〇シイタケの原木ホダ木が届きました
昨日の午前中は、自宅周辺の落ち葉を集めて家庭菜園の横で焼却したり、夏野菜の名残であるトマトやピーマンの垣を片付け耕運機で耕して、少し見苦しかった菜園を綺麗に片付けました。お陰様で名残のピーマンやトマトは、夏のような瑞々しい味はしなかったものの、11月末まで収穫して食卓を賑わせてくれました。一通り片付いたところへ、大洲市田処の友人亀本幸三さんが、プリウスのトランクにしいたけの原木ホダ木を、10本ばかり積んでやって来ました。亀本さんは酪農家で、20数頭の乳牛ホルスタインを飼っていますが、もう20年来の親しい異業種友人なのです。亀本さんは若い頃から私が主宰したフロンティア塾に塾生として熱心に参加し、10年で40回開いた塾にも忙しい農作業の合間を縫って、40回の全てに参加した頑張るマンなのです。続いて人間牧場で開いている年輪塾にも、西田和子さんや仲間と共に参加してくれていますが、その前向きな生き方にはとても好感が持てる人です。
私が先日わが家の息子と孫たちが、裏山に置いている2本のシイタケ原木ホダ木にシイタケが生え、それを大事そうに楽しみながら収穫している様子をブログでアップしたところ、亀本さんから、「近々シイタケの原木ホダ木を持って行ってあげる」と、電話連絡があったのです。
車から降ろしたシイタケの原木ホダ木には、孫たちが喜ぶようにと、既に収穫できそうなシイタケが幾つも生えていて、孫の歓声が聞こえそうな気がしました。亀本さんはホダ木を庭に降ろすと、二週間後に迫った年輪塾で餅つきをする、もち米の準備等の打ち合わせを、立ち話でしたあと帰って行きました。少し重いホダ木を担いで裏山まで運び、既に置いているホダ木の横に行儀よく並べましたが、わが家は冬の季節風が強く当る場所だけに、適地ではないと思いつつとりあえず作業を終えました。
亀本さんの話によるとこのホダ木は、昨年お孫さんたちと一緒に植菌作業をして、森の中で養生していた物らしく、シイタケの生えていないホダ木も来年春には生えるそうで、楽しみが増えました。いつか孫たちを亀本さん宅の乳牛を見せに連れて行ってやりたいし、亀本さんに頼んで植菌作業も体験させてやりたい思いました。お金を儲ける農業は厳しいものですが、遊びの農業はこうして色々なことが楽しめるのです。亀本さんは酪農を楽農と言って、楽しみながらやっていて、私も時々牛乳をいただいたり、山里の美味しい手作り豆腐を、お裾分けをしてもらっているのです。
先日亀本さんから入ったメールで、近くの森に雷が落ちたショッキングな写真が送られてきました。自然の凄いエネルギーの痕跡に驚き、子どものころ人間牧場の大きなヤマモモの木に雷が落ちて、木が黒焦げになった様子を思い出しました。ヤマモモはその後見事に再生し、今も緑陰を保っているのです。
「シイタケの 原木ホダ木 届きたる 早速裏山 並べて養生」
「シイタケは いつでも生える 思ってた 息子や孫は それさえ知らず」
「シイタケの 芽吹いた ホダ木 いただいて 孫や息子は 早速収穫」
「シイタケは 体にいいと 皆が言う 何にいいのと 聞くも分からず」