shin-1さんの日記

○ネバネバな食べ物

 昼間はまだまだ残暑が厳しいものの、朝晩少しずつ涼しくなって今日から9月です。「歳をとると月日の経つのが早いように感じる」とは、今日90歳の誕生日を迎えた親父の弁です。そのことは親父ほどではないにしても私たち夫婦にとっても同じで、私が退職して早いもので3年半が経ちました。その間私は一体何を目的にどのように過ごし、どんな進化を遂げてきたのでしょうか。人生の区切りを大切にしてこれまで生きてきた私にとって21年刻みの日時計は21歳、42歳、63歳と3クォーターを確実に目的や目標をクリアしてきましたが、いよいよ来月から4クォーターへと突入です。

 ノー天気男と妻からいわれる私でも、気がかりなことは幾つもあります。大きく分けると①健康、②生きがい、③老後、③子や孫などでしょうが、その一つ一つを意識を持って確実に生きて行くことだと肝に銘じています。

 ①健康

 今のところ、8年前に患った胆のうの調子もよく、これといった悪くも痛い所もなく健康に過ごしています。二ヶ月に一回の健康診断も欠かさず行っています。体の健康には快食・快眠・快便がありますが、快食が何よりも大事で、私の健康については妻の気配りは相当なもので、胆のうの手術後嫌いになった肉食は殆どなく、魚ややさい中心の体にいいものを手間暇かけて作り食べさせてくれるのです。お陰で快便好調、心のストレスがないから快眠も一日4時間と短か目ながらぐっすりです。

 昨日一日だけでネバネバ料理を三種類も食べました。朝は納豆でした。私は妻のように何度もかき混ぜてネバネバを作ることはせず、糸を引かない発酵したそのままの状態が好みなので酢醤油をかけて食べました。昼はわが家の菜園で朝収穫したオクラを刻んで食べました。オクラの苗は8本植えましたが半分が枯れたものの4本は生き延び、今は大きくて元気なオクラが毎日4~5個獲れますので、夫婦にとっては丁度よい量なのです。夕食にはモロヘイヤのおひたしが出ました。昨日息子が振り付けなどで関わる劇団イリュージョンの公演を見に行った帰りにスーパーでモロヘイヤを見つけたらしく、今年初めての料理となりました。昨年までは家庭菜園に作っていましたが、今年は苗を手に入れることが出来ず、食べたい気持ちでしたのでラッキーでした。納豆やオクラ、モロヘイヤのようなネバネバした食べ物は体によいといわれていて、健康の秘訣はやはり妻の食生活管理にあるようです。

 ②生きがい

 リタイアして直ぐに取り組んだ人間牧場も、周りの人の協力で素敵な使い方をしています。家族とも人間牧場を介して向き合うようになりました。人間牧場は私の今の人生の大きな支えです。魚梁瀬杉の切り株を高座に見立てた落伍も慣れてきたし、高座本も目標を突破しました。年輪塾も始まりました。地元の子どもたちとのふれあいも順調に進んでいます。ブログも一日2本のペースがすっかり板について情報発信による新しいネットワークもできつつあります。傷みかけたパソコンも娘婿や息子の支援で新しいパソコンに順次更新しつつあります。大学も、まちづくりもそろそろ次へのバトンタッチの時期に来たようで、軟着陸の仕方を考えなければならないようです。

まあ63歳という年齢にしては充実した生きがいある人生を送っている方だと自負しています。

 ③老後

 年金暮らしに入っていますが、妻のリタイアもそろそろです。質素で慎ましやかな暮らしをすれば年金で暮らしてゆけるのですから、経済的には困らず有難い世の中になったものです。私たちの老後もさることながら、今日90歳を迎えた親父の老後がまず気にかかりまし。親父も私も在宅介護を望んでいますので、穏やかな今のような暮らしを続けたいと思っていますが、年寄りはいつ何時突発的なことが起こるか分らないものですから、自分たちの老後も含めてしっかりと生活設計したいものです。

 ④息子や孫の将来

 二人の息子がまだ未婚です。何とか伴侶をと思っていますが、こればっかしはどうにもならず、妻の悩みの原因にもなっているようです。晩婚時代なので私は余り気にしていませんが、もうそろそろというのが本音かも知れません。孫も3人誕生しそれぞれ成長をし続けています。せめて私1×妻1=子ども4×孫6くらいな計算が成り立つようにして欲しいと願っています。

  「早九月 時の経つのは 矢のようで 間もなく私 六十四になる」

  「人間は 嫌でも歳を とるものだ ゆえに前向き 生きてゆきたい」

  「ネバネバを 食べれば体 いいですと 人気番組 いうものだから」

  「モロヘイヤ 納豆オクラを 次々と 妻は食べさせ 夫気遣う」 

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shin-1さんの日記

○七五三現象

 七五三といえば子どもの厄払いの縁起行事として日本の各地に定着しています。医学の発達していなかった昔は乳幼児期の死亡率が高く、三歳、五歳、7歳という年齢を超えることが難しかったようで、偶数より縁起のよい奇数の三、五、七という数字が選ばれ、五代将軍徳川綱吉の子どもがお参りした11月15日をお参りの日と定められ、着飾った子どもたちが近所の氏神様へ無事長久を祈るためお参りするのです。三は言葉、五は智恵、七は歯を、それぞれ神から授かることを感謝したといういわれも納得しますし、千歳飴は千年にあやかったものかも知れません。

 最近七五三という現象が若者の間に広まっているという話しを、ジョブカフェ愛Warkの大内所長さんの講演で聞きました。大内所長さんとは昨年、国立大洲青少年交流の家で開かれた大人を考えるフォーラムの実行委員としてご一緒していましたが、講演を聞くのは初めてなので興味をそそりました。中でも数字が示す「七五三現象」という言葉は面白い表現でした。

 中学校卒業者の七割、高校卒業者の五割、大学卒業者の三割が、新卒で就職しても3年以内に仕事を辞めてしまうというのです。この現状を七五三というのだそうですが、全国平均は中卒平均70.2%なのに愛媛県92.3%、高卒は全国平均49.2%なのに愛媛県49.5%、大卒は全国平均35.7%なのに愛媛県40.4%といずれも愛媛県は離職率が高く、特に中卒は10人中9人までと殆どの若者が3年以内に辞めてしまうのです。進学率が高くなり、中卒若者の数はそれほど多くないので離職率の高さは問題にならないと思われますが、ニート(弱年無業者)やフリーターも、2003年をピークに減ってはいるもののやはり気になります。

 私には4人の子どもがいますが、長女長男は最初の仕事を今も続けています。、次男と三男はこの七五三現象には当てはまらないものの離職ならぬ転職をしました。次男は高校卒業後8年間も勤めた会社を辞めて看護学校に入校して5年間学び、看護師として再出発をしました。三男は大学卒業後4年間勤めた会社を辞め社会人枠で警察官になりました。

 就職は永久就職と思う私たち世代からすれば、息子から転職の話しを聞いた時、「えっ?、何で今更」と思いました。特に子どもの世話をし続けている妻は子どもの将来について考えることが多く、子ども以上に悩んだようでした。でも今の日本は、昔のように永久就職といった考えの時代ではなくなり、私の息子のように働いてお金を貯め、将来のために資格を取るために学び直すことだってあるのです。

 今にして思えば、転職を考えた息子も勇気ある決断でしたし、それはそれとしてよい決断だったと思うのです。将来の夢もないままニートに甘んじている若者の多いことが問題ですから、親として子どもに適切に関わることを考えなければならないのです。

 大内さんにいただいたパンフレットの中には、保護者へ①子どもの話、ちゃんと聴いていますか。②こんなふううに、思っていませんか。③子どもこと、ちゃんと知っていますか。④自分の思い込みを、押し付けていませんか。と問いかけています。

 今社会人として特に求められている三つの能力と12の力についてもメモがありました。

 ①前に踏み出す力(アクション) -一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力-

  □主体性  物事に進んで取り組む力

  □働きかけ力  他人に働きかけ巻き込む力

  □実行力  目的を設定し確実に行動する力

 ②考え抜く力(シンキング) -疑問を持ち考える力

  □課題発見力  現状を分析し目的や課題を明らかにする力

  □計画力  課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

  □想像力  新しい価値を生み出す力

 ③チームで働く力(チームワーク)  -多様な人々とともに、目標に向けて協力する力

  □発信力  自分の意見を分りやすく伝える力

  □傾聴力  相手の意見を丁寧に聴く力

  □柔軟性  意見の違いや立場の違いを理解する力

  □状況把握力  自分と周囲の人々や物事との関連性を把握する力

  □規律性  社会のルールや人との約束を守る力

  □ストレスコントロール力  ストレスの発生源に対応する力

  「七五三 若者離職 現象と 聞いて驚く 今の若者」

  「何時の世も 悩みは多し 生きること 相談相手 無きが心配」

  「パチンコや ゲームセンター 入りびたり 知っているのか 親は何処に」

  「わが息子 暗いトンネル やっと抜け 今は生き生き 輝き生きる」  

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