shin-1さんの日記

○季節は巡りて

 6月に入ってもう3分の1が過ぎました。大森さんからいただいた卓上カレンダーの今月のとっておきの写真は、翠小学校を主会場に毎年行われるホタル祭りです。今年は今まで以上にホタルを鑑賞する機会に恵まれ、今週末には大洲市田処のホタルをエクスカーションと称し、年輪塾の皆さんと一緒に見学に行く予定です。

若松進一ブログ

 最近散歩には不向きなのですがズボンの左のポケットには携帯電話、右のポケットにはデジカメを入れて散歩しています。私の携帯電話には万歩計の機能がついているので、一日の目安である一万歩の積み重ねには携帯電話が必要なのです。朝の散歩は裏山へ通じる坂道ですが、大体2500歩くらいを稼いでいます。

 さて右のポケットのデジカメですが、実はお墓参りに落としてから不具合が続いていて、時々接触不良のため言うことを聞かなくなっています。それでも使い慣れているので使っていますが、実は父の日まで内緒にしておきたい話があります。この使い古しのデジカメがどうやらお払い箱になりそうな気配なのです。そのため酷使しても大丈夫なため、今朝もポケットに忍ばせて家を出たのです。

 カメラを持たない日に限って色々な被写体が気になるのですが、今朝は道端に6月の代表選手を見つけました。一つはホタルブクロの花です。その名前が示すとおり、昔はこの花の中に捕まえたホタルを入れて幻想的な蛍の光を楽しんだものです。2~3日前から道端に咲き始めましたが、野生の花でありながら何とも美しく優雅に咲いているのです。蜜を求めて蜜蜂も花のトンネルを散歩しているようでした。

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 もう一つ、6月の果物を見つけました。ビワです。木の上には自然のままで摘果も袋かけもしていないビワの実が、黄色く色づいていました。「ああもうそんな時期か」と感心して見ましたが、そろそろ友人からビワが届くかも知れないと淡い期待を抱きながら眺めました。ビワの木の下にはカラスの仕業でしょうか、既に味見を終えた食べ残しの実や種が無造作に落ちていました。この実も今日あたり食べられるのだろうと思い、少し惜しい感じがしました。もし私がこの実を無断で取って食べると泥棒になるのに、カラスは泥棒にならないのですから不思議な話です。

 まあそんな話はさておいて、身の回りや足元の巡る季節を楽しむのも散歩の取り得です。しかもデジカメで私のブログの愛読者に、写真を通して季節の話題を届けるのも大切な私の役目かも知れないとふと思いました。北の大地に住む人や都会の片隅に住む人にとっては、こんな四国愛媛双海の豊かな自然をブログの画面で楽しむことが出来るのですから、これからも折に触れ紹介したいと思っています。

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  「道ぶちに 見つけた初夏を デジカメで 撮って配信 愛読サービス」

  「カラス食べ 泥棒不問 私取る 警察沙汰で 何とも不思議」

  「蜜蜂が ホタルブクロの トンネルへ 見ていて飽きぬ 自然営み」

  「もうそんな 季節か我に 顧みる ホタルブクロの 花の綺麗さ」

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shin-1さんの日記

○私設公民館煙会所へ近大の学生が研修に来ました

 昨日の午後、市役所支所の松本さんが大阪からのお客さん7人を伴って、私設公民館「煙会所」へやって来ました。本当は人間牧場へ行きたい希望があったようなのですが、公共交通しか交通手段がないので、「煙会所」での話となってしまいました。

 お客さんは近畿大学の学生さん5人と教授・準教授合わせて7人のメンバーで、詳しいことは分かりませんがどうやらフィールドワークの一環として、夕日を地域資源にした双海町のまちづくりについて勉強したい意向でした。午前中にシーサイド公園で松本さんがレクチャーしてくれていたので、私は学生や先生の質問に答える形でお話をさせてもらいました。

 学生も先生も事前に私や双海町について、インターネットのホームページなどで随分学習を積んでいて、的を得た鋭い質問に充実した2時間余りを過ごしました。

若松進一ブログ
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(熱心に議論する近大の学生たち)

 学生たちは煙会所の醸す独特の雰囲気の中で私に鋭い質問をしてくれました。ある意味滅多に聞けない裏話です。特に普通成功事例を聞きたがるものですが、私の失敗経験まで聞かれました。私ももう時効なので語ってもいいであろう町名変更騒動についても、少し触れました。私にとって町を活性化するプロローグは、やはり町名変更問題だったように思うのです。まちを二分する大騒動だったのでこれまで黙して語らずを貫いてきました。多分二人の元町長への配慮と、騒動再燃を心配しての自戒だったように思うのです。

 町名変更問題は私にまちづくりの根本、つまり地方自治の何たるかを学ばせてくれました。町を二分する町長選挙や私の責任問題など、大きな迂回時代が4年近くありましたが、その充電がその後の夕日を地域資源にしたまちづくりのパワーとなって花開いたように思うのです。

 近大といえば「近大マグロ」と言われるように、すっかり有名な代名詞が付いていますし、私が尊敬する宇和島水産高校の大先輩玉井恭介さんの母校でもあるので、視察研修の話を受けずばなるまいと日程を割きましたが、熱心な学生や先生の話しに2時間余りがあっという間に終わってしまいました。

 学生は最後に、双海町の安心と気がかりについて質問しました。安心は私の後ろを振り向けば松本さんはじめ何人かの自立した仲間がいること、つまり人づくりが出来ていること、心配は合併によって双海町のまちづくりの行方が不透明なことと答えました。行政はいつも効果効率という美名のもと、不効率なものをそれが宝であっても気付かず、築いていても気付かないふりをして容赦なく捨て去るのです。

 例えば双海町の宝物であるシーサイド公園なども、民営化という名の基に捨て去るのでしょうが、私はこの際まちづくり会社を興し、シーサイド公園の運営で得た利益を地域再生につぎ込むような新しい発想を持たねばならないと、密かにその構想を練っていますが、はてさてどうなることでしょう。

 夕日を地域資源にしたまちづくりはある意味成功し、ある意味停滞して第一ラウンドを終えました。これから、いやもう始まっている第二ラウンドをどう構想しどう具現化するのか、その実力が問われそうです。おっと、私的ブログとは言いながら少し突っ込み過ぎてしまいました。このブログをいつもどおり関係者が読んでいないし、読んでも気付かないことを祈ります。

 私と座談した近大の学生さん、お疲れ様でした。あなたたちの凄い学びの感性に大きな拍手を送ります。

  「近大の 学生研修 煙会所 火のない囲炉裏 心に火つけ」

  「久方に 議論白熱 嬉しくて 思わず失敗 経験話す」

  「近大と 言えばマグロか 玉井さん 両雄負けず 劣らぬ学生」

  「振り返る 俺の後ろに 仲間いる これが何より 嬉しいことだ」

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