shin-1さんの日記

○豊作と不作

 わが家の家庭菜園は折からの猛暑でギブアップの状態です。何せ8月2日に台風5号がやって来て雨を降らせてからはこの10日余り雨らしい雨が降らず、連日報道されているように猛暑日が続いて、夏野菜が枯れ始めたのです。夏野菜といえばキューリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、カボチャ、スイカなどが代表選手ですが、今年は天気が良いため殆どの野菜が豊作でした。しかしここに来て水不足は否めず、キューリなどは早々と根を上げてしまっています。

 近所の家庭菜園を見ると、殆ど全ての夏野菜が枯れかけているのに、わが家の野菜が元気なのには理由があります。それは親父の力なのです。数年前わが家では池で鯉を飼うため地元の水道業者に頼んで小さく簡単な井戸を掘りました。井戸といってもパワーショベルで少し深めの穴を掘りそこに長目のコンクリートのヒューム管を埋めているだけのものです。井戸を掘った近くには清水が湧いていた所なのであるいはと淡い期待を持ちました。最初はそんなに水も溜らず失敗かと思われたのですが、次第に水が溜り始め、地下に水道が出来たのか、今ではかなりの量を使ってもポンプアップした水が勢いよく出るのです。親父は自分でエスロンパイプを畑まで引いてちゃんと散水が出来るようにしているのです。夕方太陽が沈むと親父はやわら畑に出て井戸水を野菜にたっぷりやるのが夏の日課になっているのです。

 その恩恵を受けているのは私たち家族で、近所ではもうトマトもナスも枯れ始めているのにわが家のナスは食べ切れに程量産されて、毎日のように近所におすそ分けして喜ばれているのです。

 今年豊作だったものにミニトマトがあります。ミニトマトは病気に強く毎年豊作なのですが、今年はその丸いミニトマトが普通のトマトと一緒の場所に植えていたため、どういう訳か食べ頃になったら腐るのです。連作障害だろうかと思いつつ、口に入れるものなので消毒も出来ず今年は諦めています。しかし別の場所に植えたドングリ型のミニトマトはかなりの豊作で、二日おきに大きなボールいっぱいの収穫で、お陰様で今年は完熟トマトを毎日毎日賞味しています。来年はこの品種を購入して今年のような豊作を期待したいと妻と話し合っていますが、さてこのトマトの苗は何処で買ったのか、いや誰かに貰ったのか未だにそのことが分らず終いなのです。真赤なトマトを畑かでもぎ取る楽しさは何にも変えがたく、ただ今私の夕方の日課になっています。


 オクラも遅まきながら毎日10個ほど収穫しています。わが家はオクラ大好き人間が多く、納豆にオクラ、すり大根にオクラ、オクラの天ぷらなどなど逸品として食卓で存在感を誇示しています。

 今月末にはになると月を愛でながらのいもたきの話題が出始めますが、その主役は里芋です。ところがこの里芋は真夏の時期に地下茎が太るのに水が不足するため水の大好きな里芋は中々太らないのです。親父は今年この里芋を思いきって沢山植えました。親父の水やりがかなりの時間を費やすのはこの里芋のせいなのです。他所の里芋が根を上げつつあるのに大きな葉っぱを茂らせているのは親父の水やりのお陰なのです。

 この分だとあと20日ももすれば美味しい里芋が賞味できるだろうと淡い期待をして、自分は水もやらず親父の水をやる風景を横目で見ています。

  「水をやる 人と食う人 違う人 役割分担 上手くできてる」

  「井戸水で この夏乗り切る 野菜たち 今日もこうして 近所裾分け」

  「陽が落ちて 畑水やる 親父さん あなたのお陰 健康身体」

  「夏過ぎりゃ 里芋掘り出し 芋を炊く 目の前浮かぶ 美味しい日々が」

  

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shin-1さんの日記

○今年も実行委員を引き受けました

 リタイアして2年4ヶ月余りが過ぎました。辞めると「あいつは暇だ」と思っているのでしょうか、あちらこちらから声がかかりボランティア活動に参加するよう誘われるのです。中には「集会の人数が不足しそうなので動員に一役買って欲しい」とか、「選挙の運動員になって欲しい」などと私の足元を見ているような誘いもかなりあるのです。私はその都度「あいにく都合が悪い」と、行けないことややれないことの理由を探して敬遠するのですが、敵もさるもので私が逃げないようにどんどん囲みを狭めてくるのです。「仕方がない。それ程言うのだったら顔を立てて一回くらいは」と甘い顔を見せれば、どんどん深みに引きずり込まれてゆくのです。これまでにも色々な所に顔を出している私ですから、面は割れていて「えっ、何で若松さんがこんな所に?」なんて驚きのであいもあったりして、ホトホト困っています。

 でも中には双海町の少年少女おもしろ教室の実行委員長などのように行き掛かり上仕方のないものもあり、人間牧場を開放してそれなりに力を入れてボランティアをしているものも少なくないのです。


 一昨日出かけた国立大洲青少年交流の家の「大人を考えるフォーラム」の実行委員もその一つで、過去2年間委員長に就任して企画や運営に携わった経験から3年目の今年も、渋る私に有無を言わせず引きずり込まれてしました。そしてこともあろうに委員長というまとめ役を仰せつかってしまったのです。

 出掛けに嫌な予感がしました。人間牧場の近所で火事騒ぎがあり、「人間牧場が燃えているのでは?」と思った騒動はブログに書きましたが、その余韻を引きずって家を出る時妻が「お盆の16日に会議をするなんて、お役所仕事ねえ」なんて陰口(言った事を書くのですから陰口ではないですね)を叩き、「みんなの都合の良い日を探していたらたまたま16日になっただけ」と言い訳をして出かけました。

 会議は夕方5時から7時まででしたが、嫌な予感は的中し断る理由もなく委員長を引き受ける羽目になりました。これから12月のフォーラムに向けて水面下の会議が続くものと思われます。

 今回の会議は過去2回のフォーラムの経験を活かして「大人とは何か」といった概念論などはせず、むしろプログラムの充実と運営、それに募集に重きを置いて話しましたので、昨年までの経験が随分活かされそうで大助かりです。新しくメンバーに加わった方々には少し理解し難いところもあるようですが、スライドで昨年の担当者の武田さんから微細の説明があったので納得したのではないかと思われるのです。

 まあそんなところでまた忙しくなりました。やるからにはいいプログラムを企画し、いい人に集まってもらい、いい運営が出来るよう、そして次につながるような集会にしたいと思っています。

  「俺だって 暇じゃないけど 仕方ない 今年もない知恵 出さにゃなるまい」

  「お盆だと いうのに会議 持つ役所 俺に合わせた 仕方ないだろ」

  「いつの間に コップがボトル 変身し 机の上に お茶が配られ」

  「40度 越えたと報道 するその日 大洲秋風 トンボスイスイ」

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