shin-1さんの日記

○足腰の不調

 最近各地区の公民館にお邪魔して気がつくのは、畳の部屋が次第に少なくなって、改造もしくは新築だと、板張り板間の部屋に机と椅子の置かれている洋風化が目立つようになってきました。その理由は二つ、ひとつは日本人の暮らしが洋風化されたこと、もうひとつは高齢化が進んで、足腰に不調を訴える人が増えて、長時間正坐や胡坐に耐えられなくなったためのようです。

 私たち日本人の寿命は驚くほど伸びて、今や世界一の長寿国になりましたが、寿命が伸びたことを手放しで喜べない新たな問題も発生います。そのひとつが老化です。人間は加齢とともに殆どの人の体に老化現象が起こってきます。特に脳の老化は認知症となって表れてくるのです。ひょつとしたら私も軽い若年性認知症ではないかと思うくらい、少し記憶力が減退し、過去のことを忘れて思い出せないばかりか、列車内に傘を忘れ時には持って出かけるはずの携帯電話を、机に置き忘れて外出することだってあるのです。妻はそんな私を見て「おとうさんもいよいよ軽い認知症の症状が出始めたのでは?」と危惧するのですが、自分ではどうすることもできず、やがては妻や家族に迷惑をかけるかも知れないと思うと、近い将来の自分が心配で仕方がないのです。

 もうひとつは加齢による体力の衰えです。毎日散歩やジョギングを欠かさず行い、スポーツに親しんで体力づくりに余念のない友人に先日会いましたが、健全な精神は健全な体力に宿るようで、実に生き生きとしていました。ところが逆に私と同年代なのに気力も体力も衰えて、既に老いの境地に入っている人もいるようです。その人の話だと将来への希望もなくただ一日が過ぎていくようで、家族や奥さんからも疎んじられ一日がとても長く感じると訴えていました。そしてこの人は最近膝と腰の不調が気になって、ヒアルロンサンを愛飲しているのだそうでした。最近は高齢化による足腰の不調に対応したサプリメントが新聞や雑誌の広告欄を賑わせていて、そのサプリメントで足腰の不調が治った喜びの話が実名や仮名で紹介されているものですから、いっそ自分もと思ったに違いないのです。

 しかし世の中それほどうまい話はないのです。高いやせ薬を飲んで健康を害した話は五万と聞きますし、健康にいいと信じて飲んだサプリメントがとんでもないもので、肝臓を冒した話も聞きました。

 わが家の親族は親父が90歳、以下生存している叔父や叔母も体の不調を訴え、誰かが入院しない年はないくらいになり、先日も叔父の葬儀に集まった叔父叔母を見て「高齢化社会」を実感しました。しかし老いと体力や気力は必ずしも一致しないことを90歳になる親父を見て思うのです。親父は12人兄弟の長男でありながら、3人の弟は先にあの世へ旅立ち、妹たちも既に老域に達して衰えが目立ち始めています。その点親父はそれなりに体力づくりを行い、毎朝の散歩や畑作業で汗を流しているためか、なんだかんだと言いながら元気に過ごしています。親父の歳まで生きるならまだ26年も生きなければなりません。いまのうちに気力と体力のバランスを整える術を親父から伝授してもらい、ニコ・ピン・コロといい人生を生きたいものです。

  「九十の 親父生き方 教えてる 気力体力 心ひとつで」

  「薬より 食べ物運動 心がけ 背筋伸ばして 今日も元気だ」

  「同じ歳 そうは思わぬ 友と会う 俺はまだまだ あんなにならぬ」

  「年寄りが 主役の各地 公民館 頑張れ俺も 応援するから」 


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