shin-1さんの日記

○朝フルで本当に痩せるの

 私の友達に清水さんという人がいます。農協マンながら愛媛政策研究センターに出向して仕事をしています。彼は気象予報士の資格を持っていますが、週末には体の不自由な親父さんに代わって農業を営むなど今時珍しい親孝行な息子なのです。私たちが所属するえひめのまちづくりには色々な人がいますが、彼は今までのどの人とも違った個性を持っており、新人類の部類ではないかと思われます。その一つに「朝フル運動」があります。朝フルーツを食べて元気を回復しようというのです。朝の果物は金と言われるように朝果物を食べることの効果は誰もが認めていますが、それはデザート的な食べ方が一般的です。彼は朝食を果物だけににするのだそうです。「果樹農家だからそんなことを言って果樹を売るためでは?」と揶揄する意見もあるかと思いますが、どうしてどうしてこの運動が最近ブームになりつつあるのです。

 私の知っている人はこの朝フル実践で5キロも痩せたと効果を認めています。この人の話だとダイエットは食べたくても食べれない苦しみを味わうのが普通ですが、朝フルだと朝フルーツを食べるだけで昼も夜も普通の食事をするのに何故か痩せたのだそうです。しかも高かった血圧も正常値になり快眠快食快便この上ないと述懐するのです。最も全ての人が上手く行くとは限りませんし、こんな成功事例は新聞の広告「私は○○でこんなに痩せました」「驚きのパワー」などの宣伝で、薬を売る悪徳商法に見間違われるのでこれ以上は止めますが、果物王国愛媛なら出来る朝フルは持続可能な実践だと思えるのです。

 事実私の知っている清水さんはもっと太っていたように思いましたが、僅か1年余りであのように引き締まった身体になっています。

 「人の言うことは鵜呑みにしてはいけない。しかしいいことは学んで実践する」これが私の持論実践です。私はもう20年も朝はキャベツとリンゴを主食にしてきました。「リンキャベ」なる造語を作ってみんなにその効果を話していますが、「へえー」と感心はしますが実践はしないようです。それが普通の人間の行動だから別に気にもしていませんが、清水さんの朝フルが体にいいのなら、私はもっと前から清水さんの朝フルを実践していることになると、内心一人ほくそえんでいます。

 清水さんという一人の男性と出会っただけで私の理論や実践が少しだけ解明できたように思います。彼が企画したトークサロン「地域の自立とは何か」は、200人を超す申し込みで嬉しい悲鳴だそうです。ごっくん馬路村の東谷さん、葉っぱ戦略の上勝町横石さん、内子の森本さんに私が微妙にからむサロンは2月24日に開かれます。

  「聞きなれぬ朝フル実践二十年風邪も引かぬはリンキャベお陰」

  「痩せたいと思うは女性だけでなく病気のデパート持ってる人も」

  「果物は朝が一番金メダル食べないあなたはメダルも取れず」

  「朝フルの人から元気なメル届く私も負けじと朝ブロ朝風呂」

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shin-1さんの日記

○針と糸

 昨晩のことです。テレビを見ながら妻が針仕事を始めました。看護学校に通っている次男が看護実習ののために必要なエプロンに、自分の作った布文字を縫い付けて欲しいというリクエストに答えての針仕事です。聞けば小児科での実習なので自分の名前とパンが笑っているようなアップりゲで少しでも入院している子供たちと違和感のないような対応がしたいとの願いのようです。

 妻は私より年齢が1歳若いのにもう随分前から老眼鏡を使用しています。だから針仕事の度に私に針と糸を渡して糸を針に通すよう求めるのです。「顔は悪いが目はいい」と冗談を飛ばすほど私は目がよく見えます。さすがについ最近は時刻表の細かい数字は目を細めて見ますが、それでも針の穴に糸が通せるのです。妻が「お父さん素晴らしい」と自分に出来ぬことをやってもらうものですから、針仕事の度に重宝がられるのです。

 今時の若い子の殆どは針仕事が出来ません。息子も少しの間挑戦していたようですが諦めて頼んだのです。妻は昔和裁を習っていただけあって針仕事は得意ですが、それでも針に糸を通す道具に依存しないと針の穴に糸は通らないのです。

 昔の女性はお嫁に来る時花嫁修業として、さしすせそを習って嫁いだものです。さは裁縫、しは躾、すは炊事、せは洗濯、そは掃除です。今の若者は共稼ぎなのでむしろ男性がそうした出来ない部分をカバーするようになっているのでしょう。

 出来上がったエプロンを試着した息子は、「うん中々よくできている」と自画自賛しながら母親に「ありがとう。今日は肩をこらせたので肩を揉んであげる」と優しい行動です。次男は高校卒業で自分の決めた会社に就職し8年間働きましたが、「月謝が溜ったので看護学校へ行きたい」と会社を辞めての挑戦でした。5年間も果たして?と思ったのですが、それは取り越し苦労でした。来年一年で国家試験を受けいよいよ卒業です。「ついでにお父さんも揉んであげる」と横になった私を揉んでくれました。嬉しいサービスでした。

 今週から県立中央病院小児科の実習だそうで、朝早くから起きて準備に余念がありません。多分産婦人科での実習は実姉の指導を受けることでしょうが、少しずつ日増しに成長する次男の姿に、針の穴に糸を通すように目を細め見守っています。

  「俺の目は眼鏡なくても針の穴糸を通せる還暦超えても」

  「眼鏡何処妻の口癖聞く度に見える眼に感謝してます」

  「今の子は針さえ持てぬ情けなさ時代は変わるさしすせそかな」

  「肩を揉む息子の体温伝わりて外の寒さも忘れほのぼの」

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