shin-1さんの日記

○旅に出ます

 明日から3日間旅に出ます。今回の旅目的は大きく分けて2つあります。一つは旧滋賀県山東町、今は合併して米原市になりましたが、そこのルッチ大学に招かれました。伊吹山の裾野に広がる山東町は水清く天然記念物になっている蛍を通して知りあい、生涯学習の組織であるルッチ大学の方々と親しく交流を続けています。顔見知りも多く、前回は素敵な町長さんとも出あわせていただきました。

 もう一つは山梨県長村議会議長会の招きで甲府市での講演です。東京フォーラムでの全国監査委員研修会が縁であちらことらからお座敷がかかり、こうして出かけるのです。

 四国愛媛県からの行程は大阪まで飛行機で飛ぶか特急しおかぜや新幹線を乗り継ぐかで滋賀県まで行けますが、私は松山発の高速バスで京都まで行き、そこから在来線で米原までの方法を考えました。何時も同じ行程では新しい旅の発見がないからとインターネットで探しました。山東町で仕事の後は泊めてもらって、あくる朝米原から新幹線で名古屋へ行き、そこから塩尻まで山の中を特急に乗り継ぎます。そして塩尻から甲府へ入る算段です。雪深い所を通る楽しみもあってこの行程を選びました。上手く乗り継げるか心配ですがとに角やってみます。その夜は山梨県知事さんも出席するレセプションに参加する予定ですので、今回は新しく作った人間牧場主と印刷された名刺を余分にポケットへ忍ばせました。

 甲府で一泊後帰りはのんびり東京へ出て、東京の空気を吸って帰ります。

 昔はこんな長旅をすると決まって起点となる駅や飛行場まで妻が送迎してくれていましたが、今は近くに駐車場の確保が出来て自分ひとりの出発です。松山インター口7時45分の出発なので遅くとも6時30分には家を出たいと思っています。

 旅に必要なものは体と「木になるカバン」、それに今回はデジカメと切手を貼ったハガキ数枚を持参します。本当はカメラなど持ったことがないのですが、今年から旅をカメラスケッチしてみようと思っています。旅の楽しみが増えるかも知れませんね。

 旅には目的がありますが、近頃の若者は無目的な旅もするそうです。私の場合は目的のある旅に無目的な行程を選んでいます。少しワクワクしてきました。

 明日から3日間ブログは「書き込み休刊日」です。

  「その昔松尾芭蕉は旅に出た俺は旅にて何をつかむか」

  「日本地図頭に浮かばせ旅を練る明日は車窓に雪の積もるを」

  「妻今宵旅立つ準備下着入れ寒さ予測のパッチ増やしぬ」

  「携帯の充電できたとランプ消え全て整う旅立ち前夜」

  「

 

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shin-1さんの日記

○わが家のサウナ

 私は毎朝、昨晩の残り湯を抜かずに取って置き風呂の中で髭を剃るのが行動パターンです。我が家の風呂は只今私たち夫婦と次男しか入らないので勿体無い気持ちもあってあくる朝再利用のつもりで使っているのです。その後は小さなポンプで脱衣場の洗濯機でこれまた再利用するのですから、3度も利用すことになります。温度の冷えたこの頃はぬるま湯のようなので時にはボイラーのスイッチを入れ足し湯をしますが、普通はぬるま湯でゆっくり15分くらい物思いにふけって髭をそるのです。妻はそんなことしないようにと再三に渡って注意しますが、当の本人はいたって真面目にステンレス製の風呂を使っています。

 そして私が時々やることは、何とこの残り湯を使って家庭用サウナをやるのです。「えっ、そんなこと出来るの?」と言われそうですが、何のことはありません。浴槽のお湯を少し抜いて身体を丸くして窮屈ですが顔だけ水面に出し、風呂の蓋を中から閉めるのです。そうすると中の蒸気が充満し家庭用サウナ風呂の出来上がりです。5分もすれば汗が噴出してきます。

 先日これをやっていて、息子が麻風呂に入ろうとしてふろの蓋を開けた瞬間「母さん、お父さんが風呂の中で死んどる」と大騒ぎになりました。私は真面目に家庭用サウナを楽しんでいるのに「死んどる」とは何事かと言いたかったのですが、「お父さんドッキリカメラじゃああるまいし」と息子に怒られ、妻からは「お父さん変なことはしないで下さい」と大目玉でした。

 でも快適とは行かないまでも、私の家庭用サウナを今朝も一人楽しみました。お陰ですっきりしました。あなたも是非一度お試しください。くれぐれも「死んどる」なんて言われないような防備を忘れずに・・・・・。

 先日雑誌を見ていたら、同じようなことをしている人のことが記事に載っていました。興味深く読んだのですが、世の中には面白い人がいますよね。はい私もその面白い人の一人なのです。

 「家庭用一人サウナ」愛用者の私がつい最近凝っているのは、温泉のサウナ風呂です。今年に入ってもう2回も温泉に行きましたが、その都度サウナに入ります。サウナから出た時のむ冷たい水風呂は何とも快適です。心臓に悪いからと人は言うのですが、これもやると病みつきになります。お試しあれ。

  「父死んだ叫ぶ息子に生きとると風呂の中から顔をニョッキリ」

  「サウナ風呂水風呂交互に繰り返し減った以上にビール飲む人」

  「変なことしないで妻に注意されそれでも止めぬ俺は変人」

  「風呂入れば俺より溢れる湯の多さここでも主役妻の容量」

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shin-1さんの日記

○荒れる成人式

 昨日行われた沖縄の成人式が今年も荒れたと、今朝のテレビで報じられていました。出演したコメンターからは「今時の成人者はけしからん」「成人式を主催した行政は何をやっているのか」などと、相変わらず傍観者的発言が目立ち、本質に触れるような発言が少なかったような気がしてなりません。

 テレビを見て思ったのですが、画面に登場する茶髪にピアス、羽織袴の姿は何とも奇妙な和洋折衷の光景でした。しかもあの羽織袴に沖縄の地酒泡盛を浴びるのですから、貸し衣装とはいえ洗濯代を加えると相当な出費に違いなく、酔いがさめた頃には「しもた」と自戒の念に駆られることでしょう。

 新成人の彼らが国際通りという沖縄を代表する目抜き通りで繰り広げたパフォーマンスを、「沖縄の恥」と見るか、「沖縄の戦争という悲劇が生んだ後遺症」と取るかは議論の分かれるところでしょう。でも私たち大人が新成人たる若者の行動を見て、「新成人の自覚も足らない」と罵声を浴びせて解決するようなそんな生易しい社会ではないことに、私たち大人は気付かなければならないのかも知れません。

 私たちは若者たちの置かれている立場を理解しなければなりません。知識万能な競争社会や落ちこぼれたた子どもを切り捨てる非人間社会の中で育った若者は、こんな行動しか親や社会に反抗出来ないのです。

 言葉の暴力だって日常茶飯事、親子の対話なんて「早く、頑張って、勉強」という親と、「金、飯、うるさい」の単語しか交わせないのです。これはもう対話ではありません。あの優しかった子どもが何故中学、高校、若者と成長するにつれて悪変身して行くのか、考えなければなりません。

 成人式のありようも問題です。集まった若者に、市長や議長といったお歴々が選挙運動の延長のような

説教を式典の大半を費やし、成人者代表も勉強の良く出来た子どもを選んで、歯の浮くようなこちらが仕組んだ誓いの言葉を言わせたところで、出来ない、出来なかった若者の反感反発を招くだけなのです。

 しかし、一方では真に新成人になったことを自覚する大半の若者がいるということも見逃してはいけません。結局はどうすればいいのと解決策は暗いトンネルに入ってしまいますが、要は若者たちの「何がしたいのという要求課題」と、成人の日を意義あるものにするために「何をさせたいという必要課題」の折り合いを求め続けていかなければならないようです。

 私が成人式の頃は、なんて述懐はもう古くなりました。社会は変化しています。成人式は変化の中の流行と不易を見極める時期なのでしょう。

  「あの子たち馬鹿じゃあないのいいながら今年も続く荒れた式典」

  「金かけた衣装に酒を浴びて飲むこれしか出来ぬ今の若者」

  「若者の出すシグナルは赤信号気付いていても誰も止めれず」

  「おめでとう日本中が日の丸を掲げて祝う祝日悲し」

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shin-1さんの日記

○満が悪い

 私たちの町は漁村です。したがって漁村でしか分からない言葉が沢山あります。「満が悪い」という言葉も何気なく使っているのですが、「えっ、それどういう意味ですか?」と先日も町外の人に訊ね帰されました。

満とは運のようなもので満を運に置き換えるといいかも知れません。漁師さんがその日の漁が上手く行かず不漁の上網を破り機械まで故障した場合などは、「満糞が悪い」と満に糞までつける有様で少々下品な言葉になってしまいます。

 昨日人間牧場で作業をしていると顔見知りのおばちゃんに会いました。おばちゃんは88歳、私の親父と同い年です。「親父さんは元気ですか」と会話も弾みましたが、結局は「歳をとって体の衰えが目立ちつまらない」と嘆き節でした。また一人身の家が増えたことを嘆き「この集落は10年後空き家が目立つようになる」と将来の予測まで話してくれました。

 「ところで私の同級生のAさんは元気じゃろうか」と尋ねてみました。「元気なのは元気なのじゃが、あの人も満が悪いねえ」と言うのです。おばちゃんの話によるとAさんの奥さんは年末に腹がうずき病院に行ったところ膵臓が悪いと診断されどうも重い病気らしい」というのです。Aさんは農業高校を卒業後家業の農業を継いでいましたが、折からのみかん暴落のあおりを受けて農業を妻に任せてサラリーマンになりました。穏やかな物腰で地元の信望も厚く消防団や公民館活動にも協力的で消防団では幹部にまでなりました。Aさんには障害を持った妹がいます。お母さんも今は寝たきりだそうです。私より早めの55歳で退職し、農業をやっていますが、奥さんが病気となるとこれまた大変です。おばちゃんの「満が悪い」という言葉があったので人間牧場からの帰り道、少し遠回りをしてAさんの家へ立ち寄ってみました。あいにく留守で逢うことが出来なかったのですが、早く奥さんの病気が快方に向かい元気で暮らして欲しいと願っています。

 60の坂を越えると何があっても不思議ではありません。親父も一応元気、妻も元気、子供たちもそれぞれの道を進んでいます。何気ない暮らしの中に「満の良さ」を感じなければバチが当ります。「満は運」といいましたが、「満」も「運」も努力なしでは勝ち得ません。でも努力しても「満」や「運」に見放されることだってあるのです。そんな場合は襲い来る「満」や「運」を嵐だと思ってじっと嵐の過ぎるのを待つしか方法はないのです。でもあらかじめ嵐に備えることも大事でしょう。今全国では何時来るか分からぬ南海地震への対応が話題になっています。少しだけでも備えの心を持ち、少しだけ備えの行動をしたいものです。

  「満悪いそう思ってたわが人生実は努力が足りないだけだ」

  「一十百千満全て悪くないせめて一つに望み託して」

  「満求め海にお神酒を捧げたる鉢巻漁師祈りの朝に」

  「満を持し建国二百のアメリカへ旅立つあの日懐かしからん」

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shin-1さんの日記

○鳥(酉年)に負けた猿(申年)

 これは動物同士の喧嘩ではありません。わが家の出来事です。どの家にもテレビの2台くらいはあると思うのですが、家族の少なくなったわが家にも居間用、次男息子用、それに空き部屋となって時たま帰ってくる長男と三男用の4台もあるのです。普通は居間で暗黙の了解のようなものがあって、朝はNHKニュース、昼はおもいきりテレビなどを見ながら食事をするのですが、昨晩夫婦間でちょっとしたもめごとがありました。朝新聞を開けてテレビの番組表を見ると北大路欣也の風林火山があるので、今晩は2時間ゆっくり見ようと心に決めていました。さあ見ようとタイトルが出た矢先に妻が外出先から帰って来ました。居間に入るなりテレビのチャンネルをウルルン滞在記という番組に私に相談もなく変えてしまったのです。

 さあ大変、それから少しばかりの口論となりました。「何故変える」「この番組見たかったの」「俺も見たかった」「あなたには先日も譲ったのだから今日ぐらいは」「お前は昨日もそういってチャンネルを奪った」とまあ他愛もない口喧嘩となったのです。昔なら茶碗やコップを投げて自分を主張したでしょうが、結局は私が負けて渋々息子の部屋へ退散と相成りました。わが家のチャンネル権争奪戦に負けた腹立たしさからすっかり興味もさめて、何と妻と同じ番組を別々の部屋で見てしまったのです。

 妻は酉年です。酉は早く寝るそうらしいのですが、酉年の妻は夜が強く朝が弱いタイプなので、夜はっビデオを見たりしながら遅くまで起きています。私は申年です。申なのに夜が弱く朝早い生活リズムなのです。こうして違う生活習慣を持ちながら30数年間もよく夫婦が務まったものだと関心しきりです。

 最近はことテレビのチャンネル権争いは妻に分があり負けてばかりです。でもテレビのチャンネル権くらいは妻にも譲った方がいいかもと、寝ながら反省しました。妻が言うように「テレビはわが家に4台もある。見たかったらそこへ行けばいい」し、「あなたにはちゃんとした書斎があるが私にはない。居間ぐらい私の自由を下さい」にも一利あるようです。

 チャンネル権争奪戦に敗れた猿は去るのみです。ああ寂しいかな濡れ落ち葉。私の行く手はいったいどうなるのでしょう。鳥(酉)に負けた猿(申)物語」一巻の終わりです。お終い。

  「テレビさえ妻に奪われ濡れ落ち葉寂しくテレビ別室で見る」

  「何につけ性格違う二人だが違うからこそオシドリ夫婦」

  「俺見たい私も見たいこのテレビいつも喧嘩はテレビ囲んで」

  「今頃は二つが見えるテレビあり同じ部屋にて夫婦別々」

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