shin-1さんの日記

〇青梅の漬け込み作業(その2)

 県公連主事会との交流会から8時過ぎに帰ってみると、妻は台所で梅の漬け込み作業をしていました。私が計量してざるで水切りしていたものを、梅干用は樽にビニール袋を入れてその中に塩15パーセントと青梅を入れるのです。昔は塩加減は30パーセントと決まっていましたが、今は健康のために減塩梅干にするのです。塩分15パーセントは限界線ぎりぎりで、下手をすると梅雨時期なのでカビてしまうのです。

 そこで威力を発揮するのがビニール袋と少々のホワイトリカーです。ホワイトリカーのアルコールが防カビの役目を果たし、ビニール袋がカビの侵入を防ぐのです。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 妻は毎年の作業なので手際がよく、塩も砂糖もホワイトリカーもあらかじめ購入していて、私が自宅に帰った頃には殆んどの作業を終えていました。広口瓶に3キロの梅を入れ、交互に砂糖をゆすって入れ、最後は防カビのためにホワイトリカーをコップ半分くらい入れて蓋をして密封し、熱いお湯で絞ったふきんで瓶全体を拭いて作業は終りました。

 瓶の重さを加えると総重量が9キロ近くになる瓶を暗くなった庭を通って、地下室まで運びました。地下室には電気が通っていないので妻が懐中電灯で照らしながら、地下室の中に入っている私に手渡してくれました。


 この地下室は元々親父が鯉を飼っていた池でした。鯉が全滅した時池を埋める予定でしたが、勿体ないからと池の表面にスラブを打って畳半畳分を入り口に開けて地下室にしました。実はこの地下室が今ではとても重宝で、梅干と梅酒の熟成保存庫として大いに活用しているのです。

 私は梅干が大好きで殆んど毎日一個は食べます。またイワシやサバなどの青魚を煮るときも料理用として使います。また親類には漁師さんが多く、猟師さんは出漁する時弁当に梅干は欠かせないらしく、物々交換のような形で魚のお裾分けのお礼に差し上げ喜ばれています。

 妻と私が手間隙賭けて作った梅酒も、友人たちに差し上げると大層喜んでくれます。今年も新酒ならぬ新梅酒を絞ったので、とりあえず息子や娘におすそ分けしてやろうと思っています。


 人間牧場の梅林にはまだ取り残りの青梅が残っているものと思われます。今日は県公連主事部会の主事さんたちが大勢で人間牧場へ研修にやって来ます。講義を頼まれていますが、その講義も午前通で終わる予定なので、弁当を持参して午後から残りの梅を収穫したいと思っています。

 今思えば一昨日雨の中で雨合羽を着て梅の殆んどを収穫した作業がいかに貴重であったか、まさに敬愛する二宮尊徳の「積小為大」の教えの実践でした。仕事を先送りするか前取りするかはそのときの気分や判断で決まります。多少無理をしても前取りして仕事をしていると心に余裕ができるし、人に仕事を分配できるのです。地下室で熟成のための深い眠りに就いた梅酒を思いながら、昨夜は寝る前に絞りたての冷えた梅酒を少しだけ妻と二人で愛飲し、深い眠りに就きました。


  「青梅を 洗ってざるで 水切りし 梅酒梅干 それぞれ漬ける」

  「甘い梅 しょっぱい梅と 使い分け どちらも暮らし 潤いつくる」

  「毎年の 事ゆえ妻は 馴れたもの 要領よくて 感心しきり」

  「絞りたて 梅酒飲みつつ テレビ見る 今日も一日 忙しかった」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇青梅の漬け込み作業(その1)

 降りしきる雨の中で雨合羽を着て収穫した50キロ近くの青梅の処理をしなければならない、少し重たい憂鬱感を抱きながら、それでも妻も仕事で出払っているので、結局自分しかいないことを悟って、昨日は午後から青梅の漬け込み作業を始めました。

 その準備段階として地下室に眠らせている昨年までに漬け込んだ梅酒用広口8キロ瓶を7本取り出して、近所の酒屋さんから貰ってきた一升瓶10本を丁寧に洗ってラベルを剥がし、最後は熱湯消毒をして台所の机の上に並べて水気を取りました。

shin-1さんの日記

 運よく息子嫁が広口瓶から一升瓶に移す作業を手伝ってくれたお陰で、ジョウゴやこしき用金網ざるから零すこともなく完璧に移し終えました。一升瓶に入った琥珀色の透き通った梅酒はとても綺麗で、息子嫁と試飲してみましたが、いい具合に熟成されていました。昨日はとりあえず7本分を、一升瓶10本と五合瓶2本を絞りました。その色つき一升瓶にインデックス用のラベルに「2011」と書き込んで貼り付けました。これはわが家のちょっとしたこだわりで、こうして冷暗な地下室に保存しておけば、ワインと同じように年代物の熟成した梅酒を楽しむことができるのです。梅酒を地下室に運んでから、広口瓶に残った梅を片付ける作業です。

 本当は全ての梅の実を使いジャムに加工したいのですが、20キロ以上もあるしそれ程暇もないので、とりあえず2瓶の梅を取り出して鍋に移し、残り5瓶分は残念ながらゴミにすることを決意しました。鍋に入れられた梅酒シロップにまみれた梅の実は、煮詰めて種を取るだけで砂糖を加えなくても立派な梅ジャムができるのです。しかし6キロもの梅の種を取るのは用意ではなく、一度火に掛けて熱を加え柔らかくしてからしゃもじで潰し、種を分離させましたが、これが中々重労働で、1時間近くもかかってしまいました。それでもジャムというよりは湯練とでもいうべきものが沢山出来上がりました。とろ火で煮詰めたジャムはお茶漬けのお供として、当分の間わが家の食卓を賑わせることでしょう。

 次はいよいよ今年収穫した青梅の洗浄です。梅の実を梅干用と梅酒用に選り分け、ゴミやヘタを取り大きなたるに入れて何回も水洗いしました。計りで測ってとりあえず12キロずつをざるに二つつくり、ざるに移して水気を取りました。続いて梅酒用の梅も12キロずつ水洗いしました。広口瓶一つに3キロの梅と、2.5キロの砂糖、それにカビ防止のために少しホワイトリカーを使うのですが、この作業がまた大変なのです。

 梅を洗って計量し水気を切るまでの作業が終ったところで、私は県公連主事部会の交流会に出かけました。少し早く帰って漬け込みをしようと思っていました。


  「梅の処理 まるでイモヅル 一升瓶 準備しながら 次から次へ」

  「一昨年 漬けた梅酒を 取り出して ジョウゴ差込み 一升瓶へ」

  「漬けたカス 使えばジャムに 変身し 手造り加工 食卓賑わす」

  「不作だと 思っているか 結果的 丁度よいほど 梅酒梅干」


 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇史談会の研修会

 昨晩は双海町史談会の講演会が市役所地域事務所の3階でありでかけました。史談会は2ヶ月に一回行われるのですが、二ヶ月があっという間に過ぎて時の流れの速さはまさに「光陰矢のごとし」といった感じです。私は凡人ゆえ古文書などの解読等はできませんし、強いてあげるほど興味はありませんが、それでも歴史や古いものは好きなので、昨日も興味深く講師の先生の話を拝聴しました。

 昨日の講師は元松山工業高校定時制の先生であった小池正義産という方です。私も松山工業高校のPTA会長を6年間やったことがあるので、一度お目にかかったような気がするのです。

 昨日の演題は「古文書に見る近世及び農村における土地集中」、-大洲藩郡内・高岸村の場合ーでした。先生が松山市内の古美術店で入手した資料の中に、江戸後期1769年から昭和初期1939年までの双海町内旧高岸村高岡家に伝わる古文書があり、その解読の過程で豪農の成り立ちを見つけたようでした。

shin-1さんの日記

 古文書の大部分は土地に関する文書ですが、年貢に困った農民らから土地を買い進めた過程が興味深くうかがえました。中には献上金覚書に7回の献金で名字御免や名字永代使用が許された記録もあり、また「酒造は天明年間の創業にして酒名は浦島白菊と称す」とあったり、藩主の法事出席を求める御触状写しや網代株売渡証などがあり、一見古風ながら古文書の解読の過程で出てくる面白いエピソードが次々と話されました。

shin-1さんの日記

 最後に言われた、林子兵の「伝えれば 我が日の本の つわものの 法(のり)の花さけ 五百年(いおとせ)ののち」という言葉はとても新鮮に感じました。記録は大切にしまっておけば500年後にでも心ある人が現れれば解読してくれます。林先生も高岸村の豪農高岡家の盛衰を古文書から解読されました。日本を揺るがすような発見的記録ではありませんが、それでも戦後GHQによって農地解放されるまで続いた日本の農地集積の顛末が鮮やかに読み取れるのです。

 梅雨の最中ながら一服の清涼剤を飲んだような爽やかな研修会でした。

  「古文書を 読み解きほぐす 作業にて 解き明かされる 田舎の歴史」

  「私には 真似のできない 地道にて 聞くことだけで 十分楽し」

  「記録とは 五百年後に 花が咲く いみじく先人 言葉を残す」

  「面白き こともなき物 面白く ロマン描いて 楽し人あり」  

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇青梅の収穫作業

 毎年この時期になると楽しみでもあり、また頭を悩ませるのが人間牧場の梅園の梅の収穫作業です。収穫のための梅園の下草を刈る作業は既に終えていますが、収穫作業と収穫後の処理は時間と労力が必要で、これが中々厄介なのです。

 今年の梅は豊作のようですが、わが人間牧場の梅林は超不作で、その点収穫作業が少なくて済むのですが、ご存知のように梅の木は棘がいっぱいあって、収穫する度に体中に生傷が絶えないのです。

shin-1さんの日記

 昨日はあいネットワークの研修会が人間牧場で行われるため人間牧場へ出かけましたが、午前中は雨も濡れるほどではなかったので、妻の用意してくれた雨合羽を着て遭おう目の収穫作業を行いました。午前中の作業でみかんのキャリーいっぱい、つまり20キロを収穫しました。

 研修が終って後片付けやトイレの掃除が終ったので、「ついでにやってしまおう」と再び雨合羽を着て降りしきる雨の中、午後5時まで収穫作業を行いました。木を揺する度に冷たい雨粒が体中に降りかかり、延ばした袖口や首筋を塗らしてしまうのです。汗と雨のしずくで合羽の中は何ともいえない気持ち悪さでした。


 昨日は夕方になると雨足が一段と強くなり、人間牧場に霧が立ち込めてすっかり薄暗くなったので、午後の収穫もキャリーいっぱい20キロを収穫したところで作業を中断しました。急な坂をキャリーに入れた青梅をトラックまで運び、シートを被せて家まで持ち帰りました。梅林にはまだ取り残しの梅が10k近くあるので今年はとりあえず200キロ採れた昨年の4分の1の収穫と言ったところです。

 気がつけば昨日は昼飯を食べるのさえ忘れていました。帰宅すると妻が風呂を沸かしてくれていて、汗と雨に濡れて冷え切った体を浴槽に沈め、さっぱりとしました。

 今日はまだ梅林の露も切れていないので収穫はできませんが、収穫した青梅は梅干と梅酒に下降しなければなりません。とりあえず梅干は20キロ、梅酒も20キロくらいを目安にしたいと思っています。そのためには7個の漬け込み瓶を用意せねばならず、昨年漬け込んだままの梅酒を絞って一升瓶に入れる作業をしなければなりません。一個の瓶で2升余りの梅酒が取れるので、酒屋さんに行って瓶を10本ばかり分けてもらい、お湯で洗浄乾燥する作業も一人でやると大変な作業ですが、まああせらずゆっくりと作業を楽しみたいと思っています。梅酒を絞った梅の実で梅ジャムも問う食って見たいと思っています。この数日は日程も立て込んでいてかなり忙しそうな雲行きです。

  「やはり歳 梅の収穫 漬け込みが しんどい等と 頭を過ぎる」

  「雨の中 合羽長靴 いでたちで 四十キロも 青梅収穫」

  「梅はいい この時期既に 収穫し 梅酒梅干 加工ができる」

  「酒止めて 寝酒もっぱら 梅ジュース 妻と二人で ワイングラスに」

 

 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇人間牧場へやって来た美女軍団

 あいネットワークと聞いても何をするグループなのかよく分かりませんが、いただいた資料によると伊予地区の女性認定農業者及び認定農業者のパートナーの集まりだそうです。今日はそのグループの研修会が双海町で持たれ、午前中は矢野憲子さんの「温室みかん栽培とグリーンツーリズムの取り組み」、大森美由紀さんの「観光イチゴ園の取り組み」について視察見学や実習を行い、午後は駒沢ミサ子さんの「農家民宿『夕美』の取り組み」と私の人間牧場での講演が予定されました。

shin-1さんの日記

 本当はロケ風呂で足湯でも体験していただこうかと思って午前中の早い時間に人間牧場へ行きました。人間牧場での研修時間は13時10分から14時20分までの短い時間なので25人もの足湯は無理と判断し、あいにくの雨模様も手伝って断念しました。

 先発組は13時きっかりに、後発組は13時10分丁度に、ところが肝心の事務局が路に迷って到着し若干遅れのスタートとなりました。今日の日を迎えるにあたってミミックの十亀さんと加藤さんが背景パネルを持参してやって来ました。この背景パネルは先月東広島市で開かれた高屋マツダ会のステージを飾ったパネルで、東広島に続いて今回もわざわざ雨の中を路に迷いながらもやって来て、1時までにセットして、狭い水平線の家の板間の部屋をにわか作りで見事にディスプレーしてくれたのです。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 パネルの衝立の前に馬路村産魚簗瀬杉の台を置き、私がいつも落伍をしている高座に見立てて話すのですが、まあこれがとてもよくできた模型で、25人ほどの参加者を前に約一時間気分良くお話をさせてもらいました。

 早速今夜加藤さんからメールが入り、今日の様子がリアルな写真として添付していました。十亀さんと加藤さんはこのパネルモデルを全国へ売り出そうとしています。東広島市ではステージでこのパネルをバックに講演、人間牧場ではステージこそないものの狭い会場ににわか作りの高座ステージができた感じで、むしろ今日の方が雰囲気がよかったような気がしました。


 サッカーの記者会見が発端となって今では行政も記者会見のバックパネルを気にする時代になってきました。例えばの話ですがもし私が記者会見するのなら、こんなバックパネルも悪くないと思いました。私の場合はこのパネルを講演のバックに使っていますが、これまで試験的にやった2回とも参加者の度肝を抜き、大きな効果を生んだようで、十亀さんも加藤さんも手応えを感じて帰ってゆきました。

 新しいことに挑戦する人は目が輝いているように思います。十亀さんも加藤さんもいよいよこれからが正念場です。私もある意味二人のマネキンになって嗅げながら役に立ちたいと思っています。


  「効果あり バックパネルの 前座り 講演したが 気分は最高」

  「新しき ことに挑戦 する人は 瞳輝き イキイキしてる」

  「さあ次は どんな仕掛けを 作ろうか 飽きもしないで 次の作戦」

  「雨の中 人間牧場 美女軍団 私の話に 耳を傾け」


[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇サイコーダイガクって何?

 講演や講義をすることはあっても、講演や講義を聞く機会が少なくなった私ですが、昨日は久しぶりに知り人の講演や講義をゆっくりのんびり聞く機会を得ました。

 伊予市役所双海地域事務所の松本さんから、「サイコーダイガクを開設するので参加しませんか」と誘いのメールや電話が入り、日程も何とか空いていたようなので喜んで参加させてもらいました。参加することを了解した後で気がついたのですが、この講座は来年3月まで毎月開かれるそうで、「やばい」と思いつつ一度決めたことなので、次回からもできる限り参加しようと思っています。

 
shin-1さんの日記

 しかし、世の中には面白い名前の研修会があるものです。最初「サイコーダイガク」と聞いて、人を食ったようなその意味を理解できませんでした。日ごろ駄洒落とも親父ギャグとも思える言葉を連発し、若い人から「寒~い」と私なので、サイコー=再興=再考=最高」などとパソコンで時々間違う変換ミスのように考えてしまいました。ところがこれが何と大正解で、開会式の挨拶で主催者である中小機構四国支部長の宇田川さんが、「サイコーダイガク」の名前の由来について、私の直感と々意味を持っていると話されました。

shin-1さんの日記

 昨日は開講式に続いて、NPO法人アーキペラゴ理事長の三井さんが、「地域を元気づける地力×人力の創出について」と題して講演されました。①その地ならではの地力=魅力の再興、②その人ならではの時間=物語の編集、③出会いが起こす化学反応=交流の拡大などについて、事例を紹介しました。

 続いて「四国サイコーダイガクの取り組みについて」課長代理の林さんが、「今後の具体的な内容について」コーディネーターの前田さんがそれぞれ話されました。来年の3月まで専門家による講義やワークショップ、フィールドワーク、中間発表、マーケティング調査、最終発表会などの日程が組まれているようです。

shin-1さんの日記

 考えてみれば7年前に伊予市・中山町と合併以来、観光という視点から自分の住んでいる双海町を検証したり議論したりする機会はそんなに多くはありませんでした。この機会に次へのステップとして検証・議論することは大いに賛成で、この際私も末席を汚そうと思っていますが、はてさて時間的に余裕が採れるかどうかが心配です。

 今年は下灘駅をフィールドミュージアムにするプロジェクトもスタートしていて、私たちに続く若者たちが少しずつ目覚めようと動いています。嬉しい胎動を後押しするのもまちづくりです。頑張っていい町にしたいものです。

  「サイコーを 再興・最高 再考と まるで変換 ミスしたようで」

  「このところ 話す側いる 自分ゆえ 聞く側回る 調子狂いて」

  「一年間 学習するは 知らなんだ 後の祭りと 後で気がつく」

  「人員を 確保するのは 大変と 同情しきり 一人が大事」

 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇清掃作業・温泉・ご馳走・そして夕日

 昨日は年に一度の灘町地区の大掃除でした。私が区長をしていた頃この日は大仕事で、地元の土木業者に借りた1tダンプを自らが運転し、集落内から清掃で出たゴミや土砂を集めて回り、土砂は業者の処分場へ、ゴミは焼却場へそれぞれ運んで汗だくになったものでした。しかし今はそれもなく、自分の組内の人と一緒になって市道沿線の下水や側溝を中心に掃除をするのです。朝5時に巾鍬を持って外に出て、まず自宅の側溝や溝を丹念に掃除しました。この時期は落ち葉も殆んどないし、家のリフォーム工事中なので時々掃除をしていたため、それ程手間はかかりませんでした。

 6時になったので市道に出て近所の人たちと一緒になって側溝周辺を掃除しました。田舎ゆえ側溝と水路が一緒になっている所が多いので田圃に入る堰などに注意しながら2時間近く掃除をしたお陰ですっかり綺麗になり、組長さんと相談して解散となりました。

 何年か前までは清掃後消毒薬を散布していましたが、今は殿家も合併浄化槽が普及したためその必要もなくなり、意外と短時間で簡単な清掃作業だったようです。私も若いと思っていたのに出働きした人の中ではいつの間にか最年長組となっていました。息子も同居し始めたことだし、そろそろ息子に世代交代をさせなければならないと思いました。

 作業が終るころ雨が降り出しました。昨日の天気予報は50%の確立で雨でしたが、何とか清掃作業中は持ってくれて一安心でした。余り清掃作業で汚れはしませんでしたが、前日からホタル祭り見学のため泊まりに来ていた孫尚樹を連れて行くついでに妻と二人で温泉に行くことにしました。

 星ヶ丘温泉へ行くのも久しぶりで、まるで湯治にでも行ったような気分で、身も心もポカポカしてすっかりリフレッシュしました。昨日は砥部町の稲葉さんから青森ホワイト六片という珍しいニンニクが届き、また夕方には稲葉さんが釣った3年物の大きなアジが2匹届き、ニンニクの効いた新鮮な味の刺身を夕食に食べました。あまりの美味しさにすっかり食が進んで食べ過ぎた感じがしましたが。昨日もいい一日でした。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 夕方孫たちが外出先から帰るなり、玄関先で「おじいいちゃーん、おばーちゃん」と大声で呼んでくれました。祖手に出ると孫たちの指差す方向に綺麗な夕日が落ちていました。梅雨空だというのにこの3日間、自慢の夕日だけは健在のようで、孫と一緒に自宅から見える夕日はこれまた嬉しい至福の時でした。孫たちが一緒に住むようになって一ヶ月、孫の時計に合わせるものですから最近は妻も早寝早起きの習慣がついて、遅寝早起きの私の暮らしのリズムに朝だけは近づいたようです。


  「梅干の ようだと孫が 夕日見て 巧い表現 大人にゃとても」

  「梅雨晴れ間 近所の人と 汗流し 側溝掃除 すっかり綺麗」

  「ニンニクを 効かしアジ刺 おご馳走 酒を飲まない 勿体ないと」

  「久方に 温泉入り リフレッシュ これで少しは 長生きできる」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇ぬくぬく通信が届きました

 一ヶ月に一度のぬくぬく通信が今月も一昨日届きました。A4判用紙4枚の末尾には今月も五行歌主宰の見山あつこさんから達筆な走り書きで、「若松様、お孫さんとのやりとりでしょうか、今回も楽しい歌をありがとうございました。子どもの世界はのぞけばのぞくほど、宝がいっぱい。これからも楽しんでくださいませ。梅雨に入りました。お体を大切に!!」と書かれていました。毎月毎度の事ながら、五行歌を極められている見山あつこさんの通信には、短い文章の中に相手を思いやる温かさと季節感を感じ、嬉しくなるのです。毎日ハガキを書いている私など、内容がマンネリ化してこんな素直な文章が書けたらなあと、いつも思いながら読ませてもらっています。


 さてさて先月の私の五行歌は、あいも変わらず投歌締切日の前日になって思い出し、にわか作りの作品を急いでメール便で送った次の通りでした。

   5、 これが蕎麦の花だよ

      じゃあうどんの花は?

      子どもの問いに首をかしげる

      子どもはいつも

      疑問の館

              (一位)若松進一


   ☆大人では思い浮かばないことを聞いてくる子どもたち。その発想に戸惑いやおそれをなしている気持ちが             巧く表現されている(まあこ、高市、井ノ口他)。ラーメンの花は?正解を伝えるべきか(見出)等。【疑問の               館】の引用が子供の世界を的確に現しています。

 何と何と駄作にも関わらず欠席歌の部の一位に輝いているのです。嬉しくなって妻に私の歌をはじめ皆さんの作品を読んで聞かせてやりました。すかさず「よかったね」と褒めてくれたものの、講評の文章を聞いた妻は、「あなたの五行歌より、講評の方が的確」と持ち上げたり落としたりでした。まあこのくらいでワクワクするのですから、私の浅智恵も妻の口にかかると一刀両断です。

 五行歌は老いの楽しみ(内心は若いと思っている)ですから、これからもせいぜい楽し見みたいと思っています。


  「五行歌で 私の歌が 第一位 小さいけれど 喜びあらわ」

  「走り書き 短いながら 思いやり 顔・声・姿 頭に浮かべ」

  「蕎麦の花 うどんの花は?と 孫が問う ラーメンの花? 答えられない」

  「即興が いいのでしょうか 素人にゃ 何がなんだか 分からぬままに」

   

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇ほたる祭り

 昨夜は恒例の双海町ほたる祭りが行われました。このイベントは私が現職中に始めたイベントなので、もう25年も続いています。ほたるの模型を作って翠小学校の壁に掛けたり、夜空に風船を飛ばしたり、またちょうちん行列をしたりする素朴なアイデアは今も受け継がれていますが、ホタルを一匹も登場させない、それでいてお酒が一切出ない健全なイベントとしてすっかり定着しているのです。

 最初このイベントを始めたごろは、県道の整備もできておらず、車の駐車場がないことから大混乱をしました。会場となっている翠小学校も、どちらかというと木造校舎の古い時代遅れ的な感じもしていました。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 しかし学校は環境省のエコ改修の指定を受けて見事にリフォームされ、今は一周遅れのトップランナーとして注目を集めているのです。これもホタルの復活に取り組んだ多くの人たちのひた向きな苦労のお陰だと、今は亡き北川完三郎先生や福岡親一郎さんたちの顔を思い浮かべるのです。

 昨日は夕方7時頃夕食を済ませて家族でほたる祭りの見学に出かけました。駐車場が殆んどないため、警察に目をつぶってもらって路上に斜め駐車させてもらい、ガードマンが一方通行の指示を出して難なく乗り切りましたが、昨日はその片側駐車の車の列が双海中学校まで延々3キロにわたって続いていました。私たちは幸運にも西岡栄一さん宅の前に駐車でき、歩いて会場入りをしました。翠小学校の校庭には集落や団体ごとのお店が出て、国土交通省の照明自動車が会場を昼間のように明るく照らしていました。

shin-1さんの日記

 孫たち4人は出店でくじを抜いたり、ヨーヨー風船を買ってもらったりして喜んでいました。そのうち日も暮れ、清水和繁さんの娘さんがゲストで素晴らしい歌声を披露していました。会場には知り人も沢山いて、立ち話に花を咲かせました。やがて日が暮れてホタル散策の時間となりました。ちょうちん行列の列に加わって三島のからこ橋まで見学に行きましたが、沢山のほたるが飛んでいて、息子や娘、孫たちも蛍の神秘的な光に感嘆しきりでした。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記
shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 歩いて帰る帰り道、ホタルが道端でうずくまり淡い光を発していました。孫朋樹は珍しそうにホタルを手で救い
眺めていましたが、そのうちホタルの短い命のことを考えて草むらに放してやりました。昨日は大勢の人でホタルを静かに鑑賞することができませんでしたので、二、三日うちに妻と二人でじっくり鑑賞しに出かけようと思っています。


  「外野から イベント見ると よく見える 夢中になった 昔懐かし」

  「草むらに ホタル見つけて 孫たちは 何で光るの 質問攻めに」

  「ホタルより 夜店に興味 孫たちに 財布の紐が ついつい緩み」

  「今年また 家族揃って ホタル見る 機会恵まれ ワイワイガヤガヤ」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

〇梅雨の晴れ間

 梅雨はジメジメして嫌だという人は多いようですが、見方を変えれば結構楽しいものです。私のようにリタイアしてサンデー毎日だと、雨の日には畑仕事もできないから読書や昼寝など、存分に骨休めができるのです。特にここだけの話ですが妻が仕事に出かけて留守なので、誰に文句を言われることもなく、自由で三昧な自由時間が持てて人間性の回復にすこぶる役立っているのです。

shin-1さんの日記

 庭に置いてある鉢植えのアジサイが咲き始めました。丹精込めてとまではいえませんが、私が退職した時友人から贈られた珍しい品種のアジサイを、枯らさないように2度ばかり植え替えて今日まで、枯らさないよう育ててきましたが、今年は冬の寒さの影響でしょうか花芽がいつになく少なく落胆していましたが、ここに来て花を咲かせ始めました。雨に濡れて咲くアジサイはとても綺麗で、絵にでも描きたいような美しさです。妻が留守であることをいいことに、妻が愛用している赤いこうもり傘を取り出して広げ、長靴を履いて雨の中を外に出て、アジサイの花を一人観賞しました。傘の赤と深い藍色のアジサイは何とも風流です。

shin-1さんの日記

 雨が降ると植物はイキイキとしています。雨に濡れた庭の青石は綺麗で植物の緑とよく映えます。わが家の庭は大まかな石組みは庭師さんが作ってくれたものの、木を植えたりそれらの手入れは親父が全てやってくれるため、本格的なものではありませんが、草木の一つ一つに思い出があって、それらを思い出すだけでとても楽しい気分になります。たとえば大きな庭石に這うようにへばりつけているシノブは、私が結婚する前、つまり40年も前に黒山に一人で登山しビバークした折、急峻な崖っぷちから採取したものなのです。毎年春になるとワラビの赤ちゃんのような芽が出て、夏は涼しげに秋は紅葉し、冬は落葉して深山幽谷を連想させてくれるのです。

shin-1さんの日記
shin-1さんの日記

 一昨日と昨日は梅雨の晴れ間でした。梅雨の晴れ間は貴重なので人間牧場へ弁当を持ち込んで草刈り作業をしました。二日とも急な来客があって大した仕事はできませんでしたが、来週は相次いで人間牧場で3つも研修会がもたれる予定なので、とりあえず入り口付近の道沿いや間近に迫った青梅収穫作業のための草だけは刈ってすっかり綺麗に準備が整いました。

 丁度今頃はわが家の私設公民館煙会所の窓から、あるいは東屋夕観所に座すと綺麗な自慢の夕日が居ながらにして鑑賞できるのです。この二日間は自慢したい夕景でした。梅雨もよし、梅雨の晴れ間もまたよしです。

  「雨降って こうもり傘の 赤色が アジサイ藍と 見事にマッチ」

  「雨もよし 梅雨の晴れ間も またよしと ポジティブ生きる これならできる」

  「居ながらに して夕景が 美しく 梅雨の晴れ間を 一人楽しむ」

  「この花は あの人くれた 思いつつ 今年も咲きし アジサイ眺む」

 

[ この記事をシェアする ]