○中学生が人間牧場で職場体験活動
最近の学校教育は、学校内での教科書による学習以外に、地域に出向いて様々な体験を経験する学習機会が増えているようです。昨日は地元双海中学校の生徒が職場体験で人間牧場へやって来ました。「えっ何で人間牧場が職場なの?」と思うかも知れませんが、実は人間牧場では教育委員会が人間牧場と共催で子ども体験塾を開いていて、公民館主事さんがその事務局として企画立案や運営に深く関わっているのです。つまり中学生が職場体験先として選んだのが公民館で、その職場で働くのが公民館主事さん、まあ早くいえば職場体験の下請けみたいなものなのです。
宮栄君と吉田君は公民館主事の赤石さんに連れられて、約束どおり午前9時に人間牧場へやって来ました。私は今週末日曜日に公民館OBの人たちが夏の勉強会で見えられるので、8時前に人間牧場へ到着して草刈機をブンブン回して草刈をしていました。既にウッドデッキ周辺の草を刈り終わっていましたが、二人の中学二年生と赤石公民館主事さんの仕事は5月24日に植えたサツマイモ畑の草引きや草刈なのです。
その後サツマイモはすっかり順調に育っていますが、畝間には雑草がかなり生え、網で作ったフェンスにもカズラや雑草が生い茂っているのです。3人は私の指示や指導に従っていっぱい汗をかきながら草取りをしていました。
私はもっぱら周囲の草刈に専念し、まるでスカートを捲るように網を市中の上に上げて草刈機で草を刈って行きました。維持間あまりの作業で全員かなりの汗をかきました。幸い赤石さんの用意した蚊取り線香や虫除けスキンガードのお陰で蚊やブトに刺されることもなく作業を終えることが出来ました。
三人は冷蔵庫から取り出した三ツ矢サイダーを美味しそうに飲み長柄私の質問に答える形で雑談しました。「将来何になりたいか」「何でこの職場を選んだのか」「仕事をしての感想は」などと聞きましたが、面白い話を随分聞くことが出来ました。
宮栄君と吉田君はおもしろ教室の終了生で小学生の頃人間牧場でサツマイモ植え体験をしているので、この日は今まで経験したことのないミツバチの巣箱掃除をしてもらうことにしました。まず私が実際に防虫用の黒いネットを頭から被り、ビニール手袋をはめ、実際にやって見せました。この日は天候のせいでしょうか、どの巣箱も沢山のミツバチが入り口付近に群がっていて、底へ手を入れるのはかなり勇気が要るような雰囲気でした。
二人はミツバチに刺されはしないだろうか心配で、最初は多少腰が引けていましたが、黒子にも似た防虫ネットを被り、そのうち馴れてヘラと刷毛を使って上手く作業をしていました。特にミツバチの巣箱の中を実際にひっくり返して覗いたり、デジカメを巣箱の中に突っ込んで撮影したりして、そのド迫力に圧倒されていました。
作業後冷蔵庫に保管している蜂蜜の味見をみんなでしましたが、その美味しさにもびっくりしていました。3人はその後水平線の家の掃除を手伝い、午前中で山を下りて行きましたが、いい職場経験が出来たようでした。
「草取りと ミツバチ巣箱 掃除する 職場体験 苦しく楽し」
「汗かいて 体験すれば 忘れない 立派に育て 二人の子ども」
「ミツバチの 不思議発見 次々と 最後蜂蜜 美味い美味いと」
「束の間の 梅雨の晴れ間に 草を取る すっかり綺麗 ビフォー・アフター」