人間牧場

〇たった一日違い

 私の元へは一年中沢山の人が視察に訪れますが、その目当ては私に出会ったり話を聞くこともさることながら、私がいつも自慢している花々や夕日を楽しみにしてやって来ます。中にはたった一度の来訪で両方とも見て、感動して帰る人もいますが、一昨日やって来た山口県周南市の皆さんのように、夕日が沈むころに雨が降り出し見ずに帰る不運?な人たちだっているのです。

昨日の夕日
昨日の夕日
恋人岬のモニュメントの上に夕日を乗せてみました
恋人岬のモニュメントの上に夕日を乗せてみました

 昨日は4~5人のおばちゃんたち熟年女性が、シーサイドに立ち寄ったついでに花や夕日やわが家を案内して欲しいと飛び込み状態で訪ねてやって来ました。まあこの手の類はオバタリアンそのもので、私の予定等どこ吹く風で、下灘駅、閏住菜の花畑、わが家の海舟館、煙会所、シーサイド公園の夕日を3時間にわたって案内さされました。閏住の菜の花畑では、運よく通りかかったJR観光列車「伊予灘ものがたり」に手を振ったり、わが家では吊り下げていた干し柿やキャリーに入っていたみかんを食べる等、まあやりたい放題(大笑い)でした。

おばちゃんたちと一緒に観光列車伊予灘ものがたりに手を振りました
おばちゃんたちと一緒に観光列車伊予灘ものがたりに手を振りました

 やがて6時前シーサイド公園に夕日を見に行きました。昨日は一昨日と打って変わった穏やかで、温かい春の夕日がバッチリ綺麗に見え、おばちゃんたちは年甲斐もなく感動の面持ちでした。おばちゃんたちは夕日が沈んでしまうのを見届けて松山方面へ帰って行きましたが、私はポカンと口を開けるような感じで見送りました。それにしても昨日の夕日は一味違った美しさで、沢山のカップルが思い思いの場所で夕日を思う存分楽しんでいました。

 夜9時過ぎ案内したおばちゃんの一人から、お礼の電話が入りました。同行の皆さんはサプライズ的に私が案内した全てにおいて大満足だったようで、近々人間牧場へも是非出かけたいので案内して欲しいとのことでした。手土産も持って行かなかったので、この次は必ずと、忘れそうな口約束を口走っていたようですが、期待せずに期待しておきましょう。それにしても最近は、私が自由人・サンデー毎日の閑人だと思っている人が沢山いるようです。

  「若松さん 『今シーサイド ご案内』 いきなり言われ 居留守使えず」

  「菜の花や 夕日を見たい オバタリアン 少し太めに 圧倒されて」

  「まあ綺麗 菜の花夕日 揃い踏み 感動したと この次ぎ約束」

  「吊るし柿 庭先みかん 食い荒らし イナゴの大群 口開けポカン」

DSCN2760

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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人間牧場

〇動力噴霧器が故障

 わが家には親父が元気な頃使っていた動力噴霧器が2台あります。1台は先日倉庫を掃除をしていて出てきたヤンマーディーゼルエンジンに取り付けられているものと、もう1台は電気モーターで動くものですが、いずれも長年使っていなかったため、先日甘夏みかんや庭木にマシン油をかけようと電気モーターで動く動力噴霧器を準備をしたものの、動く気配がなく、近所の農機具屋さんに持ち込んだものの、古くて部品がなく修理が出来ないとの回答でした。

DSCN2749 農機具屋さんに持ち込むと、何かにつけて新しい商品を売りつける癖があるので、中古品でもいいからと少し食い下がりましたが、それも不調に終わり、結局新しい動力噴霧器を持っていった電気モーターに取り付けることで一件落着をしたものの、新しい動力噴霧器を取り付けると、工事費を含め9万円弱という口見積もりを、わが家の大蔵大臣に相談したところ、仕方がないという結論に達しました。聞けばメーカーに送らせて工事をするので、1週間程度かかるとのことでした。

 金曜日がその予定日でしたが、音沙汰もなく結局動力噴霧器が届いたのは昨日の夕方でした。私が留守中だったので居合わせた息子が受け取ったようですが、実験も済ませているようでした。わが家の家庭菜園は私が親父から受け継いで本格的に野菜を作り始めてからまだ一度も農薬消毒をしていません。多分これからも農薬消毒はしないつもりですが、甘夏みかんや庭木にマシン油を散布することだけは、一年に1~2度しなければならないため、自動噴霧器はどうしても必需品なのです。ふって湧いた臨時出費は年金暮らしのわが家には少し重い決断でした。

  「動噴が 動かず修理 持ち込んだ 農機具屋さん ため息ばかり」

  「新しい 動噴取り付け 9万円 あっと驚く 高価な買い物」

  「仕方なく 大蔵大臣 相談し OK貰い 何とかつじつま」

  「甘夏や 庭木の世話に 動噴は 必需品です これで安心」

 

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人間牧場

〇忙しかった今日の一日

 朝4時    起床
  4時    書斎へ入り電気とストーブをつける
         PCのスイッチを入れメールへの返信をする
  4時30分 アメーバブログを書き始める
  5時30分 ワードプレスブログを書き始める
  6時30分 ブログを書き終える
  6時35分 ウォーキングに出かける

 周南市 7時15分 ウォーキングを終え自宅へ帰る
  7時30分 新聞を読みながら朝食を摂る
  8時00分 松田包装社長がハウス建て工事にやって来る・軽い打ち合わせ
  8時30分 自宅を出発しふるさと体験塾が行なわれるシーサイド公園に出かける
  8時50分 ふるさと体験塾受付
  9時00分 ふるさと体験塾開講
       シーサイド公園界隈今昔について25分間参加者にレクチャー

  9時30分 5班に分けて体験塾スタート「うまいものづくり体験」 
    11時00分 丸木舟模型展示ケース移転作業
    11時30分 展示ケース移転作業終了
   12時00分 子どもたちと昼食開始
   12時30分 人間牧場へコンニャク芋取りに出かける
       水道修理ヵ所通水試験
  13時20分      子どもたちと桜の木のカズラ取り作業
  14時00分  シーサイド公園で山口県周南市からの視察団を迎える

 14時30分  視察団への講演(約90分)
 16時10分 自宅にてハウス組み立て工事完了受け取り
 16時30分 自宅にて消毒用噴霧器を稲田農機より受け取り
 16時40分 高速道路を使って妻と二人で松山へ行き三越デパートに向う
      若嫁父親一周忌の供え物を購入し喫茶珈人へ持参・夕食
 21時00分 帰宅
 21時30分 書斎にてメール返信、ブログ修正
 22時30分 入浴
 23時00分 テレビ視聴
 23時30分 就寝予定、夢の中~

 相変わらず忙しいですねえ。感心感心です。

  「一日を 時間を追って 書いてみる こんなに毎日 これは大変」

  「毎日を 時間に追われ 忙しく 間違いそうで 間違いもなく」

  「同級生 早くも杖つき 歩いてる 私の方が まだましでしょう」

  「さあ明日も ファイトで行こう リポビタン 元気が一番 頭空っぽ」 
  

     

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人間牧場

〇裏が味噌の名刺を届ける

 リタイアして11年、この歳になってまさか1年間におおよそ千枚もの名刺を配るなんて、思ってもみませんでした。私の名刺は、名刺の裏にコマーシャルを印刷しているので、名刺の印刷代はスポンサーであるギノー味噌さんが出してくれています。その代わり私はギノー味噌さんの片棒を担ぎ、いささかなりともギノー味噌さんに貢献する責任を負わねばならないのです

次なる作戦を展開中のギノー味噌田中社長さん
次なる作戦を展開中のギノー味噌田中社長さん

前回作った千枚の名刺が残り少なくなったので、ギノー味噌の田中社長さんに打診をすると、もう少し枚数を増やしたらどうかとかえって激励され、快くご理解をいただいたので、年輪塾塾頭の清水さんと、印刷を担当する村上さんがいつものようにタッグを組んでくれ、無事出来上がりました。早速名刺を一箱100枚を持って、昨日の朝ギノー味噌本社をお礼方々訪ね、田中社長さんに面談して色々なお話をさせてもらいました。

 今ギノー味噌さんが力を入れて売り出しているものに、即席味噌汁「伊予のみそ汁」があります。味噌も出汁も具材も本格的なものを使っているため、他の類似品と比べものにならないほど美味しく出来ていて、当面は私も試供品を持ってあちらこちらへ窺おうと思っています。とりあえず昨日は100個ほどいただきましたので、講演行脚のお荷物に加えて旅をしたいと思っていますが、私の力が少しでもお役に立てば何よりです。

 私の名刺の裏に書かれた、「裏が味噌」というフレーズにアッと驚き、思わず笑いを誘っていますが、この名刺で特産品開発を売り込む算段です。今のところ私が出会う現場の人たちは興味は示すものの、は切羽詰まっていないのか意識が低いのか、まだ余り食いつき行動はしないようです。でも裏が味噌の名刺は確実にギノー味噌の知名度を底上げしていることは間違いないようです。さあもう一分張り頑張って売り込みましょうか。

  「裏が味噌 こんな名刺を 持ち歩き 味噌の宣伝 片棒担ぎ」

  「近頃は 味噌汁さえも 作れない 若者多く 首をかしげる」

  「千枚を 越えて名刺を 全国に 配り宣伝 お味噌も持って」

  「損をして 得を取るのは 商売の 常識ですと やりたい放題」 

 

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人間牧場

〇地元由並小学校から卒業記念品が届きました。

卒業生から届いたプレゼント
卒業生から届いたプレゼント

 一昨日の夕方、玄関のチャイムが鳴り、出てみると、近所に住む顔見知りの小学生が、何やら小さな包みを持って訪ねて来てくれていました。「いつも私たちを見守ってくれて有難うございます。間もなく私たちは小学校を卒業します。私たちがが作ったものです。使って下さい」と手渡されました。昨年までは親子で作った紅白のお饅頭でしたが、今年は包みを開けて見ると、素敵な小皿と花びらやハートの形をした箸置きが2個中から出てきました。

img800 添えられたポストカードは、やがて咲くであろう桜の花の前に勢揃いした卒業生の絵が描かれていて、「平成27年度由並小学校卒業記念・13人の仲間・絵:二宮そら」とキャプションが添え書きされていました。裏には「地域の皆様へ」と心温まるメッセージが鉛筆書きで書かれていて、ほのぼのとする嬉しいプレゼントでした。お皿と箸置きを作るために、かなりの時間や労力を費やしたことでしょうが、13人の中には子どもふるさと体験塾に参加してくれている子どもも沢山いて、何人かの顔を思い浮かべました。

 人間には誕生日、入学式、卒業式など幾つかの節目があります。多分最も長いであろう入学式から始まった6年間の小学校生活は、子どもたちの人生にとってかけがえのな思い出だろうと思いますが、卒業式という区切りにこんな素晴らしい思い出をつくったこともまた、いい思い出となって、自立を目指す中学校に持って行くことでしょう。優しい心に育ててくれた先生や父兄の皆さんに感謝しながら、折角いただいたものなので、早速日常の食卓で使ってみようと思っています。卒業生の皆さん、いいプレゼントを有難うございました。

  「玄関の チャイムが鳴って 出てみると 小学生が プレゼント持ち」

  「絵も文も 心ほのぼの 素晴らしく 中にみんなで 作った焼物」

  「桜咲く ころに卒業 する子らに これから先も 頑張れ拍手」

  「早速に 皿と箸置き 食卓で 並べて使う 彩り添えて」    

 

 

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人間牧場

〇伊予市制10周年記念事業市民製作映画上映会

映画のチラシ
映画のチラシ

 昨日はまちづくり学校双海人の定例会を利用して、伊予市制10周年記念事業として製作された、「あなたの大切なものなんですか」という映画の上映会が行なわれました。予告を知らせる新聞折込もあったので、かなり多くの人が地域事務所3階のホールに集まり、雑談をしながら午後7時の開演を待ちました。やがて映画監督を務めた地域づくり協力隊の本多さんが、進行方々あいさつをして上映が始まりました。

DSCN2689 「市民が市民を撮った市民のための至極のドキュメンタリー」がキャッチフレーズなので、画面に登場した市民の数はとてつもなく多く、チラシ裏に紹介されていた獅子舞にかける想いの尾崎地区、ふるさとを守り伝統を紡ぐ佐礼谷地区、三者三様の兄弟絶妙なバランス翠地区をキーポイントにして構成され、味噌づくりの藤岡さんやブルーベリーの片岡さん、林業を守る袋田さんを絡ませていましたが、素人が作ったので、上映時間が2時間ととてつもなく長く、音声雑音が気になって、一生懸命作った方には失礼ながら、見る方としては何を訴えたいのか、少し焦点がぼやけていたような感じは否めませんでした。

映画上映
映画上映

 しかし2時間もの映画を記録して作った努力には敬服しきりです。「あなたの大切なものはなんですか」という、ショートなインタビューへの答えで圧倒的に多かったのは、やはり家族や友だち、いのち、そしてふるさとでした。そういわれれば、合併して新しい街が誕生してからこの10年、今まで市民にこんな問いかけすらなかったのですから、これはもう大ヒットです。「あなたにとって大切なものは~」と問われて、私は思わず「夕日」と答えてしまいました。勿論画面で皆さんが答えていた、家族・友だち・いのち・ふるさとは、私にとっても大切なもので、これからも大切にして行きたいと思っています。いい映画を作ってくれてありがとう。そんな印象のほのぼのでした。

  「久しぶり 市民作った 映画見る 顔見知り出て 思わずニコリ」

  「2時間の 長編ゆえに 編集を するとよくなる 素人ながら」

  「大切な ものはなにかと 尋ねたら 家族やいのち それにふるさと」

  「チョイ役で 画面片隅 見覚えの あるわが顔に 赤面しきり」

 

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〇忘れちゃいけない12の法則

 最近は歳のせいでしょうか、よく忘れることがあります。「今日は何日で何曜日だったかな?」や、「俺は今何をしようとしていたのだろう?」何てこともサンデー毎日ゆえしばしばです。その度に「ああ俺もやっぱり歳だな!!」と、歳のせいにしてその場をやり過ごしているますが、私のように講演等を頼まれ、そのことを忘れることがあると、これはもう笑い事では済まされないのです。

DSCN2680 携帯電話が普及して、いつでもどこでも電話が繋がる時代になりました。車の運転中に電話に出て、会話することはご法度だし、会議中も電話に出ることはできません。また外で活動中に講演依頼や面談の電話が入ると、スケジュール予定を確認できず、メモをすることもできないので要注意です。これまでにも何度かそんな痛い目に遭って難儀をしたり、相手に迷惑をかけたことがあるので注意をしていますが、また一つ講演と講演の移動時間が詰まり過ぎて、「どうしたものか」気を揉んでいることが一件あるのです。

 「忘れちゃいけない」といえば、先日友人がfacebookに、「忘れちゃいけない12の法則」なるものをアップしていました。「感謝することを忘れるな」から始まって、「大切な人を忘れるな」まで、12の項目の一つ一つを読みながら、どれもこれもなるほどと納得しました。これに「スケジュールを忘れるな」や「自分の名前や歳を忘れるな」「今やっていることを忘れるな」を加えれば完璧でしょうが、人生時には忘れたいことだってあるし、覚えている用量の決っている私のような凡人は、忘れることによってしか新しい入力スペースができてないのですから、忘れることもまたよしと心がけましょう。でもこの「忘れちゃいけない12の法則」は名言なので、プリントアウトして、書斎の板壁に貼り付けました。拳拳服膺です。

  「忘れずに おきたいことも あるけれど 忘れたいこと 幾つもあって」

  「スケジュール 忘れてダブリ 痛い目に あった記憶が 脳裏をかすめ」

  「凡人の 私忘れる だからこそ 空きスペースでき 覚えれるのだ」

  「いい言葉 書斎板壁 貼り付けて 拳拳服膺 肝に銘じる」

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人間牧場

〇それなりとそれ以上

 私には四人の子どもがいます。それぞれそれなりに成長して、それなりの人生を歩んでいますが、この歳になって思うのは長男の存在です。長男は工業高校を卒業後大大阪の建築専門学校を出て、建築設計関係の仕事を松山へ毎日通ってしています。結婚後暫くは松山のマンションに住んでいましたが、子どもが保育園に入るのを機に帰郷し、念願の同居を始めました。長男夫婦が家を継いでくれることは私の念願だったので、孫たちと一緒に住める喜びを味わいながら、日々を楽しく暮らしています。取り立てて優秀でもなく、私と妻を足して2で割ったくらいな極平凡な、それなりの息子ですが、優しさは抜群で亡くなった親父にもそれなりに優しく接してくれました。

水平線の家で洗いものをする息子
水平線の家で洗いものをする息子

 年老いて一番の安心は同居して家を継いでくれる息子がいるということで、跡継ぎがいない隣近所の人から羨ましがられていますが、この点だけはそれ以上の嬉しさです。さて息子はやはりカエルの子はカエルで、若い頃から社会活動をしている私に似て、色々な社会活動に積極的に参加して、毎日楽しくやっているようです。特に伊予市中心市街地のまちづくりに関心を示していて、仕事の合間を縫って朝早く掃除に出かけたり、映画会や100円市に関わっていることを風の噂に聞いています。親子は同じような社会活動をしないのが普通ですが、それなり以上に興味を持っています。

 息子と気が合いながらも、反目するのはやはり人間牧場の存在です。人間牧場を造る時、諸施設の設計を息子にやってもらいました。勿論オーナーは私なので資金は私が出しましたが、随所に息子らしい私以上のアイディアを出してくれたし、今も日々の運営や今後のあり方について議論と衝突を繰り返しているのです。いずれは人間牧場は息子に譲る予定なので、それもまたありと思っていますが、ここにきて10年の時の流れで老朽化し始めた施設の補修に、少し金がいることを巡ってバトルを繰り返しています。それでも息子は昨日のような人間牧場を使ったイベントにも積極的に参加し、陰ながら手伝ってくれていて、有難いことだと口では言いませんが感謝しています。
 それなりにしか育てることができなかった息子ですが、それ以上の働きをしてくれていると思わないと罰が当たりそうです。親と子は反感反目しながら、時には共感・共鳴・共有して生きて行くもののようです。

  「それなりの 息子と同居 それなりに 楽しく暮らし 過不足もなし」

  「いつの間に おんなじ道を 歩んでる 親子はやはり 似ているようだ」

  「それ以上 求めはしない 思いつつ いつの間にやら お互い求め」

  「ああこれが 人生というもの なのかしら 親子の反感 反目もあり」

 

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人間牧場

〇3回目の切り干し大根作り

 昨日は昼過ぎまでかなり激しい雨が降りました。午後から出かける予定があったので、とりあえず前日ジャガイモの植え付けをするため引き抜いていた、大根を水洗いして切り干し大根を作りました。雨に濡れるといけないので、東屋へ大根を持ち込み、タワシで擦ったり水洗いをした後、雨に濡れない東屋で切り干し大根用のカンナで、次々と短冊状に削って行きました。

今年3回目の切り干し大根作り
今年3回目の切り干し大根作り

 前2回と同じ量の少し小さかったりいびつな青首大根でしたが、削った大根をサナに広げながら2時間ほどで作業を終えました。雨が降るので東屋のあちこちにサナを広げ、とりあえず陰干しといった感じでした。今朝は昨日の雨が少し残って、濡れるほどではありませんでしたが、外に干すこともできず、そのままにして、子どもおもしろ大作戦に出かけました。お昼に帰宅した折天気も回復したようなので、脚立を伸ばし外干しをしていますが、少し肌寒い風が吹いているので、夕方までには粗乾きするものと思われます。

 今年は切り干し大根用の削り器を買ったお陰で、昨年までのような苦労もなくなり、随分早く、しかも品質も揃った切り干し大根が造作もなくできたようです。今日の昼過ぎ親友の稲葉さんが茹でて干した切り干し大根と、味付けして干した切干大根を2袋持って来てくれました。見た目も美しく、私の生干しなど比ではありませんが、この際食べ比べてみようと思っています。

 とりあえず今年の切り干し大根作りは無事終りました。3回の作業で一年分とまではいえませんが、まあ自給自足できるほど確保をすることができました。私は退職後様々な自給活動を試みていて、ヒジキ、天草、ワカメ、切り干し大根に加え、サツマイモや里芋、干ししいたけ、梅干し、梅酒、それに蜂蜜まで保存自給が出来るようになりました。さて次の作戦は、家の横の果樹園に沢山実をつけている甘夏みかんを使ったマーマレード作りです。既に実験済みなので上手くできることでしょう。

  「三度目の 切り干し大根 雨の中 多少濡れつつ すこぶる順調」

  「あれやこれ 自給作戦 楽しくて 妻も一緒に 喜んでくれ」

  「さて次は 甘夏みかん マーマレード 食べることより 作る楽しさ」

  「自然食 安心安全 基本なり もう少い元気 確保するため」

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人間牧場

〇新聞のお悔み欄

 新聞のお悔み欄には毎日毎日、沢山の人の訃報が載っています。意識的に載せない人もいるので、どれほどの人が亡くなっているのかは分りませんが、訃報の数ほどそれぞれの人や家庭に悲しみがあるのです。わが家は昨年7月に親父が亡くなった葬儀の折、沢山の弔問を受けているので、礼をしなければならず、妻と私は見落とさないように、毎日新聞紙面のお悔み欄に目を通すのです。

 昨日は隣町長浜でパン屋を営むTさんの奥さんと、町内のNさんのお母さんの訃報を新聞で見つけました。Tさんの奥さんは既に前日葬儀を終えているようでしたが、夕方香典を用意して出かけました。Tさんは体調が優れず入院中で、亡くなった奥さんは80歳でした。予期せぬ突然の私の弔問を息子さんは大いに喜び、一室に飾られた祭壇に案内されて線香を手向けた後、少しの間お話をさせてもらいましたが、悲しみは募るばかりのようでした。

 その後今度はその足で、午後6時から始まる町内のNさんのお母さんの通夜式に出席しました。葬儀は今日ですがスケジュールが詰まっていて、運悪く葬儀に出席できないため、自宅での通夜に臨みました。お坊さんの枕経や説教、それに友人何人かが集って鐘と鈴を鳴らしながら唱える物悲しいご詠歌を聞きながら、93歳で亡くなったお母さんの冥福をお祈りし、焼香してお暇をしました。

 最近新聞のお悔み欄を見ながら気がつくことは、亡くなった人の年齢が80歳や90歳はザラで、中には100歳を越えた人までいて、超高齢化社会になっていることを実感するのです。しかし自分と同じ位の年齢で亡くなった人の訃報を見つけると、「いよいよ自分の番かも?」なんて、少しテンションの落ちる気分になるのです。私も既に男性の平均健康寿命である71歳に達していて、これからがいよいよ正念場といったところです。

  「新聞の お悔み欄に 目を通す 毎日まるで 日課のように」

  「お悔み欄 知人友人 繋がりを 見つけ対応 昨日は二つ」

  「亡くなった 人より残った 人思う 自分に置き換え これから色々」

  「同じ歳 なくなりし人 ちらほらと いよいよ自分 順番来たか」

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