人間牧場

〇夫婦会話のネタ話になる新聞投稿

 余程のことがない限り毎日新聞を読んでいます。私は一面から最終ページまで大見出し小見出しを走り読みした後再び一面に戻り興味のある記事を丹念に読んで行きます。「食事をしながら読まないで」と再三妻から注意されていますが我関せずです。

 ところが私と同じ時間に新聞を読みたい息子といつも競合し、仕事に出かける時間もあるので読む途中の新聞を息子に取られてしまうのです。息子が仕事に出かけたのを見計らって私は再び手元に戻った新聞を読み、終えると次は若嫁に手渡します。

 若嫁は実家の経営する喫茶店に勤めているため、お客さんとの会話上どうしても新聞を読んで世間の話題を知っておかないといけないので、くまなく読んでいるようですが、妻は夕食が終わってテレビを見ながら読んでいるようです。

 新聞の川柳欄やお悔やみ欄、それに投稿欄は夫婦会話のネタによく出てきます。昨日も神奈川県に住む71歳のMさんという男性の、「妻が願った最後の7日間」という投稿が夫婦の話題になりました。Mさんの奥さんは1月中旬他界していて、入院ベッドの枕元ノートに詩を残していたそうです。

 亭主関白な私の場合、妻の存在は空気のようなもので、パートナーシップなど考えず結婚以来50年生きてきました。最後の「2人の52年ありがとう」を思う時、今からでも遅くはない妻への配慮や感謝を、殊勝にも実践したいと少しだけ思いました。

「毎日の ように新聞 読んでます 投稿欄で 心が動く」

「今年は 結婚以来 50年 自分の人生 重ねて思う」

「当たり前 空気のような 妻存在 大事にせねば 天罰当たる」

「妻なくば 生きて行けない この私 関白宣言 取り下げました」

 

 

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