shin-1さんの日記

○高知県はまだ遠い

 先日群馬へ行った折、群馬の方から「四国へは行ったことがないので分りませんが」と前置きされて、「愛媛県の位置や特徴を教えてください」と言われて愕然としました。それもそのはず、私たちが逆に「群馬県へは行ったことがないので分りませんが」と前置きされて「群馬県は関東のどの辺りの位置で特徴を教えてください」と言っているようなものです。私のように旅慣れているものでも、群馬県の位置を正確には伝えられないし、群馬県といえば「かかあ殿下と空っ風」や、草津温泉くらいしか思いつかないのです。

 逆に「あなたは愛媛で連想するのは何ですか」と逆に質問すると「みかんと道後温泉」くらいしかとっさには浮かばないのです。県外の人が左様な程度ですから愛媛県の位置など高知県とダブったりするんは当然なことでしょう。

 一昨日高知県須崎市の生涯学習フォーラムに招かれて出かけました。須崎市へは高速道路を走るとまるで逆方向へ行くようにいったん香川県境の川之江ジャンクションまで走り、南国・高知を過ぎて須崎インターで降りると2時間半くらいで到着するのです。私が選んだコースは一般国道197号でした。双海町を出発し長浜経由で大洲に出ます。大洲から197号に入るとあとは一本道で、日吉・梼原・葉山を経て須崎へと入ってゆきます。車のメーターをゼロにしてスタートしましたが150キロ足らずで約2時間半かかりました。つまるところ高速道路でも一般道路でも同じ時間で到着するのです。現代はスピードが求められるため殆どの人が高速道路を使います。県庁所在地の高知市へ行くのには高速を通ると2時間、国道33号を通ると3時間ですから普通は早いほうを選ぶでしょうが、須崎へはわざわざ高い高速道路の料金を払うこともないので、いつもその道を撰んで走ります。途中には最後の清流といわれる四万十川の流れや沿線市町村の長閑な佇まいが見えるので、いい旅気分を味わえます。

 それにしても四国も広いですね。私の町からだと高知県足摺岬だと4時間、室戸岬は高速道路を使っても4時間はかかります。それでも山や谷や峠を縫うように曲がりくねった道を走ったその果てに見る太平洋の広さは何といっても高知の魅力です。おおらかな高知人の気質も坂本龍馬のファンの一人としては大好きです。昨日の集会に吉本さんという若くて素敵な女性の方が講演を聞きに来ていました。バレンタインチョコをいただきましたが、彼女は昨年私の町へ視察研修に来た折知り合いました。手紙や写真のやり取りの中にもしっかりとした主張が感じられました。わたしには吉本さんのように行く先々で知り合いがいて、その人たちと交流するだけで心が和み、旅の疲れなどどこかに吹っ飛びます。人生も旅もまさに出会いの連続なのです。

 須崎市は合併をしない生き残りを選択しました。公務多端の折にもかかわらず、講演先までわざわざ私を訪ねてこられ、硬い握手をした須崎市長さんの手の温もりが今でもこの手に残っているようです。土居課長が自らに課した「今晩の集会は100人集める」公約は殆ど100パーセント達成されていました。その意気込みが生涯学習にとって今一番必要なパワーなのかも知れません。

  心温められて、須崎からカーナビの画面に写る150キロの元の道をただひたすら一人で走り、12時前にわが家へ帰って来ました。「ただいま」。「お帰りなさい」と妻の元気な言葉が出迎えてくれました。

  「四国だといえど行くのに3時間ゆっくりのんびり旅を楽しむ」

  「悠久の時を流れる四万十を横目見ながら目指す海原」

  「この道はいつか来た道思いつつ一人分け入る峠の小道」

  「あちこちの峠越えればまた一つ美味い物ありそれも楽しみ」

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shin-1さんの日記

○面白いお医者さんの話③

●漢字で感じる健康とは

 食という字は人に良いと書きます。果たしてあなたの食は体に良いものを食べているでしょうか。

 幸福は顎福 口から入れるのが食物ならば、口から出すものは言葉、言葉は大切に病は口からです。

 お米の語源は古文書で光命と表記されています。ライス・イズ・ナイスです。

 粕という文字を分析すると米に白、つまり精米した白米は粕ということになります。出来るだけ命を持った未精米の米を食べましょう。

 食に欠かせないのが(飲)み物、水や麦茶がおすすめです。

 朝食は調食、朝食はパワーの源です。外食は害食ともいうほど、ほどほどに。

 間食は甘食が多いです。女性が太るはずですね。

 高脂肪で高死亡です。ヘルシー料理は減る死ーです。

 品物の山と書いて病となる、これが癌なのです。

 頭がよくなり、体が喜び、心が豊かで、元気で山に登れる食べ物は豆です。

 豆腐は第二のヨーグルト、豆を腐らせて豆腐というのです。

 こ食が増えてます。孤食、粉食、個食、小食。快話、話飲、話食に心がけましょう。

 貯金より貯筋、快汗で快感、カルシュームは骨骨と、。

 悔い改めて国際人=食い改めて穀菜人

 タバコは嗜好品=タバコは死向品

 紫外線=死害線

 医者の処方するのがクスリ、医者要らずが食べるのがリスク

 「青春とは、人生のある期間ではなく心の持ち方をいう。年を重ねるだけで人は老いない。理想を失うと初めて老いる」はサム・ウルマンの有名な言葉です。生涯青春の人生は先生の話されているとおりプラス思考で生きたいものです。

 ここで私の健康法を少しだけ。最近郊外にドラッグストアーなどが沢山出来て、食品ともクスリとを分別できないものが沢山売られています。○○パワーなどと書かれているものですから、ついつい買ってしまうのでしょうが、アガリクスのように癌に効くといわれたら少々高かろうがみんな手を出すはずです。でも結局は健康は快食・快眠・快便ですね。

 私は只今玄米黒酢を毎日牛乳と一緒に少しだけ飲んでいます。また先日紹介したリンゴとキャベツのリンキャベも常食です。最近は温泉お風呂にも行きます。お蔭様で昨年は風邪一つ引きませんでした。

  「通風で足が痛いと友が言う好きなビール止めれば直る」

  「年とれば何処かが悪くなるものと諦め長く付き合う癖を」

  「粕食べて上手いといってる白米を原料吟醸味は如何か」

  「ドラッグは何でも売ってる店だから健康自分で考えないと」

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shin-1さんの日記

○面白いお医者さんの話その②

●身体活動・運動

 人間が健康を維持するには食事は勿論ですが体を動かすことも大切です。その基本は歩くこと、せっせと歩きましょう。背筋を伸ばして大股で腕を降振って歩くと自分が元気になったような気になります。汗をかく、文字をかく、恥をかくの3かくは必要です。ウォーキングは一日30分がニコニコペースで。怒るまい、タバコを吸わずさあ歩こう。自分の健康度は様々な指標を目安にすると面白い。例えば85センチが危険なウエストサイズ物語なんて覚えると簡単に目安が分ります。

●休養・心の健康づくり

 ストレスを溜めず十分なシンデレラをと言われてを何のことだかチンプンカン、シンデレラは12時の時計を連想し、12時までに床につくことを勧めます。

 ボケないためのかきくけこの法則

 ・か  感動  ・・・・最近何がありましたか

 ・き  興味  ・・・・何事にも挑戦

 ・く  工夫  ・・・・頭をひねって知恵を出そう

 ・け  健康 ・・・・自分が自分に贈ることの出来るプレゼント

 ・こ  恋   ・・・・何年休んでいますか

 初めて聞きましたが心も風邪をひくのだそうです。ところが薬箱には心の風邪の常備薬はありません。心の薬箱に心が風邪をひいたときの常備薬を備えておきましょう。笑いは大事、笑う門にはボケはなし。笑うとナチュラルキラー細胞が増殖され、この細胞はガンを食べてしまうのです。遊びも大事ですが学力より楽力・顎力なのです。

 大切にしたい3つの間(時間・空間・仲間)

 心に串を刺された人のことを患者といいます。

 面白いお医者さんの話①②を聞いていると、自分の日々の暮らしを垣間見ながら反省しきりです。色々な話を聞いても自分の暮らし方を変えなければ何にもなりません。私の仕事は私だけでなく私の周りの人にどれだけ伝えどれだけ健康な人間づくりに貢献できるかです。早速妻に話しました。妻はわが家の食事を含めた健康のコーディネーターなので効果抜群です。妻が変われば我が家が変わるのです。妻の仲間に広がれば益々広がってゆくでしょう。

  「そういえば今週歩いた万歩計旅のお陰で毎日万歩」

  「笑いある暮らし毎日やってます金はないけど心にゆとり」

  「義理チョコを貰って嬉しい恋心だのに食べるは妻と息子だ」

  「見渡せば心の病が増えてきた何が原因何も分らず」

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shin-1さんの日記

○面白いお医者さんの話その①

 石垣島でお医者さんの話を聞きました。自称一級健築家だそうですが城所望先生の話は面白かったですので何回かに分けて紹介します。

●目指せ一級健築家

 建築家は姉歯さんによって肩身の狭い時代になりましたが、建築を健康の築と考えれば自分の健康を築く人は自分以外にはないという自覚が必要です。最近PPKなる言葉を耳にしますが、ピンピンコロの頭文字です。生きてる間はピンピン生きて死ぬ時は寝たきりにならずコロリと死にたいものです。長寿県で知られる沖縄では最近危険信号が点滅しているそうです。その原因は難だと思いますか?。人は血管とともに老いるのだそうですが4K(高血圧・高脂血症・高血糖値・高肥満度)が食生活の変化によって増えているそうです。

●今こそ食育を-今や生涯食育時代

 「体は一体何から出来ているのでしょう」と問われたらあなたは何を想像しますか。正解は食物なのです。今までの人生で何食食べたか計算したことがありますか。一日3回の食事×365日×年齢がこれまで食べた食事です。脳の弱い私は電卓で計算しました。何と66,795食のようです。

食育は元気と長寿の保険です。下心を持つのは止めて舌心を持ちましょう。いただきますは命をいただくあいさつです。

 「まごはやさしい」。ま-まめ、ご-ごま、は-ワカメ、や-野菜、さ-魚、し-しいたけ、い-芋を沢山食べましょう。最近はお袋の味が減って袋の味になりつつあります。子どもの頃から袋の味に慣らされ成人病予備軍が多くなっています。手作りの食事を作るようお母さんは気をつけましょう。

 身土不二という言葉があります。身土は地産地消一物全体、能がないといいますが、脳は農です。農を考えた食事が必要です。主食であるご飯をしっかり食べましょう。スローフードを勧めます。

 噛み噛み健康法というのがあります。噛むことに秘められた8大効果は「ひみこのはがい~ぜ」。ひ-肥満予防、み-味覚発達、こ-言葉はっきり、の-脳の発達、は-歯、が-ガン予防、い~-胃腸、ぜ-全力投球です。

 腹八分は医者要らず、暖衣飽食は病のもとです。胃の門限は9時ですが、このことを守るだけで随分と健康な生活が出来ますし、体の調子がいいですね。

  「このお医者まるで落語家楽しくてなるほど相槌みんな納得」

  「昨日聞く話忘れて夜食食う門限罰則胃もたれてきめん」

  「豆偏のつく字調べて驚いた頭いいはず俺は豆好き」

  「お袋のおを取りゃ袋味気ない食事きっちり妻の手作り」

 

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shin-1さんの日記

○誠子ちゃんと和美ちゃんが運んでくれた春

 海沿いに面した双海町の海岸線は、名残の水仙がいっぱい咲いてます。例年だと水仙のは花の見ごろは終わりなのですが、やはり寒かったせいでしょうか今でも水仙の芳しい香りが一面に漂っています。しかし立春が過ぎて春を感じるようになるとやはり菜の花が咲き始め、JR予讃線海岸線周りのどは沿いには黄色いジュータンが広がりつつあります。一雨ごとに黄色い色が増してくるようです。

 昨日西予市から素敵な女性が人間牧場の見学に来ました。見学といっても松山へ出張するついでに立ち寄った程度の短い時間でしたが、バレンタインでー間近かとあって義理チョコ持参の出会いとなりました。聖子ちゃんは子持ちの女性ですが地域政策研究センターに2年間出向していた折知り合い、私の「ミレミアム2000年その日私は」というタイトルで毎日書いたA4一枚の原稿を毎月校正してくれた方で、帰郷後も何かと交流をしています。和美ちゃんは彼女が公民館に勤めていた頃、公民館職員研修で煙会所へやって来たメンバーでした。その後まちづくりやフロンティア塾にも参加してくれ多いに語った間柄です。ふたりは偶然にも合併によって職場が同じになり上司部下の関係のようです。

 この数年はお互いに合併という時代の波に翻弄されていたため出会いの少ない日々が続きましたが、やっと立ちどまる余裕が出来て今日の出会いとなりました。

 昨日は今年最初の南西の風が吹きました。多分彼女たち二人が南西の風を運んでくれたのではないかと思いました。昨日の人間牧場は穏やか佇まいを見せていました。春霞の影響なのでしょうか遠望は出来ませんでしたが、南西の風が海面をなでながら吹きぬけるため色が刻々と変化する様子が美しく、二人は少し感動しているようでした。このところ沖縄や群馬、名古屋と忙しかったため2週間ぶりに人間牧場を訪ねましたが、私の留守中に長男がロフトに上がる階段を取り付けていました。ストーブも煙突がつけられ工事中のようで雑前とはしていましたが、息子のお陰で少しずつ整ってきました。

 私の留守中に長男と次男が高知県奈半利の坂本さんからいただいた杉の切り株を親父が仕上げたテーブルを運んでくれていました。あの見るからに汚れていた切り株がものの見事に変身したのです。あんな杉が一体何処でどのように生えていたのか考えるだけでもワクワクします。

 誠子ちゃんと和美ちゃんは南西の春風を運んで来た後再会を約束して去って行きました。私も帰宅し高知県須崎市の生涯学習フォーラムでの講演に出かけました。

 今日は春の雨が降っています。春雨は音もなくシトシト降ってます。この雨が大地の恵みとなって万物を芽吹かせることでしょう。「どこかで春が生まれてる、どこかで春の音がする」の曲を水平線の家に備え付けてあるハーモニカで吹いてみました。爽やかな音色が春風に乗って消えてゆきました。

  「春思う曲を探してハーモニカ意の向くままにひとり吹きつつ」

  「あの根っこ親父の手によりこんなにも立派なテーブル仕上げに感謝」

  「名残香の水仙咲きし道端に出番待つよな菜の花一輪」

  「春運ぶ二人の女性やって来る髪をなびかせ海を遠望」

 

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shin-1さんの日記

○南の島に雪が降る

 子どもの頃の記憶で定かではありませんが、昔私たちの町には何軒かの映画館がありました。子どもにとって映画館は夢の世界でしたから、よく見に行きました。しかし子どもに全ての映画を見せることは教育上よくないと、映画を撰んで文部省推薦の「24の瞳」や「ビルマの竪琴」などを見せてもらいました。

 ある日「南の島に雪が降る」という映画を見ました。南方の島に兵隊さんが戦争に行きましたが、度重なる戦闘やマナリアで兵隊さんが死んでゆくのです。死ぬ時に望郷の念にかられお母さんや兄弟を思い出すシーンには瞼をぬらしたものです。そんな中死を間近にひかえた兵隊さんが雪を見て死にたいと言うのです。

仲間はその願いを叶えてやろうと舞台を作り天井から紙ふぶきを降らせました。兵隊さんはその吹雪の中で自分のふるさとを思い出し死んでゆくのです。

 数日前、研修で訪れた沖縄県石垣島で「石垣青年会」の事例発表を聞きました。かつて私たちが若いごろ、日本全国には沢山の青年団や青年会、4Hクラブなどがありましたが、青年団などはもう死語に近い存在です。そんな中今でもりっぱに活動を続けている石垣青年会の活動には頭が下がりました。

 文化祭や伝統行事の伝承活動はどの地域でもやっていますが、私が注目したのはクリスマスの頃にやった高さ5メートルの氷灯篭づくりや雪を降らせるイベントでした。若者は時として突拍子もないことを考えそれをいとも簡単に行動に移します。南の島には雪は降りません。だから降らそうと金もないのに発想し、神戸から降雪機を借りて本当に雪を降らせてしまったのです。時節柄北陸や東北の方には申し訳ないと、イベントを諦め今回は募金を集め豪雪見舞金を送った心根の優しさも持ち合わせている彼らの話は、夕日で町おこしをした私たちの20数年前とよく似ている話です。

 南の島に雪を降らせた青年会のイベントは大受けで1万人もの人が集まり、子どもたちは夢と感動を青年とともに味わったそうです。石垣島は他の島のような人口減少もなく、むしろ人口が増加しているそうです。そして都会からやって来た若者が青年会に入り地元青年と一緒に青年活動をしているそうですが、羨ましい限りです。イベントにはまだまだ改良の余地があるとお見受けしましたが、これも青年の力で大きな乗り越えて欲しいものです。「金がなければ知恵を出せ、知恵が出なけりゃ汗を出せ、汗も出なけりゃ辞表出せ」と日ごろから言っている私としては、石垣青年会のパワーに大きな拍手を送ります。また石垣青年会の事例は全国各地で紹介したいものです。

  「かつて見た映画そのまま雪降らす石垣青年褒めてやりたい」

  「よく聞いた人は石垣人は城石垣青年人は石垣」

  「島おこし発祥の地訪ねたる心洗われ決意新たに」

  「非常識やってしまえば常識に青年たちの勇気に拍手」

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shin-1さんの日記

○石垣島に何しに行ったかって?

 まちづくり人やまちづくり団体の更なる発展を図るために「地域づくり団体全国研修交流会」が毎年日本各地を巡回して行われています。第23回目となる今年は沖縄が当番県で、沖縄県内各地で17もの分科会が持たれましたが、石垣島会場はそのしんがり17番目の会場となっていたのです。日本で一番南に位置する遠い会場だけに参加者も果たしてと主催者は心配されたようですが、石垣島の魅力に惹かれて集まったのは30人の定員に対し25人でした。

 「日本最南端の石垣島に育つ薬草から健康を知る」分科会は、「みぢかな薬草を利用した健康で活力ある地域づくり(医食同源)」「健康で人が元気・まちが元気・島も元気」をテーマに、薬草・ハーブ文化をはぐくむ会が主管しました。

 石垣島は暖かい気候と豊かな自然、伝統文化に育まれた日本最南端の島です。灼熱の太陽を浴びたたくましい生命力溢れた薬草がみぢかに生育し、自然の恵みと優れた芸能、長寿の島が島民の誇りです。先人たちは生活の知恵として薬草・ハーブを様々な料理や薬用に用いて、暮らしに潤いを求めてきました。健康で活力ある地域づくりから、医食同源を求め、収穫体験、講話、薬草の伝統食づくりを通して、見て、触れて、食べて、楽しみながら健康について考える集会でした。

 主管した薬草・ハーブ文化をはぐくむ会は、薬用植物を活かしたまちづくりをテーマとして、市民ぐるみで健康づくり、モノづくり、人づくり、環境づくり活動を展開し、市民との協働による地域おこしを目的に平成15年に設立された新しい団体です。幅広い年齢層からなる120人の会員で構成し、定期的に講演会、講座、実習、自生地めぐり、視察研修などを開催しています。また地域団体との情報交換、地域行事への参加協力を通して、健康づくり、地域づくりに取り組み、薬草見本園を活用して生涯教育、環境学習など、薬草文化の創造に努めている団体です。

 今回の分科会では豊かな自然や伝統文化に触れたりしましたが、自生地めぐりと収穫体験、健康講話と活動発表、薬草の料理教室という三つが大きなポイントでした。

 自生地めぐりと収穫体験は市内を車で巡り、薬草の自生状況をつぶさに見て回りましたが、薬草の島だけあって、その気になって見れば何処にでも薬草が生えていますし、いい着眼点だと思いました。最近話題のウコンの収穫作業体験もグリーンツーリズムの新しいテーマとして参考になりました。

 健康講話は健康福祉センター医師城所望先生の楽しい講話でした。この話は別仕立てで書きたいと思います。石垣青年会、石垣市食生活改善推進員協議会、薬草・ハーブ文化をはぐくむ会のの事例発表も大変素晴らしいものがありました。私が最も注目したのは石垣青年会の発表でした。地域づくりの現場で若者の参加は限りなくゼロに近くなっています。ましてや青年の活動発表など余り聞きませんが、この青年会の活動は目を見張るような内容でした。南の島がゆえに雪は降らないそうですが、そのことを逆手にとって雪を降らせるイベントで一万人を集めたエピソードは、子どもの頃に映画で見た「南の島に雪が降る」とダブって楽しかったです。このことについても別仕立てで書きます。

 薬草の料理教室は、えっ、こんなものが食べられるの?てな感じでしたが、エプロンをかけ自分で料理してみると、これが以外と楽しいのです。これもこれからのグリーンツーリズムのメニューとして参考になりました。

 総じて、「健康とは何か」、「生きることとは何か」「地域づくりとは何か」を感じさせられた2泊3日の研修でした。それぞれの研修にキラリ光る隠し味があり、大きな薬効がありました。医食同源という言葉の重みを感じさせられました。

  「建築士肩身の狭い職だけど建に人偏健康築く」

  「道端の雑草何と薬草だこれを活かせば長生きゲット」

  「牛肉に変わるご馳走食べました薬膳つくりお腹快調」

  「ヨモギとて無駄にはしない島の人足元見ればあれも薬に」

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shin-1さんの日記

○石垣島へ行って来ました

 松山空港から大阪空港を経由して沖縄那覇、石垣島と今回の旅は飛行機に乗り続けること片道約4時間という外国行きにも匹敵するような長い長い空の旅でした。だからこそ感動の旅だったのかも知れません。「全国地域づくり団体交流集会」と銘打った集会に愛媛県から参加したのは私を含め4人のメンバーでした。私のように10回以上も沖縄を訪ねている者にとって沖縄は、左程珍しい場所ではありませんが、同行した者の中には初めて沖縄へ足を踏み入れる者もいて、人それぞれの感じ方があったようです。私などは沖縄がまだ本土に復帰していないパスポートのいる時代に、鹿児島から船に乗って一昼夜近くもかかって沖縄入りしているのですから、当然の話です。でも私にとって今回の旅の目的地である第17分科会が開催される石垣島は長年の憧れの島でもあるのでときめきは彼らと同じかも知れませんね。

 冷蔵庫の中に入ったような寒さの中の愛媛県を出発したのは4日前の2月9日でした。松山から直行便が出ているのですが週に3日しか飛んでいないし、時間的に合わないものですから、3名は大阪経由、1人は福岡経由となりました。全大会が那覇であるので、遅れないように前の日から入り、首里城や国際通りなど事前に仲間が丹念に調べていた日程と目的に沿ってモミジのような裏と表の研修をしました。

 那覇にある首里城の入り口にはヒカン桜が早くも満開で、早い春の訪れを感じさせました。それでも沖縄は日本全体の寒波の影響か例年になく寒いようで、この日もふるさとの寒さから考えれば何てことは無いのですが、やはり寒いと首をすぼめていました。

 久しぶりに訪れた那覇は飛行場から首里までモノレールが走り、すっかり様変わりをしている様子でした。しかし数日前に政府が発表した有効求人倍率は愛知県の1.5倍に対し僅か0.4と全国ワーストを記録するなど、季節や県民性の陽気さに比べ置かれている状況は未だ厳しい状況のようでした。乗り合わせたタクシーの初乗り代金は450円と私たちの地域の560円に比べるとかなり低いようでした。

 先月成人式で荒れた国際通りは何事も無かったかのようで、全国から来たであろう修学旅行とおぼしき高校生が短いスカートで町中を闊歩していました。夕闇迫る裏通りに入ると三味線の音色に合わせて哀調を帯びた沖縄民謡が聞こえ、泡盛の匂いが漂ってくるようで、酒を飲まない私でさえ旅情をかき立てました。

 明くる日は午前中の空き時間を利用して3時間のオプショナルツアーを組みタクシーで南部戦跡見学に出掛けました。かつて訪ねた本土復帰間近な摩文仁が丘は政府の手によって表面は立派な公園に生まれ変わっていました。多分森総理の時代に沖縄で開かれた先進国首脳会議の会場としてのしつらえがこんな立派な公園を造ったのでしょうが、沖縄県民にとって基地問題は戦後60年も経っているというのに、未だ解決していないようで残念でなりません。戦跡を無邪気にソフトクリームをなめながら見学する高校生の姿が何か空しく思えました。これも時の流れなのでしょうか。

  「超ミニの娘ソフトをなめながら戦跡巡る気持ち分らぬ」

  「沖縄のイメージ一変モノレール上から那覇を悟空の如きに」

  「本土では雪のちらつく日々続く沖縄桜春の装い」

  「初乗りの金額安いタクシーで戦跡巡る旅に出る」

 

 

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shin-1さんの日記

○三軒のお店

 昨晩は三軒のお店へ行きました。これも大事な文化研究の研修なのですが、お酒の飲めない私としてはもっぱら食べることに専念しました。一軒目は大東ソバを食べに食堂のような所でこだわりのそばを食べました。麺食いの私としては、ちょっと物足りない感じもしましたが、それでもうどんに似た食感やスープの味は大東島の香が口いっぱいに広がって美味しかったです。

 2軒目の店は食通が通うこじんまりとした飲み屋でした。止まり木に座ってさまざまな今まで61年生きてて食べたこともない沖縄の海と山の幸を堪能しました。海ぶどうと沖縄の豆腐は門田さんなどお変わりするほどです。沖縄の食べ物は自然食品がふんだんに取り入れられてご馳走でした。特に豆腐は木綿豆腐で驚くほど硬く、塩辛などを薬味として乗せて味わうのですが、豆腐には口うるさい私の舌をうならせるものでした。

 3軒の店は沖縄民謡の店でした。三味線の音色につられ思わず夏川さんの「涙そうそう」を熱唱してしまいました。それにしても沖縄の人は三味線と太鼓が鳴り出すと立ち上がってみんな踊るのです。その様子は四国徳島の阿波踊りに似ていまして、私も思わず踊ったら、『お客さんおじょうず」とお世辞を言われ有頂天、おかげ様で少し体が張ってます。

 沖縄の店は何処へ行っても近頃の日本人が忘れている何か郷愁のようなものを感じます。人なつっこい正確がそうするのか、時々何を言っているのか分らない方言で喋るのですが、これがまた田舎者の私にはピッタリで、会話が弾みました。そしてその会話に弾みをつけたのはやはり泡盛といわれる沖縄独特の酒でした。カウンターの後ろには名前さえも覚え切れないほどの泡盛が並べられ、試飲と称して古酒10年なんてラベルの貼ったアルコール度数45度以上の泡盛が注がれ、飲むほどに酔うほどに分ったような顔をして泡盛談義は熱を帯びてゆくのです。

 3軒の店を出る度にお足代を勘定し財布を開けるのですが、物価が安いと感じました。松山辺りだと飲み代は普通一軒5千円くらい、沖縄では3千円程度でした。その安さが「もう一軒」と進んで3軒の梯子酒となっなったので、結局は昨晩の飲み代は〆て1万円也といったところでしょうか。それでも旅の楽しみとしては安い交遊でしたし、愛媛県といえば沖縄では決してメジャーな地域ではないだけに、ちゃっかりと名刺を配り、ちゃっかりと宣伝をしまくりました。一週間後に再び沖縄へ行くので時間があればまたこの3軒全てとはゆきませんが立ち寄って見たいものです。

  「酒を飲み方言語って箸進め今宵沖縄最後は歌で」

  「口開けたハブが私を見つめてる泡盛瓶の不思議なるかな」

  「お願いし蛇味線弾いてみたもののまるで雑音耳をふさがれ」

  「路地裏に響く蛇味線太鼓の音リズム取るよに思わず手足が」

 

 

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shin-1さんの日記

○沖縄から発信

 私もいよいよ情報通になったものです。只今滞在先沖縄のホテルのロビーからブログに書き込みをしています。今朝起きて同行の清水さんと談笑中、「沖縄からブログを書いてはどうか」と提案があり、出発間際だというのにブログに挑戦しました。ところがパスワードを忘れ娘婿の岡本先生に電話を入れて教えてもらい、やっとメールが書き込める画面が出てきたのは出発30分前でした。

 ですから出発間際で大変急いで立ったままあせってブログを書き込んでいるのです。でもこれが沖縄で書いた記念のブログ記事だと思うとワクワクして思うような文章が書けません。ましてや同行の三人が後ろから眺めているような視線を感じての操作なので、やたらと誤字脱字が出て、私を悩ませています。

 沖縄は只今どんよりと曇っております。天気予報だと50パーセントの降水確立だとテレビがいっていました。昨日は同行の門田真一さんや兵頭さんと世界遺産に登録されている首里城へ見学に行ったり、兵頭さんが開発した穴場を丹念に訪ね、ホテルに帰ったのは時計の針が12時を回っていました。ウーロン茶で呑み助の3人の相手をするのですから、私も大したものです。

 沖縄の夜は実に楽しいです。今回の旅はさした役割があるでもなく全国の人たちとの交流が目的ですから、いわば自由な旅です。自由とは嬉しいものです。二週間後にはまた沖縄へ講演に来る予定ですので、ぎっと広くなった沖縄の情報をもっともっと広げたいと追っています。

 これから私たちは武道館で開かれる全体会に出席して、念願の石垣島へ飛びます。私はこれで沖縄へは10回以上来ていますが、今回の旅はゆっくりリズムで私の今の暮らしにフィットしています。

 お迎えのタクシーが来たようです。「さあ出発だ」と言っています。只今浪人中でお土産は買えませんがお土産話は沢山持って帰ります。

  「ロビーにて立ってパソコンブログ打つ旅立ち間近な急ぎ心で」

  「泡盛を何故か青森勘違い北と南でお酒とりんご」

  「ホテルにもランクあるはずじゃあ俺はどんなランクでこの宿泊まる」

  「お父さん今何処天気矢継ぎ早携帯電話無事を確かめ」

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