人間牧場

〇ウッドデッキの大掃除

 人間牧場は私が役場に勤めていた現職を、退職した2005年(平成17年)に造り始めました。ゆえに1市2町が合併して誕生した新生伊予市と同じ歴史を刻んでいます。あれから16年経ちましたが、とりわけ風雨に晒され続けているウッドデッキは、高温多湿な気候もあって少し老朽化の兆しが見え始めています。最初の目論見では10年~15年くらいが限界かな?と思っていましたが、度々防腐剤を塗ったお陰でしょうか、まだ危険なほどではないようです。

掃除を終えたウッドデッキ
観音開きの掃き出し窓で仕切った異空間
暑かった夏も終わりました

 今年新しくリニュアールしようと思いましたが、木材の値段が高騰していて断念したので、とりあえず防腐剤を塗り、後2~3年持たせようと思っています。ウッドデッキの張り替えには安く見積もっても30万円~50万円かかるようで、痛い出費ながらそのことを見込んで資金蓄積も何とか目鼻が経っているので、建築設計の仕事をしている息子の判断に委ねたいと思っています。そんな思いを込めて昨日はウッドデッキの大掃除をしました。

 昨日は2時間ほどかかってウッドデッキ下の草を刈ったりしました。すっかり綺麗になったウッドデッキは畳25畳の広さがあり、観音開きの自慢のサッシ掃き出し窓を開けると、水平線の家の板間とウッドデッキが25畳+25畳=50畳の広さになります。これまで最高100人集ったことがありますが、ウッドデッキの魅力は眼下に広がる瀬戸内海の眺望と、四季折々の季節感です。特に夏ウッドデッキにステンレスパイプを取り付け、防虫ネットで自作した蚊帳ですっぽり覆うと、異次元の世界が現れます。

 夏の天の川が横たわる満天の星空は、周りに光源がないだけに良く見え、遠望の彼方に道後平野や、民俗学者宮本常一の出身地周防大島が横たわって、20年間21世紀えひめニューフロンティアグループが無人島に挑む少年のつどいを行った、ひょうたん型由利島共和国も一望できるのです。ウッドデッキの板目は北半球希望の星北極星に向いていて、コスモス(宇宙)牧場を表しています。背もたれ椅子を取り出し体を沈めると、不思議な発想力が湧いてくるようです。

「一人にて ウッドデッキの 大掃除 16年で 少し老朽」

「防腐剤 塗って延命 する方法 リニュアールするも 選択悩む」

「掃除終え 背もたれ椅子を 取り出して 体しずめて 瞑想ふける」

「この眺望 一人で見るは 余りにも 贅沢過ぎる 皆に裾分け」

 

 

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