人間牧場

○梅雨の予感

 6月に入った途端空模様が怪しくなって、梅雨の予感を感じさせ始めています。梅雨は梅雨として水資源確保の観点から考えると、大切な年中行事のようなものですから、むしろ前向きに捉えなければならないのでしょうが、屋外で活動することの多い地域づくり人を自認する私としては、30年にも余って空とにらめっこして一喜一憂してきただけに、やはり気になるのです。
 一方わが家の家庭菜園では、タマネギとジャガイモの収穫が間近で、とりあえず5種類植えた最初の二畝を一昨日の夕方、人間牧場で薪小屋を完成させて午後6時に帰ってから、急な思いつきで掘りました。この二畝は北海道美幌町の検校さんから食用に送られてきたものの残りが春になっていち早く芽吹いたため、試験的に駄目もとで植えたものです。ホームセンターで買った種芋でないので期待は半分でしたが、何と堀り上げてみると立派な芋が沢山ついていて、キャリーに一箱も収穫することができました。この芋は既に試し掘りして2~3度食べましたが、普通の男爵と違って黄色味がかって、とても美味しいようでした。

 昨日の天気予報では午後から雨の確立50パーセントなので、昼食が終わると直ぐ、メークインという品種の5畝を掘ることにしました。ジャガイモを掘り始めて間もなく、「おじいちゃんがジャガイモを掘っているから手伝うように」と言う妻の言葉に促された希心、奏心、尚樹の孫三人組が畑へ入ってきて、「手伝う、手伝う」と大はしゃぎでした。鍬で掘り上げたジャガイモをキャリー二つに大小餞別して入れる作業を、手伝うというよりは邪魔をする程度手伝ってくれました。メークインは豊作で、土の中から大きな芋が顔を覗かせるたびに歓声を上げてるのですが、畑の中を動き回って横に植えているインゲン豆の畝まで踏み荒らして、気が気ではありませんでした。そのうち雨がポツポツ落ち始め、急いで残りを収穫し終わったところで、間一髪雨に合うこともなく収穫を終えました。一輪車で夕観所の東屋まで運んで雨宿りさせましたが、天気になったら風を通して収納倉庫に納めたいと思っています。

彫り上げた男爵系ジャガイモ

 残りのジャガイモは男爵とキタアカリという品種が3ヶ所残っています。明日から始まる来週からは殺人的スケジュールが待ち構えていますが、天候を見計らって朝夕を利用してジャガイモの収穫をやろうと思っています。タマネギと梅の収穫も控えているので、腰を痛めないよう注意をして、楽しみながら収穫をゆっくり味わいたいと思っています。
 収穫したジャガイモはわが家の一年分の食材となりますが、親類にお裾分けしなければなりません。早速娘はちゃっかり買い物籠に入れて持ち帰ったようです。
 孫たちに手伝ったお駄賃として、ジャガイモ一個を選ばせて与えましたが、昨日の夕食に掘ったばかりのジャガイモの塩茹でとポテトサラダが乗りました。いやあ美味しかったです。

  「梅雨間近 予感ジャガイモ 鍬を打つ 土の中から 続々美味そう」

  「手伝うと 言いつつ孫ら 邪魔をする これも育ちと 大目に見つつ」

  「手伝った 御礼ジャガイモ 手渡すと 孫は大いに 喜び走る」

  「食卓に 掘り立て芋が 湯気を出し 食べて食べてと 言わんばかりに」

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