○港の美術館のリニュアール
先日隣町大洲市長浜町今坊の津田さんという友人から、一通の手紙を受け取りました。手紙といっても、喜多灘漁港の突堤に絵を描く港の美術館の絵の募集要項チラシなのです。港のコンクリート斜面に絵を描いて美術館にするというアイディアで、まちづくりを勧めていることは知っていましたし、離乳アールの度に寄り道程度で見学に行って鑑賞したことも何度かかりましたが、離乳アールしてから早くも3年が経ったのかと、あらためて時の流れの速さに驚いています。
昨日は宇和島へ行くため海岸国道378号を大洲に向けて走りました。今坊の津田商店の前を通った時、伊方町三崎の塩崎さんから電話が入り、受電のために津田商店の前の空き地に車を止めました。電話が終わって折角だからと津田商店の中へ入り奥さんとお話をしました。聞けば梅雨の晴れ間の今日は、娘夫婦も港でリニュアールの準備をしているとのことなので、少し余裕の時間もあるので引き返して港へ行きました。
津田さんはじめ顔見知りの人たちが、書かれた絵のペンキをはがしたり、はがした場所に新しい白いペンキを塗る作業をしていました。汗をかいて作業しているのに悪いと思いながら声をかけ、少しの間お話をさせてもらいました。私も少しでもお役に立ちたいとあちらこちらで参加を呼びかけてきましたが、もう少し空きがあるそうなので、このブログを読まれた方は家族でも団体でも地域でもいいですから、是非参加して欲しいと願っています。
(ペンキを塗るメンバー)
ちなみに私の似顔絵を2度にわたって書いていただいた長浜の画伯こと清水敏宏さんの前回の作品は、赤橋をバックにしたユーモラスで漫画チックな綱引きの写真でした。この絵も昨日で3年間の役目を終えて剥がされ、その上に白いペンキが塗られて新しい絵が描かれることでしょうが、これまでの作品は全てデーターベース化されて保存されているそうです。
まちづくりはエンドレステープのようなものです。続けることはそれなりに苦労もあります。でもオンリーワンの喜びもあるはずです。津田さんたちの活動はまだ苦労と喜びを天秤にかけたとき、幾分か喜びが大きいし、行動を起こさなければ何も変わらないことを知っているのです。
隣町の皆さんの熱意と行動力に大きな拍手を送りたいと思います。
「立ち寄った 港の小さな 美術館 汗を拭きつつ リニュアール作業」
「苦しさと 楽しさ天秤 イーブンか 続けることの 意義を見つけて」
「直ぐ隣 頑張る人が 黙々と 負けちゃおれぬと 決意も新た」
「この秋は 港に面した 美術館 是非とも孫に 見せてやりたい」