○路地植えのブルーベリーが豊作でした
極度な酸性土壌を好むため、露地栽培は難しいといわれているブルーベリーですが、わが家の庭で栽培しているブルーベリーはその言い伝え通り、親友の西岡さんに植えてもらった鉢植えそのものをを並べて栽培していますが、肥料やりや夏場高温期の水やリがそれはもう大変で、これまでにも何度か水を切らし枯らしてしまいそうになりました。もうこの時点でブルーベリーの栽培を断念しようと思いましたが、西岡さんのご好意に報いなければと、今のところまだ頑張っていますが、そろそろ限界のようなのです。
8鉢あるブルーベリーの1本が今年の梅雨時期から様子がおかしくなり、ついには枯れてしまいました。言いにくいことながらそのことを西岡さんに報告すると、苗があるので差し上げるから植え替えるようにとの助言をいただいていて、これまた引っ込みがつかなくなってしまいました。
実は人間牧場の斜面を利用して、実験的にホームセンターで買った小さなブルーベリーの苗に加え、玉川町の友人からいただいた苗を10本ほど植えていますが、人間牧場の土質は大まか赤土で酸性と思われることから、露地栽培に適しているのかも知れないとの勝手な思い込みからでした。残念ながらその後の生育は、路地植えゆえ水こそやらないものの、施肥をしたり草を引いたりして少しだけ世話をしていますが、路地栽培はやはり無理かも知れないと思わせるように、中々生育してくれないのです。
ところが蜂の師匠である井上さんから借りている蜂の巣箱を挟んで植えている2本だけは、どういう訳か勢いがよく順調にその背丈を伸ばし、今年は沢山の実をつけたのです。
只今その巣箱には入口に蜂が群がるほどいますが、ひょっとしたらこの蜂たちがブルーベリーの花に群がって自然交配をしたのではないかと、これまた勝手に推測しているのです。今年の夏は例年になく人間牧場へ多くの人が訪れました。その都度自慢するようにブルーベリーの実を、皆さんに収穫してもらい食べてもらいましたが、ブルーベリーの木の直ぐ傍でミツバチがブンブン飛び交っているため、刺されたら大変と思うのか、皆さんは早々に引き上げるのです。それでもサイコーダイガクやまちづくり双海人などの催しの時は、私がボールに摘み取って冷蔵庫で冷やして食べてもらいましたが、美味しいと多いに好評を博しました。
一昨日人間牧場周辺の道沿い草刈りをやった折、蜂の巣箱を観察していると、たわわに実ったブルベリーが目に留まり、作業を終えてから摘み取りました。これが何と何とステンレス製ボールに二つもあったのです。妻の手土産に持ち帰りましたが、わが家の鉢植えはもうとっくに収穫を終えているため少し驚き、時ならぬ思わぬブルーベリーのプレゼントに大喜びでした。早速洗ってつまみ食いをしていたようでしたが、食べ切れなくて、半分以上を冷凍保存しました。妻は今年ブルーベリーを使ってジャムを沢山作ってくれていて、毎朝の食卓でアントシアニンの濃い紫色のジャムを、目にいいと思い込みながら、パンにつけて食べているのです。わが家のブルーベリーもそろそろ鉢植えから、路地植えに変えるべき時期に来ているようです。
「路地植えは 無理だと聞きつ 天邪鬼 ミツバチ味方? 順調育つ」
「紫の アントシアニン 目にいいと 言うからパンに 塗って食べてる」
「この三年 水やり欠かさず したものの そろそろ限界 妙案ないか」
「完熟の ブルーベリーを 頬張って 美味い美味いと 妻と二人で」