○水平線の家のウッドデッキに防腐剤塗る
昨日からお盆の休暇になった長男家族が夕方帰って来ました。長女の家族は旦那の実家である大阪へ帰省しているので、賑やか家族がいない分静かなのですが、それでも孫が一人いるだけで何かと賑やかで、楽しいお盆となりました。息子は帰省する前電話で防腐剤塗布の話をして防腐剤を買ってきました。日中は暑いので夕方になった午後4時頃急な思いつきで夕食前に塗ろうということになって二人で出かけました。
太陽は幾分西に傾いてはいましたがまだまだ暑く、水平線の家のウッドデッキは真夏の太陽の熱を十分吸い込んで手で触っても熱が伝わってくるほどでした。長男が防腐剤の蓋を開け、小さな容器二つに小分けして刷毛で片方から丁寧に縫ってゆくのです。二人が両端から塗り分けましたが、手の届く1.5メートルくらいの長さしか塗れないため4回も行ったり来たりです。木地の温もりのため、防腐剤は面白いように吸い込まれて、小分けしたプラスチックの容器は直ぐに空っぽになりましたが、極力丁寧に塗ろうとしっかりと吸い込ませて塗りました。防腐剤の異臭は外気にかき消され防臭マスクをするほどではなかったものの、長時間やっていると少し幻覚症状が起こるほどでした。それでも二人で1時間半余りで塗り終え、最後は靴を履いて下に降り、ウッドデッキの下周りにも塗って作業を終りました。作業が終る頃になると縞模様の藪蚊が出始め、処構わず洋服の上からも容赦なく攻撃してくるのです。左手に容器、右手に刷毛を持っているため、藪蚊を追い払うことも出来ず、あちらこちらを刺されてしまいました。半ズボンで作業していた息子はそれは大変で藪蚊に幾つも刺されてもう限界とばかりに作業を終えました。予定では2回塗りなので、明日も塗ろうと考えていましたが、一度に二回塗るよりは秋頃にもう一度塗った方が効果的ではないかと相談がまとまり、とりあえず今回の防腐剤塗りはこれで終了する事にしました。
最近、ウッドデッキが大流行で、土地に余裕のある家ではウッドデッキを作っていますが、どこのウッドデッキも真新しい時は椅子を置いたり焼肉パーティをしたりと、それなりの使い方をしているようですが意外と長続きせず、結果的には防腐剤も塗らぬまま腐って朽ち果てて撤去若しくは外観を損なうように放置されていることが多いのです。雨ざらし日ざらしのウッドデッキは元々外国で発達したものであり、高温多湿の日本では日持ちがしないのは当然なのです。そんな高温多湿な日本で持たせる方法はこまめに防腐剤を塗る以外ないような気がするのです。毎年一度は防腐剤を塗ろうと決意して始めたメンテナンスですから、設置後3年半が経過しましたが未だにびくともしていません。昨日防腐剤を塗りながら息子と色々話をしました。外壁もそろそろ塗りたいし、施設を持っているがゆえの臨時的出費も馬鹿にはなりません。それでもころからも手入れを行って大切に使いたいと思っています。
人間牧場を作って最大のメリットは家族の人間関係がすこぶるよくなったことです。建築関係の仕事をしている
長男とは随分共通の話題が持てるようになりました。そして二人で密約して出費を伴うことを次々するものですから、妻は嬉しくも期限が悪いのです。
さて次の目標であるお釜部屋の建築について、防腐剤を塗りながら親子で色々と話し合いました。釜戸を作る最初の計画はまだ生きていて、そろそろ実行に移したいと思っています。設計は勿論息子がするのですが、その資金も貯えなければなりません。そんなに金をかけず手作りでと考えていますが、多少の出費はやむを得ないのです。釜戸部屋が出来れば色々な食に関するメニューが実行できるのです。
また親子の夢が広がってきました。今日は息子と私の考えを話しながらお墓参りに出かけました。妻曰く、「またよからぬことを相談してる」と・・・・・・。
「防腐剤 親子で並び 塗って行く 早くも三年 あっという間に」
「十年は 持たせるつもり 防腐剤 夜来の雨で ちょっと心配」
「さて次は 釜戸を造る 予定だが どんな姿に すべきか迷う」
「牧場の ウッドデッキは 目玉です これが無ければ タダの山小屋」