〇私の苦手なものシリーズ(その13・酒が苦手)
私の苦手なものを思いつくまま以下の通りシリーズで書いてみましたが、いよいよ最後となりました。
①コーヒが苦手
②文字が苦手
③タバコが苦手
④英語が苦手
⑤パソコンが苦手
⑥肉が苦手
⑦学歴が苦手
⑧ヘビが苦手
⑨注射が苦手
⑩ナイフとフォークが苦手
⑪選挙と政治家が苦手
⑫コンクリートの都会が苦手
最後の⑬はお酒です。私は元々酒がそんなに好きではありませんでしたが、青年団に入団して仲間に鍛えられ、次第にその量を増していました。ところが仕事と青年団に酒が加わって、25歳の時意識不明になるという大病を患いました。その結果役場に就職したのですから世の中は分からないもので、朝日新聞が私のことを書いた記事に、「酒を飲み過ぎて公務員になった男」などというのが残っているのです。それでも健康を回復してから再び練習して、元をしのぐ酒量になっていました。
その後胆のうにポリープが見つかり、摘出手術をして間もなく68キロあった体重が入院手術後、僅か1ヶ月余りで13キロ痩せて、周りを心配させました。結果的に酒を止めた方がいいと医者から勧められ、12年前に好きだったビールを綺麗さっぱり止めたのです。こんなに潔く酒が止めれるものかと家族みんなが、自分自身の芯の強さに驚きましたが、以来12年間私の体内からはアルコールが完全に消えたのです。
ビールが冷えていないと妻を叱りつけたり、酒を飲まないとまちづくりは語れないなどと戯言をいっていた自分は、一体なんだったのかと思うほど、酒と無縁な人生を只今歩いているのですが、時々酒に酔った仲間を車に乗せてアッシー君をしながら、昔のことを懐かしむのです。昔の私は癖の悪い酒飲みで、どんなに外で大酒を飲んでも、必ず家で締めに酒を飲んでいたのですから驚きです。
酒を飲んで妻が迎えに来るのは当たり前とばかりに、深夜も平気で携帯電話が普及していなかった時代ですから、公衆電話を使って迎えに来させていましたが、そんな私の妻のことをいつしか仲間は「10円タクシー」と呼んでいました。酒を飲んで帰る途中締めのラーメンを、妻と二人で食べたため妻も少し太り気味でしたが、私が酒を辞めたと同じように締めのラーメンも食べなくなり、もとの体重に戻ったようです。
「酒のない国へ行きたや二日酔い」何て戯言を言っていた私も、酒を飲まなくなったため体重は56キロを維持していて、昔を知る人は「若松さん痩せたのではない?」と心配してくれますが、絶好調とまでは行かなくても体調もかなり良く、このままを維持したいと思っています。
多分私はもうあの世へ行くまで、生涯酒を飲まないかも知れませんが、酒で増えた仲間もそのまま保ち、いい人生であったと昔を懐かしむのです。今は反社会的な行動ととられる飲酒運転が基で職や信用を失ったり、新聞沙汰になることもなく人生を終われそうで何よりです。
それにしても、私の苦手なものは意外と多いことに改めて気付かされましたが、酒やタバコなどはさて置いて、英語やパソコンのように苦手と自慢しても自慢にならないものは、むしろ努力して克服しなければならないのでしょうが、どうやら時既に遅しでこのまま苦手を通しそうな雲行きです。
「指を折 苦手なものを 思い出す 1・2・3・4 あるあるあるわ」
「ブログにて 苦手なものを 書いてみる 13書きつ 呆れて終わる」
「人生は 好きと苦手が 同居する これもまたよし これも俺流」
「パソコンは 苦手と言いつ 朝晩に 今は毎日 まるで友だち」