○顔も背中も自分で見れないものだから
~前号からのつづき~
⑤コンプレックスを持たない
顔に自信のない人は何かとコンプレックスを持つものです。美しい人でさえあそこがここがと、気に入らない部分を探して美容整形するようで、豪腕な美容整形の先生の手にかかると、昔の顔は何処に行ったの?と思うほど変容するそうです。美を求めて止まない人間の嵯峨とでも言うべきでしょうが、コンプレックスの固まりのような人は対人関係も悪いようです。
⑥顔の状態が精神の状態をつくる
顔は、目は心の鏡といわれるように、顔の状態が悪いと心まで悪くなり、ついには病気になってしまいます。一概には言えませんが、私自身病人となって入院した時、鏡に写った自分の顔はまさに病人のような顔をしていました。退院の日の顔の何とすがすがしかったことでしょう。顔に笑みを浮かべると心も笑みを浮かべたような状態になるものです。
⑦目と目の間を広げる
眉間にシワを寄せる人がいます。自分でも怒った時は眉間にシワが寄って狭くなります。目と目の間を広くするような気持ちになると顔は温和になります。
⑧口と歯で美しく笑おう
口を広げて歯を見せ笑うことはお行儀が悪いと昔は咎められました。故に女性は手を口に添えてウフフ笑いが上品とされました。しかし喜怒哀楽の喜楽を顔で表現する方が楽しいと思うのです。笑う門には福来るです。いつも笑みを絶やさず口と歯で笑いましょう。入れ歯だって気にすることはないのです。
⑨左右対称の顔相になる
悪役の人の顔は左右のバランスが崩れています。つまり鏡を見て左右のバランスが崩れている人は悪い人間に見られるから要注意です。
⑩いい顔、楽しい顔は人に伝わる
どうやらいい顔、楽しい顔は人に伝わるようです。自分の家で誰かが落ち込んだ顔をするとみんなが暗い顔になります。何年か前県が提唱して「太陽のお母さん運動」というのがありました。家庭の源であるお母さんが太陽のような心を顔に出して家族、特に子どもに接すれば、子どもたちは太陽と旅人の童話のように自分のマントを脱ぎ捨てるのです。
私はこれまで自分では見れない自分の顔を何度となく鏡で見てきました。しかしそれ以上に不特定多数の人が二つの目で私を見続けてくれています。昨日も500人を超す人の中に身を投じましたが、「あら若松さんお元気」とか、「久しぶりですね」と何人もの人が気軽に声をかけてくれました。それは美しく見せようと肩肘張っていない自然体でいるからかも知れません。
昨日嬉しいい事がありました。金銭教育で三津浜幼稚園へお話に行ったことを覚えていた若い女性がいて、試食交流会で立ち話となりました。私の講演の中ではわが子育ての失敗談を話していますが、ある人が同じようなことを失敗し同じような対処をしたという話しをしていたらしく、話に花が咲きました。嬉しい反応にお互い思わず顔がほころびました。その若い女性の素敵な笑顔が昨日はずっと心の中に残像として残りほのぼのとしました。
「今日からは お化粧品など 金かけず 笑う訓練 美人になるよ」
「美人とは 顔や形じゃ ありません コンプレックス 持たず生きよう」
「お光を 幾ら着けても 生まれつき 豚に真珠と 人は悪評」
「俺の顔 親父おふくろ 合作品 息子娘も 夫婦合作」