○巣箱の中はまるで月のクレーターのようです
昨年もそうでしたがこの頃になると心配なことがあります。それは昨年から始めたミツバチ飼育のことです。巣箱は人間牧場へ四つ、自宅へ二つ設置していますが、幸運にもその中で空き家は1つだけで、5つも分蜂をしているのですから嬉しいはずなのです。しかし親蜂を入れて遠く野村町からミツバチ飼育の師匠が運んできたくれた巣箱は、その後出入りが芳しくなく、重箱型の巣箱も巣箱の底の敷板を捲ってみると、アリの大群が沢山の卵を産みつけていました。
そろそろ蜂蜜採集の潮時だと思いつつ観察を続けていますが、高知県馬路村の木下さんの紹介でいただいた3つの巣箱はそれぞれ大したトラブルもなく順調なようですが、それらの巣箱の入り口が最近何となく賑やかなようです。
巣箱の入り口に無数のミツバチがたむろしているのです。それは分蜂の時と見まがうほどの騒ぎなのです。私は早速野村町に住む井上登師匠のところへこの騒動の原因を調べたくてメールを送りました。2~3日して返信メールが届きました。原因は①活発な活動で巣箱がいっぱいになっている。②暑いので羽ばたいて風を送っている。③その他など、素人の私を諭すが如く書き込まれていました。確認のために巣箱を持ち上げてずっしりくるようだったら蜂蜜を採集する適期のようだとも付け加えていました。
昨日人間牧場へ行き、草刈の合間を縫って黒頭巾を被りビニール手袋をはめて、刷毛とヘラを使って底板の掃除をしました。最近は馴れたもので蜂も私のそんな行動を知ってか知らずでか、ミツバチの大群の中へ手を入れても平気で、攻撃さえもしてこないのです。昨年のハラハラ・ドキドキがまったく?のようです。
(昨年4升を採集したツリーハウス横の第3巣箱の中)
巣箱の底板を抜いて掃除をしたついでにデジカメを差し込んで撮影しましたが、フラッシュの光に動じることもなくミツバチたちはおとなしく巣箱の中で活動していました。掃除をしなかった種蜂用の巣箱は最近元気がなく、時折出入りする程度ででしたが、他の3つはどの巣箱もしたから中を覗いてみると、巣が随分下まで垂れ下がっていることが確認されました。この分だとかなりの蜂蜜が期待されるようです。
今日か明日には梅雨も明けるようなので、早速井上登師匠にメールを送り、蜂蜜採集の相談をしようと思っています。折角働き蜂が休むことなく集めた蜂蜜ですからしっかりと採集したいと思っています。
「心配と 期待が混じる 巣の中を デジカメ覗く 蜂の大群」
「うわあ凄い 月のクレーター 見てるよう 何万何千 いるのだろうか」
「去年より 期待持てそう ワクワクだ 子ども喜ぶ 顔が浮かんで」
「梅雨明けの 空の青さが 我を呼ぶ 蜂蜜採集 今から楽しみ」