〇夕日夕焼けとハーモニカ
今年の秋は上天気続きで、秋の彼岸頃から連日好天に恵まれ、夕暮れ時になると単車に乗って自慢の夕日を見に、夕日のメッカシーサイド公園に出かけ、写真に撮ったり物思いにふけったりしています。昨日は気になるカバンにハーモニカを入れて講演会に臨み、億目もなくみんなの前で下手糞ながら「夕焼け小焼け」と「ああ上野駅」「南国土佐を後にして」の3曲を吹き、皆さんが合唱までしてくれた上万雷の拍手をいただきました。
そんなこともあったので、昨日は単車の前かごにタブレットとハーモニカを入れた袋を積み込んで出かけました。相変わらずそこここに座って夕日を見ている人もそれなりに多く、私もとりあえず夕日のの写真を撮り終え、恋人岬に設置している青石のテーブルに座り、ハーモニカを吹きました。「おや?、あの音源は?」と気づいた周囲の何人かがこちらを見ていましたが、4~5人の若い女性たちが近寄ってきて、拍手をしてくれました。
気を良くした私は緊張の糸がほぐれた女性たちと言葉を交わし、4~5曲夕日にまつわる曲を吹きました。私の勝手な思い込みでしょうが、ハーモニカの哀愁を帯びた音色は夕日夕焼けに良くマッチします。ハーモニカという楽器の難点は、口でハーモニカを加えて吹くため、同時に歌が歌えないことです。最近の若い人たちはハーモニカで私が吹く童謡などは歌えないようで、ましてや懐メロなどは知る由もなく、「自分は時代遅れな古い人間だ」と思いながら、勝手に思いつくまま吹きました。
「このところ 天気上々 雲もなく 自慢の夕日 まるでハンター」
「前かごに ハーモニカ入れ シーサイド 夕日に向かい 2~3曲吹く」
「ハーモニカ 夕日夕焼け 良く似合う 人はどうあれ 私は私」
「ああ今日も 幸せだったと 言い聞かせ 綺麗な夕日 彼方見送る」