shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年9月1日

○七五三現象

 七五三といえば子どもの厄払いの縁起行事として日本の各地に定着しています。医学の発達していなかった昔は乳幼児期の死亡率が高く、三歳、五歳、7歳という年齢を超えることが難しかったようで、偶数より縁起のよい奇数の三、五、七という数字が選ばれ、五代将軍徳川綱吉の子どもがお参りした11月15日をお参りの日と定められ、着飾った子どもたちが近所の氏神様へ無事長久を祈るためお参りするのです。三は言葉、五は智恵、七は歯を、それぞれ神から授かることを感謝したといういわれも納得しますし、千歳飴は千年にあやかったものかも知れません。

 最近七五三という現象が若者の間に広まっているという話しを、ジョブカフェ愛Warkの大内所長さんの講演で聞きました。大内所長さんとは昨年、国立大洲青少年交流の家で開かれた大人を考えるフォーラムの実行委員としてご一緒していましたが、講演を聞くのは初めてなので興味をそそりました。中でも数字が示す「七五三現象」という言葉は面白い表現でした。

 中学校卒業者の七割、高校卒業者の五割、大学卒業者の三割が、新卒で就職しても3年以内に仕事を辞めてしまうというのです。この現状を七五三というのだそうですが、全国平均は中卒平均70.2%なのに愛媛県92.3%、高卒は全国平均49.2%なのに愛媛県49.5%、大卒は全国平均35.7%なのに愛媛県40.4%といずれも愛媛県は離職率が高く、特に中卒は10人中9人までと殆どの若者が3年以内に辞めてしまうのです。進学率が高くなり、中卒若者の数はそれほど多くないので離職率の高さは問題にならないと思われますが、ニート(弱年無業者)やフリーターも、2003年をピークに減ってはいるもののやはり気になります。

 私には4人の子どもがいますが、長女長男は最初の仕事を今も続けています。、次男と三男はこの七五三現象には当てはまらないものの離職ならぬ転職をしました。次男は高校卒業後8年間も勤めた会社を辞めて看護学校に入校して5年間学び、看護師として再出発をしました。三男は大学卒業後4年間勤めた会社を辞め社会人枠で警察官になりました。

 就職は永久就職と思う私たち世代からすれば、息子から転職の話しを聞いた時、「えっ?、何で今更」と思いました。特に子どもの世話をし続けている妻は子どもの将来について考えることが多く、子ども以上に悩んだようでした。でも今の日本は、昔のように永久就職といった考えの時代ではなくなり、私の息子のように働いてお金を貯め、将来のために資格を取るために学び直すことだってあるのです。

 今にして思えば、転職を考えた息子も勇気ある決断でしたし、それはそれとしてよい決断だったと思うのです。将来の夢もないままニートに甘んじている若者の多いことが問題ですから、親として子どもに適切に関わることを考えなければならないのです。

 大内さんにいただいたパンフレットの中には、保護者へ①子どもの話、ちゃんと聴いていますか。②こんなふううに、思っていませんか。③子どもこと、ちゃんと知っていますか。④自分の思い込みを、押し付けていませんか。と問いかけています。

 今社会人として特に求められている三つの能力と12の力についてもメモがありました。

 ①前に踏み出す力(アクション) -一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力-

  □主体性  物事に進んで取り組む力

  □働きかけ力  他人に働きかけ巻き込む力

  □実行力  目的を設定し確実に行動する力

 ②考え抜く力(シンキング) -疑問を持ち考える力

  □課題発見力  現状を分析し目的や課題を明らかにする力

  □計画力  課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

  □想像力  新しい価値を生み出す力

 ③チームで働く力(チームワーク)  -多様な人々とともに、目標に向けて協力する力

  □発信力  自分の意見を分りやすく伝える力

  □傾聴力  相手の意見を丁寧に聴く力

  □柔軟性  意見の違いや立場の違いを理解する力

  □状況把握力  自分と周囲の人々や物事との関連性を把握する力

  □規律性  社会のルールや人との約束を守る力

  □ストレスコントロール力  ストレスの発生源に対応する力

  「七五三 若者離職 現象と 聞いて驚く 今の若者」

  「何時の世も 悩みは多し 生きること 相談相手 無きが心配」

  「パチンコや ゲームセンター 入りびたり 知っているのか 親は何処に」

  「わが息子 暗いトンネル やっと抜け 今は生き生き 輝き生きる」  

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