shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年1月3日

○今治市玉川町の成人式

 今日1月3日は私にとって今年の初仕事で、今治市玉川町の成人式に招かれ出かけました。玉川町へは越智郡玉川町の時代からもう二十年も通っていますが、その当時から顔なじみの井出サツミさんは役場を退職された後も請われて公民館長をやっていますし、越智憲行さんも教育課長として活躍しています。さらに当時公民館のマスコットガールだった渡部妙子さんいて、まるで親戚へ里帰りするような懐かしい雰囲気で出迎えてくれました。昨年11月井出館長さんから、相次いで越智課長さんからお声を掛けてもらったので、むげに断ることも出来ず喜んではせ参じました。

 しかし今時の若者、特にこのところ何かと話題に上る成人式については、毎年何処かのまちの成人式の記念講演を頼まれて行くのでですが、何処となく不安で、どんな話をしようかと迷いながら行くのです。今日もそんな少しばかりの不安を胸に壇上に上がりました。今日の会場はグリーンピア玉川という立派な文化施設で会場には約80名ほどの成人者と恩師のような先生、それに地元出身の市議会議員さん程度の来賓、でかつてのような沢山の来賓に囲まれた華やいだ雰囲気ではなくごくシンプルな成人式でした。

 固定席には和服姿の着飾った女性に混じって紋付袴とスーツ姿の男性がお行儀よく並んでいました。最前列には私の話に敏感過ぎるほど反応するド迫力の若者が陣取っていました。普通の講師だともうこれだけで圧倒されるのでしょうが、そこは昔から今日まで若者の現状を体験しているので、むしろその若者たちに焦点を当てながら面白おかしく飽きないような、それでいて少しためになる話をしました。「あっという間の一時間だった」「ええ話だった」など記念撮影の合間に新成人と交わした会話からは概ね良好な反応が帰って来ました。そしてあの最前列の若者たちが別れ際数人ハイタッチをしてくれたのです。嬉しいですね。

 最近は成人式に記念講演などのような催しはどんどん姿を消しています。若者を交えた実行委員会でも記念講演は嫌だという若者の発言が主流を占めて、若者の要求テーマが通る形が良しとされるような風潮になってきました。しかし成人式は大人への仲間入りの大切な儀式です。若者にとって必要なテーマをきっちりと叩き込むことも大事なのかも知れない思います。

 「朝4時に起きて美容院で着付けと化粧をしたので少し眠い」とあくびをするあどけない着飾った娘さんや、紋付袴の意味さえも分らず高いお金を出して貸衣装を借りて出席した男性を、ここまで育てた両親の苦労は大変だったんだろうなと、一人一人に壇上から目をやりながら約一時間話した私の話が、若者たちの心に染みたかどうかは分りませんが、それでも胸のポケットから紙切れを出し時折メモをしている3人ばかりの若者の姿を見ました。今までの成人式にはなかった光景でした。

 記念講演と記念写真撮影が終わり妻の迎えの車に乗るとき「おいちゃんありがとう」と声を掛けてくれた何人かの言葉に胸を熱くして会場を去りました。

  「若者は 話を聞かない 言うけれど 俺の話は ちゃんと聞いたよ」

  「前列に 座った茶髪の お兄ちゃん 俺と掛け合い 面白可笑しく」

  「三万円 出して着飾り 式に出る 親の懐 脛も小さく」

  「もしあげる 言われりゃ俺は 若さだな 若い頃には 気付かず今は」

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