○孫と一緒に午睡をしました
昨日は松山へ行ったついでに、長男のマンションを訪ねました。長男の嫁は私がコーヒーを飲まないのに、何故か喫茶店を営む家から嫁いで来ています。しかもその喫茶店は、住んでいるマンションから100歩ほど歩けば到着する、直ぐ傍なのです。ゆえに嫁は結婚する前も結婚してからも、その喫茶店に勤めていましたが、二人の男の子どもが生まれてからは退職して家業に専念しているのです。そんなこともあって私はコーヒーも飲めないのに、狸が石を投げるくらいほんの時々この喫茶店を訪ねるのです。店のオーナーマスターは嫁の父で、嫁の母と従業員がウエイターを勤めている小さな喫茶店なのです。小さくても松山ではちょっと名の知れた「珈人」という名前の喫茶店らしいのです。
店を訪ねカウンターに座ると、コーヒーを飲まないことを知ってるマスターは、私のために注文しなくてもブラックならぬホワイト、つまりホットミルクを棚に並んだ何百とあるカップの中からお気に入りを選んで出してくれるのです。クラッシック音楽など分からなくてもマスターお気に入りのレコードでBGMを聞きながらミルクを飲むと、親の知らない間にこの店に足繁く通い、喫茶店の娘と愛を育んだ息子の気持ちが、どこか分かるような気もするのです。そんな訳ですがコーヒーを飲まない私にとって喫茶店はやはり遠い存在のようで、息子のマンションに所要で立ち寄っても喫茶店には立ち寄らない不義理をしているのです。
昨日嫁と孫は午前中、コミセンであった親子体操教室に出かけていて留守でしたが、昼ごろには帰るというのでその時間に合わせて牛乳やインゲン豆、頂き物のウィンナーなどを保冷バッグ入れて持って行きました。「冷蔵庫が空になっていたので助かる」と、息子の安月給を笑ってカバーしていましたが、「お父さんお昼ご飯を一緒に食べよう」と誘ってにわか作りの梅味山掛けソーメンを作ってくれました。これが中々の味で、孫たちと一緒にキャーキャー言いながら美味しく食べました。3歳と1歳の孫たちも日に日に成長、上の希心はオムツも取れ言葉もしっかりして私の遊び道具のように「じいちゃんじいちゃん」とまとわりついて来るのです。下の奏心は歩きもしっかりしてお乳を止め、もう一人前を主張しています。
午睡の時間になり、孫たちと一緒にマンション4階の心地よい風の入る部屋で、私もごロリつい寝込んでしまいました。孫の寝顔を見ながら、孫と一緒に午睡が出来て何となく幸せな気分になりました。たった2時間ほどの短い時間でしたが、孫たちはずっと一緒にいるように懐いて、本を読んだり遊んだりして過ごしました。
午後の会議が3時からあるので帰ろうとすると、1歳の奏心は一緒に行くと泣いて追っかけて来るのです。孫は私に活力を与えてくれる生き物のような気がしました。
「孫二人 同じ部屋にて 午睡する 手握り返し いるを確かめ」
「孫の顔 見れば元気が 出るような そんな気がする 嬉しい出会い」
「孫の前 私の目じり 下がってる いつもこんなに 暮らしたいもの」
「嫁作る ソーメン美味く 舌鼓 その上午睡 何て幸せ」