○あらし山での移動年輪塾②(交流会そして夜話)
夕方からは戸外に出て駐車場で夕食を兼ねたバーベキューパーティを行いました。清水さんが準備したものに加え、大河内さんや松本さん、亀本さんが持ち寄った品々が火を起こしたドラム缶の上の網に乗せられ、空腹だったこともあったし美味しかったこともあって、香ばしい匂いに誘われ存分に食べました。飲める人は生ビールが振舞われ、飲むほどに酔うほどにボルテージが上がって、楽しい交流の夕べとなりました。谷の向こう山から満月に近い月が印象的に昇り、月を鑑賞しながら大いに語り合いました。
片づけを終えて9時からは第2弾の催しです。馬路っくクラブの木下さんと依光さんが今回もすっかり腕を上げたマジックを披露してくれました。風船を膨らませて色々な動物を作る大道芸や紐を使ったマジックなど、ステージがないだけ見る人に身近で存分に楽しませてくれました。
私と大河内さん、鎌田さんと晴美さんがコールされ、紐を使った知恵の輪に挑戦しました。交差する紐を外すマジックは、種を知っている私はすぐに輪抜けできましたが、知らない鎌田さん晴美さんのペアーは、最後まで苦戦していました。
さてその後は私の落伍ライブです。この日のために亀本さんにお願いして作ってもらった行燈を使って若松進一翁夜話なる夜話を演じることになりました。電気をすべて消し、行燈の小さな灯りを頼りに私が話すのです。明るい暮らしに慣れている私たちゆえに、行燈の灯りだけの世界はかなり暗いものですが、そのことが話に集中させる結果となって、かなりいい線をいってるような反響でした。
亀本さん作の行燈は、小枝で表に人、裏に間を象徴的に使い、高さも今回新しく生まれ変わろうとする新東京タワーの高さにあやかって634mの千分の一の大きさにこだわった労作で、ほとほと感心しました。来月20日には夕方から落伍ライブをやるので、この小道具を利用したいと思っています。
「飲むほどに お国自慢の 饒舌さ 月も驚き 山の端に顔」
「行燈の 灯り便りに 夜話語る 恥かし顔が 見えぬもまた良し」
「腕上げた マジック披露 する友は 隣の国来る いわば外人」
「ガラクタと 思いし器 五千円 酔った勢い 高値に驚く」