shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年3月29日

○桜の足踏み

 数日前に開花宣言が出された桜ですが、私の町の桜は県下の開花速報に比べると毎年4~5日遅れて咲くようです。毎年「何でだろう」と考える私の浅知恵によると私たちの町は海に面していて、冬になると北西の季節風が吹くのです。この風は半端ではなく松山などへ行くとそよ風程度だのに、双海町へ帰ってみると木々を揺らすほどの風が吹いているのを何度も経験しました。多分東シナ海の風が関門海峡を越えて周防灘、伊予灘と通りながら増幅するのではないかと思われます。この季節風が桜の樹に当り花芽の殻を乾燥させて硬くする桜の冬眠本能なのでしょう。

 昨日松山へ行ったついでに温泉につかりました。温泉はあちらこちらの人が集まりますので、やれ宇和島の桜は満開だとか、松山道後はまだ三分咲きだとか話のネタは桜と甲子園で開かれている高校野球に集中しているようです。

 昨日は昼頃から寒気が流れ込んで日本列島も大荒れ、和歌山県では竜巻が発生し雹まで降ったそうです。東北や北海道は冬に逆戻りして雪が舞っているそうです。海岸の国道沿いに植えられている桜も、やっと冬篭りから目覚めて咲き始めたというのにまるでブルブル震えているように見えました。でも咲き始めると桜は枯れ木に花が咲くという表現がピッタリで一気に花を咲かせます。満開も時間の問題でお節句には綺麗な花の下で花見ができることでしょう。昨年までは桜が咲く季節の移ろいなど忙しくて何処吹く風でしたが、今年は行く春をしっかりと体感したいと密かに思っています。ですから桜の足踏みもさして気にならずむしろ楽しいのです。

 昨日の午前中、地域政策センターの鵜野さんが転任のあいさつ代わりに人間牧場へやって来ました。スライドする窓を開け心地よい風を受けながら二人で2時間程四方山話に花を咲かせました。私設公民館「煙会所」を使っての三十年が終わり、人間牧場の「水平線の家」へのバトンタッチは私自身への挑戦であることや、人間牧場の夢など他愛のない話でしたが、彼の人生もまた私がそうであったように、自分探しの旅ではないかと思いました。彼は本を3冊持参していました。多分水平線の家で読書をしたかったのだろうと思いますが、私の日程の都合でそれも適わず下界に下りて食事を済ませて帰って行きました。僅か2年間で四国中央市へ帰り市の広報を担当するそうです。忙しい仕事が彼を待ち受けていると思いますが、自分を見失うことなく2年間の成果を発揮していい仕事をして欲しいと願っています。

  「風に揺れ 寒そう桜 二三輪 間もなく花の 衣まといぬ」

  「去る人の 背中に受けし 春の風 優しく撫でて 通り過ぎゆく」

  「この花を 六十一回 見て過ごす 後何回か 指折り数え」

  「お茶請けに ピンク可愛いや 桜餅 花より団子 ホーホケキョ」  

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