shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年8月29日

○一本の電話

 旅先の広島で朝を迎えました。部屋や寝床が変わると寝れないという人もいますが、旅なれている私はどこでも平気で眠ることができるように訓練しているため、ぐっする寝込んでしまいました。それでも朝4時に起床する自宅での癖は相変わらず旅先にも引きずって、今朝もきっちり午前4時に起きました。門限のないホテルですから少し散歩しようと着替えをして、部屋を出ようとすると一本の電話がかかってきました。私はてっきり出産予定日の過ぎた長男夫婦の出産の知らせかと淡い期待を持ちましたが、残念ながらまったく違う女性からのかなり深刻な相談でした。朝早くから私に相談を持ちかけるくらですから、その女性は余程眠れない夜を過ごしたのでしょうが、聞くところによると「夫婦間の暮らしがうまくいかない」とのこと、夫婦喧嘩は馬も食わないことなので、フンフンとうなずいて聞いていましたが、かなり深刻なようで離婚も辞さない雰囲気なのです。

 その原因はこの女性の夫が株に手を出して、せっかく貯めた貯金と退職金をパーにしたというのです。このご主人が株をしていることは私も知っていて、時折この女性に会うと、「お父さんが株で儲けちゃって、これ買ってもらったの」とお光物を見せびらかすとか、「この間株で儲けたのでカナダへ二人で旅行したの。楽しかったわ」とお土産まで届けてくれて楽しそうな写真を見せてくれていたのです。

 そんな旦那の甘い汁を吸っている時は、旦那を目先の利いた人と自慢していたのに、この場に及んでと思いました。あれほど仲のよかった夫婦が、金の切れ目は愛まで冷めて縁の切れ目とばかりに騒ぐ姿に呆れるやらです。

 「東広島市へ仕事で来ていて旅先なので電話も何なんで、帰ったらゆっくり話を聞きますから」というと、正気に戻ったのか「すみません」と電話を切りました。その時間何と30分の長電話です。結局私は散歩に行くのをあきらめました。今朝は朝からもやもやとした雰囲気なのです。

 私は家へ電話をしましたが、妻にも電話がかかって、知り人だしよほどの緊急相談と感じ取った妻は私の電話番号を教えたそうです。妻は朝早い電話にてっきり私と同じように息子夫婦からの出産の電話だと思ったそうです。妻は15年間も町の民生委員をやっていますが、今期限りで終わる予定です。既に後任候補も決まって、野球でいえば退任までのこれから1ヶ月余りは消化試合のようなものでかなりの頻度で研修会が計画され、仕事を休んだりしながらこまめに出席しています。発つ鳥後を濁さずで頑張って欲しいと思っています。妻は民生委員ということもあってこれまで色々な人の相談に応じてきましたが、金銭トラブルはつきものです。あちらを立てればこちらが立たない利害関係はまるでもつれた糸のように解きほぐすのは中々難しいものです。夫婦ともども人の相談相手として当てにされるのも不思議な話です。

 一本の電話から始まった今朝の混乱は、ホテルのロビーに備えつけてあるパソコンを使い、インターネットで私のブログにログインし、朝食を食べるまでの数10分を利用してこんな短文にまとめてみました。沖縄に行った折ホテルのロビーで自分のブログへのアクセスが分らず苦労したことを思い出しつつ、少し上達したのか自分のパスワードを入力すると直ぐに呼び出すことが出来て、少し有頂天になってしまいました。ふと気がつくとこのインターネットも電話回線でつながれているのです。電話の多機能に驚きながら便利さを享受している自分を発見しました。

  「愛や恋 お金の前には 意味もなく 壊れてしまう 恐れあります」

  「携帯の 通話散歩の 足を止め 一方的に 長々話す」

  「旅先の ホテルに人妻 電話入る 一瞬ドキリ もてるはずなし」

  「出産の 朗報待てど 届かずに 届く電話は 違ってばかり」

 

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