〇私のデジタル相棒
学校教育でパソコンを習っていない世代なので、願わくばデジタルを使わなくても済む社会で生きたいと、教育長を最後に現職を退いたのを機に、「パソコンを使わない」と心に決め再就職もせず、晴れて自由人となりました。
ところがその後、大学も出てない高卒の身でありながら愛媛大学法文学部の非常勤講師や、農学部の客員教授として大学の教壇に年間60時間も立つことになり、シラバスの提出や授業レジメが必要になって、見よう見まねで最低限のパソコンが使えるようになりました。
大学や学生とのやり取りの殆どはメールとなり、また成績表の提出も全てデジタル対応となりましたが、その後新型コロナの蔓延で授業そのものが対面でなくオンライン授業が殆どになったのを機に、退職後長年勤めた大学を聖カタリナ大学を最後に退職をしましたが、今はその苦しみから解放され、今日を迎えています。
私ぼデジタル相棒は3人いて、パソコンやタブレットの買い替えや故障は、大学に勤める娘婿、日常の疑問や対応は同居の長男息子、スマホなどは同居高2の孫と3人います。相棒というよりは師匠で、上手く使い分けて指導してもらっています。最近親しい友人が脳梗塞で病院へ入院し、音信が途絶えたままになって、幾ら電話やメールをしても返信ゼロで、デジタルコミュニティに気を揉んでいる今日この頃です。