shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年8月7日

○名刺の処分

 毎日毎日色々な人に会って名刺を交換するのが日課になっていた現職時代に比べ、その比ではないにしても名刺の交換は大切な交流儀礼の一つです。私の名刺をアウトとするなら人に出会った分だけ減って行くのですが、その分だけはいただいた名刺がインとなって手元に増えてゆくのです。もらった時は顔と名前と名刺が一致するのですが、日にちとともにその記憶も薄れてくると、名刺を捲って記憶を辿る余裕もなく机の隅や空の名刺箱に入れられうず高く積まれて埃を被るのです。名刺には取っておきたような名刺もあったり、思い出の名刺はいつか役に立つと思いつつ中々捨てきれないものなのです。

 書斎のリニュアールを思いつきました。パソコン用のプリンターを父の日に子どもたちからプレゼントしてもらったものの、その置き場所に困って未だに使わずにいるのですが、長男が「せっかくのプリンターなのにどうして使わないのか」とクレームがつきました。「今使っているプリンターのインクがまだ沢山残っているので勿体ないから」とお茶を濁しているのですが、そうそう長く今のプリンターを使うことも出来ず、まず書斎の音源を人間牧場に運びました。すっきりした人間牧場に広くて長い机を入れるつもりなのですが、書棚の都合で70センチ×160センチくらいしか余裕がないので、最初考えていた一枚板を入れる計画は断念し、その広さの机を購入する事にしました。長男が善は急げとばかりにカタログを持ってきて早速注文したようです。今日から東京へ行きますが、帰った頃には届くらしいので、昨日はそこら辺を片付けました。

 2年前段ボール箱に入った名刺を10箱も焼却処分しすっきりと第2の人生をスタートしたはずなのに、この2年間で沢山の名刺が溜っているのです。本当は日々の暮らしの中で必要や重要名刺と不必要名刺を分類していればいいのですが、今はセールスの名刺などの不必要名刺は殆どないので、全て必要や重要名刺なのです。それでも処分しないと置き場がないので名刺一枚一枚を見る余裕もなく、片っ端からゴミ袋に入れて未練のないようゴミとして処分してしまいました。いただいた方々にはブログでの処分報告とさせていただきます。残っているのは今年の4月からいただいた名刺ですが、それでも沢山の名刺が書棚の隅に残っているようです。

 2年前名刺とおさらばしたはずの私ですが、どうやら名刺とは縁が切れない世界にいるようなのです。今回の処分でなくした人のご縁はまた新しい人のご縁として生まれ変わるだろうと信じていますが、「どこかすっきり、どこか寂しい」というのが偽らざる心境でしょう。現在の私には後を振り返る余裕も勇気も少なくなりました。目下のところ過去や現在よりも未来を見据えてあること決意して日々を過ごしています。ゼロに戻る訓練をしていない自分ですが、名刺の処分で幾分かゼロに近づいたようにも思えます。

 そういいつつ今日も名詞を1箱カバンに入れて高知県と東京都へ出かけようとしている私なのです。

  「ゴミ袋 ひとつ二つに 名刺入れ 捨てる作業に どこか未練が」

  「この名刺 あの名刺にも 思い出が 手渡し日々を 懐かし思う」

  「ああこれで すっきりしたと 言い聞かせ 袋を提げて ゴミ出し歩く」

  「あの名刺 今頃何処へ 向かうやら スイカの皮と 一緒旅する」



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