○飛行機好きの孫
私の孫は11月で3歳になりましたが、どういう訳か飛行機が大好きです。多分父親が土曜日の休日になると飛行機を見せに二人で飛行場へ行く日が多かった影響ではないかと思われます。今日も会議が終わったその足で保育園に私が迎えに行って娘の実家であるわが家へ連れて帰る途中、「じいちゃん飛行場へ連れて行って」とせがむので、二人で飛行場が丸見えの公園までドライブに出かけました。
今日は風もなく良い天気でしたから、子供連れや私のようなおじいちゃんと孫のコンビが数組見学に来ていました。孫は手馴れたもので、飛行機が一番よく見える場所を陣取って私を誘導するのです。運良く日本エアシステムのYS11型機と韓国に向けて旅立つであろうアシアナ航空機の離陸を見学することが出来ました。孫はアシアナもJACも全て父親直伝で覚えていて、私にあの飛行機はアシアナだとか得意げに私に説明してくれました。
その後は遊具のある側の公園にあるお気に入りの飛行機の形をした遊具で遊んだりしましたが、垂直尾翼がどうのエンジンがどうのと得意になって説明してくれるのですが、私より一歩先を進んでいる孫をを見ながら、兄弟もない一人っ子の孫の遊び相手が飛行機のプラモデルであることへの心配をふと考えました。
夫婦共稼ぎで小さいころから保育園に預けられ育った孫の将来を思うと、自然や同年代の子どもたちとの創作的遊びが決定的に不足しているように思えるから、これからも出来るだけ遊び相手になってやりたいと思いました。
孫は今日の飛行場見学が余程嬉しかったのか、「男通し」などと口幅ったい言葉で私を喜ばせながら一緒に風呂へ入りました。髪を洗うのも要領よく出来るようになりましたが、母親が帰って来ると寂しがり屋の虫が頭を持ち上げ、それまで「おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に寝る」と言っていたのに、さっさと母親の布団に潜り込んでしまいました。やはり母恋しいのでしょうかねえ。
9時過ぎに風呂に入れ、9時40分ころには床に入りましたが、5分もすると夢の中、片手にはしっかりとお気に入りの飛行機の模型を持ったまま寝ています。多分私と一緒に行った松山空港の思い出を夢に見ながら寝ているのでしょう。
「飛行機が見たいとぐずる孫を乗せ大回りして飛行機見せに」
「あれはねと指差しながら説明す知らない私がまるで孫のよう」
「お馴染みのよく考えよいうセリフお金は大事孫の口癖」
「プラモデル持って布団で高いびき今日のドライブ夢で見るかも」