〇雪の白川郷(その2)
東海北陸自動車道の白川郷インターチェンジを降りて岩本さんの案内で先ず、世界文化遺産萩町合掌造り集落が一望できる城山展望台へ向かいました。沿道には除雪で出来たと思われる1mを越す白い雪の壁が出来ていて、縫うように展望台へ登って行くと、お店の裏側にまるで谷底を見るような形で合掌造りの萩町集落が一望できました。次々とやって来る観光客は口々に感嘆の声を連発していました。まさしくこの風景は観光パンフレットでいつも目にする素晴らしい眺望で、まるで夢を見ているような雪景色なのです。
岩本さんのご配慮で雪道を滑らないようにと、息子さんの長靴を貸していただいたお陰で滑ることもなく展望台でうっとり眺めていました。手持ちのデジカメで写真を撮りましたが、雪の集落はまるでモノクロ写真のように写っていました。岩本さんの友人でアマチュアカメラマンの方が、「記念に一枚撮ってあげましょう」と申し出があり撮ってもらいましたが、残念ながら横に知らない方が写っていました。
私たちはその後昼食時間だったので、集落に入り口付近にある御食事処ゆきんこというお店に入り、私は山菜そばと五平餅を美味しくいただきました。聞けばこのお店は岩本さんのお姉さんのお店だそうで、色々なお話をさせてもらいました。壁に貼っている一枚のポスターを見て驚きました。白川郷の結婚式を写したものですが、何とこれが岩本さんのかつての結婚式の様子だそうで、いい記念になったようでした。
「モノクロか 写った写真 白と黒 素人私 まるで芸術」
「念願の 白川郷に やっと来た 感激しつつ 集落眺め」
「これ僕と 指差すポスター 嫁入りの 姿凛々しき 紋付袴」
「日本にも こんな世界が あるなんて タイムスリップ したよな気分」