来るまでに成長しました。私の目論見どおりホタル保護活動のお陰で、児童数20人ほどながら学校も統廃合されることもなく残っていることはとても嬉しいことなのです。

和気さん家族と渡辺さん

 イベントに雨はつきもので、特にこの時期は梅雨の走りで天候不順なため、雨を心配する関係者の気を揉む姿が目に浮かぶようです。その心配する姿をもて遊ぶように、今年も昼過ぎからかなり強い雨が降り、午後3時からの開会の出鼻をくじいてしまいました。その後は小降りになり何とかほたる祭りは屋外での開催に漕ぎつけましたが、イベントで売る商品や材料を仕入れて準備していた人たちは、気が気ではなかったようでした。
 恒例の行事なのでわが家でも何はさて置き、家族でほたる祭りに出かけました。孫奏心は日本脳炎の予防注射の影響で熱と咳が出て風邪気味なので、息子嫁と二人でお留守番です。娘家族と息子家族で出かけましたが、県道の片側に駐車する車の列が延々と久保の入口付近の橋まで続き、私たちも付近へ駐車して歩いて会場まで行きました。毎度の事ながら一年に一度の賑わいは地域の活性化に大いに役立っているようです。
 入口付近で交通整理をする人、会場で物を売る人、参加した人などの中には顔見知りの人も多く、あいさつを交わすのに忙しく、あちらこちらで立ち話となり、家族とは離れ離れになってしまいました。

双海人のテント

 会場で珍しい人に会いました。南海放送の和気アナウンサー家族です。和気さんは南海放送のニュースキャスターとして活躍していますが、和気さんは旧城辺町に住んでいた子どものころ、私が主宰した大野ヶ原での酪農・農業体験モゥーモッゥー塾に参加していて、何かにつけてお互いがその当時のことを思い出すのです。和気さんは既に結婚して松山に住んでいますが、この日は奥さんや二人の子どもさんを連れ、家族で参加していました。愛媛大学の和田先生から先日電話が入り、「学生たちを連れて福島から家族で双海町へやって来ている渡辺さんの、農場で農業ボランティアに行くから、会場で会いましょう」と予告がありましたが、和田先生と学生の一行もほたる祭りを楽しんでいるようでした。
 松本さんや浜田さん、冨田さんたち双海人のメンバーも、先日人間牧場ピザ釜で試作していたハンバーガーを販売して完売したようでした。

ちょうちん行列

 孫たちは夜店の明かりに釣られ、おばあちゃんにおねだりして、遊び道具を買ってもらいご満悦でした。その後ちょうちん行列の列の中に加わり、ほたるの見学に出かけましたが、孫たちも草むらを飛び交うほたるを見つけて歓声を挙げていました。

「あいにくの 雨にたたられ 気を揉むが 今年もほたる 沢山飛び交い」

「孫たちは ほたるなんかは 気にもせず ばあちゃん頼り 夜店巡りて」

「懐かしき 人顔見つけ 立ち話 ほたる祭りは 人との出会い」

「来年も 元気でほたる 見れるよう 健康くれぐれ お互い確認」

 

6月4日の愛媛新聞朝刊