〇庭のモミジが紅葉しました
わが家は少し海から奥まった所にあるものの、海から谷に向って吹き込む海風は年中強く、そのため庭に植えているモミジ等は、強い木枯らしにあおられて一日で葉っぱを落としてしまうのです。ゆえに秋の紅葉は望むべきもありませんが、今年はどういう訳かまだそれ程大風が吹かなかったため、裏庭に植えているモミジがそれなりに紅葉して葉も落ちず、毎朝ダイニングで食事をしながら妻と2人で、秋の風情を楽しんでいます。
これらのモミジは私がまだ若い頃どこかに山登りした時、足元のコケの上に芽生えていたマッチ棒ほどの小さな苗を持ち帰り、畑の隅に植えたもので、その後適地を得たモミジはスクスクと成長し、毎年丸く葉刈りをして徒長を押えているため、私が手塩にかけて育てた自慢の一品に仕上がっています。モミジは春先の芽立ちや、夏の濃い緑、それに葉っぱを落とした冬木立と、季節感を存分に楽しませてくれていますが、やはりモミジ=紅葉でしょうか。
昨年の冬このモミジに雪が積もりました。私たちの地方は暖地ゆえ雪が積もることは滅多にありませんが、それはいい風情でした。多分写真を撮ったと思って、昨年のブログや当時の写真を捜して見ましたが、のふぞうゆえに見つけることは出来ませんでした。今朝は雨に塗れしっとりとした色合いでした。雨が上がるとそろそろ寒い北西の季節風が吹き、この紅葉したモミジもあと2~3日が見納めです。しっかりと目に焼き付けておきたいと思います。
「マッチ棒 程の小さな 山モミジ いつの間にやら こんなに立派」
「今年は 裏庭モミジ 紅葉し 食事しながら 窓越し風情」
「ああ綺麗 これぞ日本の 秋ですと 2人で紅葉 楽しみながら」
「このモミジ 芽立ち新緑 冬木立 わが家の庭で 四季を演出」