○今日から大学の授業が始まりました
今日は愛媛大学法文学部総合政策学科の今年度授業の始まりで、2時限目(10時30分~12時)にガイダンスがありました。2回生100人余りを集めて5人の担当教員がそれぞれの授業内容について約10分間ずつレクチャーをしました。この仕事も6年が終わりそろそろ潮時と思っていましたが、担当の先生に懇願されてまた一年やることになりました。昨年度まで担当していた丹下先生も加わるもののチーフ役は木村先生だそうですが、打ち合わせ会やガイダンスの調整が遅れてヤキモキしたもののこれで何とか軌道に乗って行けそうでホッとしています。
今日のガイダンスに当たってシラバス概要を一枚用意し今日の会に臨みました。その内容は次のとおりです。
①担当教員 私の自己紹介です。
②授業テーマ 地域振興・まちづくりー地域活性化論です。
③サブテーマ 住みたいまちの条件・尋ねたいまちの条件
④主な授業 ・講義(地域振興・地域づくり概論・全国実態・県内実態・人づくり・若者の意識と行動
・フィールドワーク現地調査(都市近郊・山間地域・南予地域・漁村地域)
・住みたいまちの条件・尋ねたいまちの条件ワークショップ
・モデル事例発表会
・報告書提出
⑤時間配分 講義30時間・現地調査30時間=合計60時間(4単位)
毎年春先のガイダンスでは一抹の不安と期待が交錯します。ガイダンスはいわば教員の腕比べです。専任教員2人と非常勤講師3名がそれぞれ違ったテーマに沿って話すので比べようがないのですが、聞いて自分の好きな教員の講義を第一から第4まで希望を書くのです。つまり人気投票ですから、第一希望が多いとフィーリングが合って一年間の授業が上手くいくのです。私は他の4人に比べ決して引けを取らないと思っても、選ぶ相手は学生なので自分の意志は通らないのです。さてどれだけの学生が私を選んでくれるかは定かではありません。でも来週には担当の先生によってクラス編成され、掲示板に張り出されるのです。
私の授業は日程の都合もあって4月30日からスタートすることを伝えました。つまり私の404教室に4月30日に集まってくる予定の20人ほどと一年間授業をすることになるのです。
こうした不安のほかに期待もあります。限られた60時間で、若者たちがまちづくりに目ざめてくれればこんな嬉しいことはないのです。過去6年間の授業で学生たちの心の変容が見られました。また今日学内で偶然にも出会った昨年度の学生たちと懐かしく楽しいおしゃべりをしました。学生たちは私と過ごした60時間が懐かしくて様々な思い出話をしてくれました。
訪ねてみたいまちも、住みたいまちも結局は、自分が積極的にまちづくりにかかわらなければ実現しないことをしっかりと教えて行きたいと決意を新たにしました。
毎年今年が最後と思って一生懸命かかわってきた法文学部総合政策学科の授業も7年目、今年こそは最後になるかも知れないと腹をくくって頑張りたいと思います。
「今年こそ 最後と思い 七年目 大学講師 すっかり板に」
「ガイダンス 自分の実力 試される 学生希望 果たして来るか?」
「何処となく 余裕出てきた 講師業 週に一度は 教壇立って」
「大学は 奥が深くて 分からない 分け入り進む それしかないな」