○兵庫県から8人のお客さん
兵庫県西宮に住むNPO法人コミュニティ事業支援ネットの東朋子理事長さんから、今月の初め是非逢いたいとメールが入りました。私の予定が詰まっているのに7月18日~19日の2日間来るというのです。夏の2日間はふたみの夏祭りの最中だし、来客に加え講演も入っているので無理と思いましたが、遠来の友でもあるし8人で来るというので無理に断ることも出来ず、バッティング覚悟で承諾しました。
何年か前東さんのお世話で兵庫県へ2度も講演に行き、東朋子さんもまだ水平線の家しか出来ていなかった人間牧場を訪ね、ついでに立ち寄ったわが家へデジカメまで忘れるというハプニングがあって、日ごろは緻密ながらどこか抜けた阪神人らしい優しさを思い出しながら、一行の到着を待ちました。「18日午後4時わが家で待つ」というメールどおり7人の若者を連れた東朋子さんはやって来ました。
早速わが家の煙会所や海舟館などを足早に見学し、早速一行の乗ったワゴン車を従え、私は東さんを助手席に乗せ人間牧場へ向かいました。道すがら何年か前私の元へやって来た後の足取りについて話を聞きました。その後自らが立ち上げたNPOコミュニティ事業支援ネットは、紆余曲折を経ながらも10人の若者を雇用するまでに成長したようですが、市議会議員のご主人との出会いや諸々は、相当な苦労があったようでした。
案の定先約のハワイアン協会の皆さんとバッティングしてしまいましたが、それもまた愛嬌でむしろ私の元に留めもなく集まる人の輪を見ていただく意味では良かったようにも思いました。ハワイアン協会の方々が帰った後で早速1時間半ばかりお約束の研修をさせてもらいました。リクエストした落伍本の「黒いボールペンで書く」という一話をテーマに落伍ライブをやりましたが、市議会議員のご主人が参加していたのでタイムリーな話になりました。
折りしも降り出したスコールのような雨も上がり、記念写真を撮るころには西に傾いた夕日が絶景の海岸線を印象的に照らしていました。後片付けをして元来た道を帰りましたが、やはり東さんは私の助手席に座って私のレクチャーを熱心に聴いていました。時折目頭を押さえるシーンもあって、今回の研修に何か突破口を見つけたような印象を持ちました。今朝のメールで、あの日はふたみの夏祭りの花火を見たことなど、その後の足取りを伝えてくれましたが全員無事西宮に帰ったようでした。
毎日のように私との出会いを求めて来る人の中には、興味本位で来る人、一回限りで終わる人、定期的に来る人、悩んだ時や壁にぶつかった時来る人、東さんのように何度でも音信を重ねる人など様々です。人間は必要の論理で動くものですから、それはそれとして理解しますが、東さんのように遠隔地にありながらも助言を求めてやってくる人には、これからも誠心誠意大いに支援をしてあげようと思っています。
「大勢の 社員を連れて 久方に 牧場訪ね 積もる話を」
「人生を 物語るよう スコールが 降った後には 虹の祝福」
「落伍本 数ある話 ボールペン 選んで落伍 整いました」
「門叩く 人あり牧場 今日もまた 訪ねし人の 相談受ける」