人間牧場

〇孫たちと楽しい一日

 昨日は三連休とあってどの行楽地も、晩秋の穏やかな小春日和に恵まれて、混み合ったようでしたが、私たち夫婦も長男夫婦と孫3人を連れて、近所である中山町の鹿牧場や栗の里公園へ、急な思いつきで出かけました。いつもだと一緒に出かけるはずの娘と孫朋樹は、サッカーの練習日だそうで不参加となりましたが、その分日増しに口数も行動も賑やかになった孫希心(5歳)、尚樹(5歳)、奏心(3歳)を伴っての遊びは、何かと大変なのです。
 チャイルドシートの関係で孫3人は息子夫婦の車に乗せ、私たち夫婦は自分の車で出かけたため、道中は静かな雰囲気でソプラノ歌手二宮典子さんからいただいた、CDで童謡を聴きながら、車窓に広がる紅葉を満喫しながら、自宅から30分足らずで鹿牧場へ到着しました。孫たちにとって動物に出会うことはとても楽しそうで、自動販売機で餌を買い求めて30匹ほどの鹿の群れに餌をやるのがハラハラ、ドキドキで、近くの草やドングリも拾い集めて大いに盛り上がっていました。

楽しそうにふざける孫たち

 

群がる鹿

 その後直ぐ傍のフラワーハウスへ入り見学しました。バナナがなっているのを見たり、この時期は少ない咲いている花を見たりしましたが、孫たちには広場の向うの遊具が目に入ったようで、大きなツリーハウス遊具に登ったり降りたりしながら、心地よい汗をかきました。その後国道傍の栗の里公園内レストランまで降りて、バイキング昼食をすることにしましたが、運悪く昼時と重なったため、込み合っているわけでもないのに客が動かず、30分以上も待ちました。やっとの思いで席を確保しましたが、私たち大人にはそれなりの料理でしたが、孫たちにとってはメニューが少し物足りなかったようです。
 それでも大人千円、子ども300円で満腹となりました。妻や家族にとっては知らない人ばかりですが、お客の中には顔見知りの人も数人いて、あいさつや立ち話をしました。妻が言うように私と同行すると、必ず顔見知りの人に会うため、冷や冷やするそうです。特にお偉い人に会うとあいさつもしなければならず、時々戸惑ってしまうそうです。そういえばリタイアしているとはいえ私も、新旧の友人がいたり講演等で日常的に出歩いているため、私が知らなくても相手が覚えている人もかなりいて、昨日のように見知らぬ人から、「お元気ですか」といきなり言われても、失礼ながら顔と名前が一致せず、困ってしまうことだってあるのです。

 息子たち家族は、若嫁の実家へ向かうため昼食会場で別れ、私たちは孫を松山のマンションまで送り届けて育爺、育婆の役目を終えました。いつものことながら外出すると必ず夕方5時頃には、妻が自宅で待っている親父の、夕食を作るため自宅へ帰らなければなりません。母が死んでからもう12年が過ぎましたが、以来妻は親父の夕食を殆んど毎日、休むことなく作って隠居へ運んでくれているのです。94歳になって多少弱音を吐くようになった親父は、若い頃鼻ガンを患っているため、その後遺症で固いものは食べられず、食事の献立も中々骨が折れるようですが、長男の嫁に嫁いで来たばかりに、祖母や母の面倒も見てあの世へ送ってくれたり、親父の面倒を嫌がりもせずしてくれていて、感謝の気持ちでいっぱいです。昨日は妻の勤労感謝の日にしてやりたいと思った一日でしたが、妻は休む間もなく家族の世話を、一日中忙しくしていたようです。

  「三連休 最後一日 隣町 孫たち連れて 行楽出かけ」

  「バイキング 私は好きで ないけれど 野菜中心 あれこれ食べて」

  「夕方に なれば必ず 時計見て 妻は帰りて 親父夕食」

  「同居する 親父の世話は 長男の 嫁の仕事と 割り切り感謝」 

 

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