shin-1さんの日記

○何処へ行っても桜・桜・桜で~す

 この一週間中国地方を旅して来ましたが、何処へ行っても桜の花が満開で、今年くらい桜を見たことはないくらい桜の花を堪能しました。春先から季節外れの寒緋桜やさくらんぼ桜、彼岸桜を見て、吉野桜へと移り、最近は山桜が目につくようになり、昨日は近所で桜餅と桜茶までご馳走になって、もう桜三昧の日々です。

 私の町は私が役場企画調整室でまちづくりを担当していた頃、まちづくり青年会議という組織を発足させました。その時私の発想で海岸国道に桜の木を千本植える花いっぱい運動を提唱して植えました。国道沿いやJR予讃線沿いの空き地に勝手に植えました。というのも「菜の花を植えるので植えさせてほしい」とJRに言ったら、駄目だというので勝手に植えました。大目玉を食らいましたが、種をポケットから落とす妙案で乗り切りました。そのことがあってしばらくしての桜の苗木植えなのでこれまたJRからきついお叱りを受けたのです。でも諦めることなく植えた桜の木がもう20年も経って、今ではすっかり一人前の木になって立派な花の帯を作っているのです。

 ところが桜の寿命は60年とも70年とも言われているのに何本かは枯れたり、急峻な裏山からカズラが伸びてからみつき、木を覆って枯らされたりするものも出始めてきました。役所の関係者にその話をしますが一向乗ってこず、このままだと桜の帯を16キロの海岸線に作る夢は潰えてしまうのです。昨晩その話を妻にすると、「お父さん、いつまでもそんな心配をしないで」と言われましたが、やはり誰かが花守となって守らねば花は咲かないのです。

若松進一ブログ(三島神社楼門の夜桜)
若松進一ブログ

 そんなこんなで桜を見たからでしょうか、昨夜桜の夢を見ました。夢なので余り覚えてはいませんが、海岸線16キロに桜を植える運動をやった私が、得意げになって季節限定のトロッコ桜列車の中で桜の自慢話をしていました。乗り込んできたアナウンサーが「若松さん、16キロの桜の帯は見事ですね。ひょっとしたら日本一かも知れませんね」とインタビューされました。「どうです見事でしょう。これぞオンリーワンの日本一です。桜と夕日は似合いますね」などと自慢していました。ふと夢から覚めて、自分の枕元に置いているメモ用紙に、無意識のうちに「桜を植えたい」と書いていました。私はこれまでにも夢に出てきたことや布団の中で考えふぁ浮かんだことをメモして実行してきました。そうだ「平成の花咲か爺になろう」と決意をしましたが、やはりこの運動は同士を募らなければできないようです。

 昨日わが家へ新任職員とともに訪ねて来たえひめ地域政策研究センターの松本さんが、「若松さん海岸線の桜が見事でした」と褒めてくれました。そうだ松もさんがいる。そして今年から観光の担当になった河本さんと商工会で会ったため、河本さんも米井さんも赤尾さんもいる。久保さんもいると指折り数えて可能な人に声をかけようと思いました。お金は宝くじでも使おうかと勝手に思っているのです。

 今年はもう間に合わないので来年の2月頃植えなければならないので、もう作戦を開始しなければなりません。町を花で飾りたいというまちづくり草創のころの夢がまた少し頭を持ち上げてきたようです。

  「二十年 前に植えたる 桜の木 今は立派な 花を咲かせて」

  「平成の 花咲か爺に なる夢を メモしたからにゃ やらずばならぬ」

  「俺植えた 桜の帯が 今頃に なって咲くとは 息が長いね」

  「あと何回 桜を見るか 指折りて 老いが近づく 桜とともに」

 

[ この記事をシェアする ]