息子の書いたこの一枚の設計図に基づいた釜戸小屋整備プロジェクト工事がいよいよスタートしました。この二日間、その工事の行方を見届けるような行動を炎天下で行いました。その一部始終をブログに記録し記憶させておきたいと思います。
まず水平線の家の南側の敷地をミニ重機で掘り土台作りをしました。ここには息子が友人から頂いた古い瓦を埋めて少しい洒落に演出していた前庭ですが、無残にも土建屋さんの手によって取り外されてしまいました。敷地としては畳4枚分くらいの土が削り取られ、倉庫下の駐車場に移動されました。
造成が終わると敷き砂利で固められ、鉄筋が組まれました。排水と給水のためのエスロンパイプも埋め込まれました。その後板で外枠がつけられ、その後のコンクリート工事のための立ち上がり鉄筋も組まれて土間づくりの基礎工事は終わりました。
今度は練りこみです。ミキサー車から一輪車で運び込まれたコンクリートが奥まった場所から順次入れられ、次第に土間らしくなってゆくのです。柔らかいコンクリートの上に長靴をはいた人夫さんはかんじきのようなものをつけて入り、木製の鏝で器用にならして行くのです。
ミキサー車の運転は土建屋の社長が伊予市大平の大協生コンから運んできたものです。よくも入れる量と運んでくる量が一致するなあと感心して見ていました。考えてみれば何のことはありません。縦×横×高さ=生コンクリートの量なのです。
全てのコンクリート打設は1時間ほどで終わりました。固まって少し硬くなった頃に再び人夫さんが鏝で仕上げをしてこの日の作業は終わりました。一番奥の少しくびれた部分あたりに釜戸を築炉する計画ですが、ここまではかどるとおぼろげながら私にもその姿が描けるようになってきました。
作業二日目です。昨日打設したコンクリートも夏の暑さですっかり固まり、その上にマク板を並べて地上部分の工事が始まりました。型枠組みという作業です。コンクリートを流し込んでも外にはみ出さないよう、またコンクリートの圧力で膨れないようしっかりと固定されてゆきました。
ふたたび生コン車がやってきてあゆみ板の上を器用に一輪車でコンクリートが運ばれてきて、順次流し込んで行くのです。この部分はコンクリートの打ちっぱなし工事なので、バイブレーターを突っ込んで空気を外に出し、豆ができるのを予防していました。
やがて一連の作業は昼過ぎで終わりました。周辺を片づけ鏝でならしてこの日の作業が終わったのは午後3時ころでした。真夏の暑い太陽が照りつける中での作業は人夫さんは勿論のこと見てる私も汗だくでしたが、いい仕事をしていただきました。後は養生をして型枠を外し整地をすれば終わりとなり、大工工事へバトンが移ります。
「土建屋の 一部始終を 見学す お陰で顔は 真黒日焼け」
「設計図 見ただけ俺は 分らぬが 餅屋は餅屋 偉いもんだね」
「さあ銭の 工面をせずば なるまいと なけなし財布 打ち出の小槌」
「柔らかい コンクリ何故に 固まって 石になるとは 何とも不思議」
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kazuさん
こんな便利な時代に何て馬鹿なことをとお考えでしょうが、私のような人間がいるから世の中は面白いのです。
もうすぐ釜戸小屋ができますよ。どんな小屋ができるか楽しみです。
人間牧場主 若松進一
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親の背中を見て育ってる・・・(笑)
お釜でご飯炊くなんて・・・我々には思いつかない
いかに 寝ていてもご飯が炊けるか・・・(笑)
指パッチンで お風呂も湧く 事を考えてますけどね~~