人間牧場

○保健師さんの家庭訪問

 昨日は看護師さんや保健師によくよく縁のある日で、前もって連絡を受けていた市役所保健センターの看護師さん3人が、わが家へやって来ました。仕事を終えた午後6時頃なのでプライベートな訪問です。私が現職のころ一緒に役場に勤めていた人なので気心が知れていて、息子嫁も出産前後随分お世話になった間柄なので、息子たちの台所に案内し、お茶を飲みながら妻も交えて楽しいお喋り会となりました。
 看護師さんたちは息子家族と同居するため、わが家をリフォームしたことを知っていて、後学のために一度は見たいと言っていましたが、すっかり綺麗になった台所がすっかり気に入ったようでした。

 台所やトイレ等の水周りをリフォームすると家は見違えるように輝きを増すものです。特に若い人たちが憧れるのは女性であり主婦の城といわれる台所のようです。息子嫁は息子が設計管理したこの台所を相当気に入っていて、3歳と5歳のやんちゃな男の子を抱えながら、掃除や整理整頓もしっかりと行き届き、今のところは人に見てもらっても恥ずかしくない体裁を保っているようです。
 3人の保健婦さんの中でも、一昨年保健師を退職した女性は夫婦ともども古い親友で、わが家とよく似た親と同居の暮らしをしていて、子どもさんも大きくなったので、将来のことを考えているようで、妻と盛んにその辺のことを話し込んでいました。

 わが家が息子家族と同居を始めて早くも1年半が経ちました。同居を始める前に話し合いで決めた、食事は別々もすっかり板について、同じ屋根の下で肩を寄せるように生きれる幸せを、しみじみ噛みしめているのです。特に孫の存在は大きく、外出先から帰ると「お帰り」と元気な声で迎えてくれるし、息子嫁もまた妻と一緒にそれぞれ気を使いながら楽しく暮らしています。
 話は人生の生き方にまで及びました。私は仕事で殆んど家にいない中で、親と同居をして母と祖母を見送った妻の気苦労は、相当なものだったようですが、今の若い人には話しても言葉すら通じないのです。昨日は息子も少し早く帰り、来客中子どもたちを遊ばせてくれていました。
 外から人が来ることはとてもいいことです。人が来ることによって改めて、自分たちの暮らし方や生き方まで整理ができるのです。その意味で3人の看護師さんの来訪に感謝しています。折りしも長野県南牧村の今井さんから、見事な高原野菜ブロッコリーが届いていて、ほんのちょっぴりお裾分けして喜ばれました。

  「保健師の 三人娘 やって来て 家族ぐるみで 話し輪の中」

  「息子嫁 城と思える 台所 カフェオレ入れて 心和ます」

  「ブロッコリー お一つどうぞと お裾分け 南牧村 今年も届く」

  「妻話す 言葉しみじみ 聞きに入る 苦労かけたと 今頃思う」

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