人間牧場

◯義兄の訃報

 この一週間、末期がんを患い自宅で緩和ケアーをしている義兄の元へ、毎日妻とと二人で片道50キロの道を見舞いや様子をうかがうため通っていました。昨日も午前中に見舞って、かなり厳しい病状を実感しながら午後3時頃帰宅しました。

 帰宅して2時間も経たないうちの午後5時頃、妻の実家から義兄がついさっき、亡くなったという悲しい訃報が届きました。覚悟はしていたものの兄弟である妻の落胆は察して余りものがあり、慰めの言葉もありませんでした。妻は寂しさを紛らすように、何かと取り込んでいる実家のために、持参する天ぷらなどの料理を作っていました。

 早速私たち夫婦は再び海岸国道を走って八幡浜まで行き、まだ体温の残る義兄と面会しました。長い闘病生活に疲れ、痩せこけた義兄の顔を見ると涙が止まりませんでした。明くる日からの仏事について相談した後、とりあえず昨日の夜は一旦自宅へ戻りました。

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